「先輩。夢を見るってなんなんすかねぇ。」
昨夜。出張で行った岡山駅前にある飲み屋で後輩Dから投げ掛けられたこの言葉。
完全なる、いち社会人の酔愚痴である。
仕事も順調。彼はこっちが引くぐらいの可愛い奥さんと子供達による幸せな家庭を築いている。
「それ以上何を望むんだよ?」
誰しもが自分の立場だったらこう思うはず。他聞に漏れず俺も同じ事を答えた。
Dは煙草を目一杯吸い込むと、ゆっくり吐き出しながら答えた。
「…泥沼な不倫になってしまいました。」
Dはちょうど一年前までの自分と全く同じポジションをこなしている。
このblogを書いてた期間の大半をしていた仕事。
思い起こせば、たった2人で始まったあの部署は、次第に4人5人と増えていき、昨年末に後輩女子に引き継ぐ時には総勢40人の大部署へと成長していった。
そしてその中から新たなプロジェクトとして、Dと4人の小さなプロジェクトチームが発足された。
話によるとその内の1人と、家庭があるにも関わらず恋に堕ちていったらしい。
「先輩もTさんとそうだったんですよね?」
俺もTも結婚してなかったし、もちろん一線を越た事はなかった。
余談だがTは再び北海道に帰り、着々と目標としていたキャリアウーマンへの道を駆け上がっている。
「最初はそんなつもりはなかったのに、気付いたら一つになっていました。今は彼女の事しか考えられません。」
まるで不倫のお手本のようなコメントである。
社会人として、いや、部下を管理するものとしては絶対的タブーな不倫。
「野郎二人だけど、クリスマスイブになんて話をすんだよ~。」
と、おどけて話を切り上たが、後日東京へ戻ったらそこで話を詳しく聞く事になった。
Dの夢はその不倫愛を成就させたいという事か。
夢は叶える事が不可能に近いからこそ夢なんだと考えている。
すぐに叶えられそうなのは夢じゃなく目標。
俺の夢は昨年に叶ってしまった。だからこそ新たな夢を持たなきゃならないのだが、実は今も模索中。
小さな目標はいくらでもあるのだが…。
夢をなかなか見つけられないのも、アダルトな証拠なのかもしれない。
とりあえず来年は結婚でもするかな~(笑)
笑い事じゃねぇや(汗)