いよいよ大詰めを迎える元XL230 工事ですが、エンジンの始動確認した際にガチャガチャ音が気になっていました

対応としてエンジンを降ろした時にカムチェーンオートテンショナーを新品に交換していました。

いよいよセルスイッチを入れて1発でエンジン始動しましたが、残念ながらガチャガチャ音は消えていませんでした。


まあまあ、落ち着いて基本ルールとしては次はタペット音を疑って調整してみます。

排気側を調整してみて少し詰めしろが有りましたのでスキマを詰めてからエンジン始動しましたが、相変わらずガチャガチャ音が消えません。

くじけずに吸気側を



え~と。

ん?

あれ?

アジャスターボルトとロックナットが付いていません。
ガチャガチャ音の原因はコレだと判明しましたけど、

じゃあ取れたボルトとナットは?ドコに有るのかな?
しばらくは自分の都合の良いように考えて
「きっと前のオーナーが分解して取り付けし忘れたんだなぁ~多分!うんうん!」
と言い聞かせていましたが、もしエンジン内に落ちてたらいつ機関に噛み込み破壊してしまう爆弾抱えてるのと同じだし…

お師匠さんに電話で聞いてみたところ旧車とかに良くあるらしいとのことで、大きなバイクはオイルパンがあるので取ってみたら、だいたい下に落ちてるとのことです。

エンジン内に有っても無くても自分の目で確認しないと走ってて不安が取れないので、もう一度降ろしてバラす事にしました。

それでも相変わらずの横着者で右側をバラしただけでなんとか磁石棒を中に突っ込みグリグリしたりして確認するも磁石に引っ付かないので、多分無いのだろう。と何度も自分に都合の良いように悪魔が「大丈夫だって」とつぶやきます。

もうこうなったら重い腰起こして真ん中まで割りますよ~。



あ!



よかった。
やっぱり中に有りました。

まあ、良く落ちる過程でギヤとかに噛まなかったなぁ~
ある意味、運の良いエンジンです。

ここから組み上げて積んでエンジン始動しましたらガチャガチャ音は無くなりバートマンロー風に言わせれば
「小鳥のさえずりのような」静かなエンジン音になりました。
よかったよかった。

次の休みにでも試運転出来るかな