今宮健太
2009年 8月21日 夏 甲子園球場
この日一番の注目は いわずと知れたみちのくの豪腕 花巻東:菊池雄星
本日の対戦成績2打数無安打
春のセンバツではくるとわかっていても打てなかった内角の球をまたしても打てなかった
延長10回に勝ち越し打を浴びてまたしてもセンバツで敗れた相手に不覚をとった
試合後には「こんな自分でも150キロ投げられるって子供達に伝わったかな」
とインタビューに爽やかに答えた才能がそこにはたしかにあった
171cm 69kg 右投げ右打ち(遊撃手 兼 投手)
その小さな体には間違いなく溢れんばかりの才能と、間違いなく観客を魅了する類まれなる身体能力が同居していた・・・・・・
大分明豊高校 今宮健太 背番号6
9回1死三塁 1打逆転のピンチ 投手山野からボールと共に「ごめん・・」という言葉を受け取った
打たれるわけにはいかなかった
仲間達の期待に応えたかった
いつの時代もヒーロー達はどんな絶望的な状況でも期待に応えてきただろうよ
まさに圧巻
1人目の七番 佐々木へは自己最速の154キロを記録し三振
2人目は5連続150キロ台の速球で2者連続三振
1打逆転の大ピンチを今大会ナンバー1のインパクトを残し、見事仲間達の、ファンの期待に応えた
試合は10回に勝ち越し打を許しチームも敗退してしまったが、試合開始前会場に足をはこんだ観客の頭にあった「注目の菊池雄星を見たい」は試合終了後には「今宮健太をもっと見ていたかった」に書き換えられていたことだろう。
今年のドラフトは最大10球団が競合する可能性すらある注目の岩手花巻東の菊池雄星、高校通算69本塁打の長距離砲の神奈川横浜高校の筒香嘉智、将来性十分の青森光星学院の下沖勇樹、センバツ優勝投手の長崎清峰の今村など非常に楽しみである。
もちろん1番の楽しみは今宮健太の行く先である!
「プロになれるならなりたいです」
甲子園後に力強くそう語った今宮
ならばついて行こう!これからもファンをワクワクドキドキさせてもらおう!
期待に応えられる選手
記憶に残る選手
我々ファンが本当に好きだって言えるのはそういう選手だろうな・・
通算2000本だろうが100本だろうがかまわない
数年後、WBCの決勝 米対日本 9回ニ死三塁 打席には今宮健太・・・
そんな場面を思い描くたびにワクワクが止まらない!