Bon Voyage | 千葉県津田沼古着屋ガレージセール

千葉県津田沼古着屋ガレージセール

千葉県津田沼で1990年に創業した古着屋ガレージセールのブログです。 http://kawagutufurugichuuko.com/





「 いままでに、これだけはやったな、
  と言える練習はある?」




彼の答えはこうだった。




「 僕は高校生活の3年間


1日にたった10分ですが、
寝る前に必ず素振りをしました。


その10分の素振りを
1年365日、3年間続けました。

これが誰よりもやった練習です。」






僕の友人にNという男がいる




高校時代のラグビー部の
同期で、3年生の秋の大会まで
彼と僕の二人だけは



最後まですべての練習に
参加し、引退まで頑張り続けた





小さい身体ながらも
最前列でスクラムを支え



ラガーマンのファイティングスピリットを
胸に最後まで走り続けた彼は
僕にとって生涯の友人だ




そんな彼なのだか


もともと心優しい性格で
内気な男だったので


社会に出てからは
仕事のストレスで太り始め



20年経った今では
高校時代より
50kgも体重が増えてしまった




頭が良い彼は
おもしろダメキャラに徹し


今度こそ自分は
ダイエットをする!というのをネタにして
過去20年間
笑いを取ってきたが



実際の所、やせる気配は
一向にない





愛すべき N君よ


さすがに、命を縮めていると
思れます


少しは体重を落としてくれ




そんなNが
なぜやせないのかというと
理由は簡単で


ただ単純にダイエットを
続けないからである




結果がでるまで
やり続けられない




物事を上手くいかせるには
結果がでるまで続けること



当たり前の話である





しかし人間は弱い生き物


「 結果がでるまでやり続けろ 」と


言われてもやり続けることは
なかなか難しい



人の忍耐力には
限界があるわけである




これはかつて
プロボクサーとして
減量も体験してきた僕の
個人的な意見だが



ダイエットを続けられない人と
続けられる人との違いは、
単純なことで



ダイエットの目的を


「 体重減 」と、するか
「 健康になる 」と、するかだけの


違いなのである




最初の人は
とりあえずダイエットはやるけれど
「 体重減 」 という結果がでないと



失敗したと思い


悔しい気持ちや自己嫌悪におちいって

辞めてしまう



でも、二番目の人は
結果を「健康になる事」
だと思っているので


体重が思うように減らなくても
やめてしまうことがなくなる




例え、体重減に失敗したとしても
その失敗するまでの過程で


健康になるために
してきていることがあるからだ



これまで、やせたいとか
口ではいつも言いながら


買わなきゃ存在しないはずの
お菓子とかジュースを
買うのをやめてみたり




自分なりに好きで
これだったらやれるという
運動をしてみたり



以前より健康になるために
小さくてもなにかしらを
してきている



そこに着目すると
体重が減らなくても結果は
ゼロではなく


以前より良い方向に
向かっていることが分かる



なので、失敗が失敗でなくなり


また次のダイエットに

向かうことができるのだと思う




この考え方は
見方を変えると
あらゆることに使えると
僕は思っている



結果が出ないからと言って
すぐに嫌になってしまう人は



短期的にとにかく早く

結果だけを
求めすぎるんだ



うまくいかないからといって
自分が嫌になって
ふてくされても


誰も何とも思いはしない




短期的に結果が出るほど



その間、自分の人生のすべてを
投げ捨てて
そのことだけに集中し



死ぬほど行動したというならば



イヤになって
ふてくされる気持ちも
同情できる余地はあるのだか




そうではないというのなら



結果ではなく
とにかく、スキルを得ることに
集中すること



ダイエットならば
健康になるための
行動を続けること



それが、いずれ
自分の人生に大きな結果を

もたらしてくれるはずなのである




そうと信じていなければ
僕のような凡人は


結果が出るまでの時間

つらくて長くて、とても
絶えられないではないか



だからこそ

継続こそが力なのだと

信じよう



愚直に行動を続けることだけが
人生を導くコツなのだと
信じよう






高校生活の三年間


一日にたった10分


寝る前に素振りを続けたと
言ったのは




オリックスブルーウェーブ時代



若き日の
イチロー選手なのである