モトラ号のエンジンの分解とかの作業デス
副変速機のところまではスプロケット摘出のため開けていましたが、ストロークアップのためのクランク交換が必要ですので全部バラします
それにしても汚いエンジンです

まぁ何というかモトラエンジンはカブ系の横型エンジンなんですが、特殊なところが色々有りまして世の中のバイクが6ボルトから12ボルトへ変貌している時期のモノでモトラ自体は6ボルトなんですが点火方式はCDIだったりとか、確かにカブにもそう言った機種が有りました
「エコノパワ-」とかそんなフレーズがバイクのどこかに記されていたのですがエコノパワ-て何ぞや?でした
まぁ変なところのひとつがカムの形状です6ボルト時代のベアリング無しのモノから両サイドにベアリングが付けられて、なぜか?モトラかこの6ボルトCDIのエンジンだけかも知れませんがカムスプロケットの取り付けがボルト3本です
昔タケガワからだけハイカムが出ていたと記憶しています
俗に言うところの中華エンジンの107CCのモノですが、このモトラ系のカム形状がコピーされています
数十機程度この中華エンジンの良いとこ取りしたエンジンを作ってきたので自分は見慣れていますが、普通にあんまり見かけないカム形状です
今回は中華エンジンの部品からカブ90風ストロークのクランクを移植して ボアは確か?52.5だったかな?のシリンダーを組むためにクランクケースのボアの拡大(自力で削る)や各ベアリング交換、オイルポンプ交換、オイルポンプシャフトが90風クランクと干渉するので逃がしで細くするかカブ90用のシャフトに交換、ストロークが変わるのでシリンダースタッドボルトをカブ90用に交換、ヘッドは中華エンジンのヘッドに交換します
え~と、色々迷いましたがクラッチはマニュアル化にします
理由は ギヤが3速しかないので巡行や最高速度に3速を合わせると必然的に1速がハイギヤになってしまうと思いますのでマニュアルだとクラッチミートで誤魔化しが効くと考えてです
モトラ保存委員会の方々からは外道と言われるかも知れませんね(笑)
まぁ良くなければすぐに元に戻せます
プライマリーギヤは69丁から67丁になります
多少ハイギヤになります
え~とフロントスプロケットが1丁大きくしてリヤスプロケットは40からとりあえず37くらいにして、エンジン内のスプロケットでちょこっとハイギヤになって…
まぁ、あとは走ってみないと分からないです
クランク交換とかの作業は夢中になりすぎて画像が有りませんが組み上げてるときに部品が出なかったのが左側のケースカバーガスケットです
こんなの、ファイルとか挟むピラピラのをケースに当ててマジックで書き写してから切り取りして定規にします
先に開けないと切り取ってギリギリのところに穴開けすると破れます 経験済みデス
少し大きめに切っておいて邪魔なところは少しずつ切り取っていきます
あぁソレとジェネレーターコイルが6ボルト用でシャバかったので倉庫から見つけてきた多分カブ90用のジェネレーターコイルとフライホイールに換えてます。
ついでに12ボルトに変換予定です
ドライバー2本指してる穴ですがクランクケースのオイルと副変速機の部屋のオイルの通り道の穴見たいですのでガスケットを自作される方はこの穴のところは必ず穴開けしてください
CT110エンジンと違うところはジェネレーターコイルがオイルに浸かっていません。今のインジェクションのエンジンがどうかは知りませんがキャブ仕様のカブみたいにジェネレーターコイルはドライです、なのでフロントスプロケット交換作業でもオイル交換はしなくて大丈夫です
副変速機のところから 少しこぼれるかも知れませんが副変速機にもドレンボルトが付いています
そして副変速機のところにオイル注ぎ入れのボルト穴も設置されてます
とりあえず 、こぼれるまでオイルを入れておきます
今日は組み上げたエンジンがちゃんと掛かるかの確認でした
なので積みます
確認出来たらまたエンジン降ろすのですが、まぁ塗装は最後です
積んでみて、最大の難関のキャブの収まりです
変な形のマニホールドのコレクションをアレコレ着けてみたりとかしますが、どれも合わなければ自作しか有りません
ギリギリ取り付けしても燃料タンクとも干渉しないのが有ったので取り付けてエンジンに火を入れます
多分バルブに汚れかカーボンが噛み込んでたのか中々エンジン掛かりませんでしたが百回くらい連続キックしたら無事に掛かって、その後は静かな良く回るエンジンなのを確認出来ました
自作したマフラーも程良い音量です
今日はココまで
お盆休みは塗装 かなぁ?
まぁ天気次第です
何色にするか決めてたけどケチが着いたので変更するかも?(笑)
何色って?ブルータスグレーの予定っす