ストーリー1 魔境ガレオス
聖獣と呼ばれる強力なモンスター達が支配する「獣王界」。
僅かに存在する人間達はビースターを恐れ敬い、ビースターがもたらす恩恵の下で暮らしていた。
そんな中、ビースターと心を通わせ、共に戦うことが出来る人間がいた。
人々は彼らを聖獣士と呼び、人類繁栄の夢を託したのだった。
ビースターとビースターナイトを廻る物語が今、はじまる。
第1話「魔境ガレオス」
ー魔境ガレオス
未だかつてここに足を踏み入れ、無事に帰ってきた者はいない。
グレイ「しかし、退屈な魔境だな。かれこれ3日も歩いてるっていうのに景色は変わらないし、ビースターもでてきやしない。ここならオレの相棒に相応しい骨のあるビースターに出会えると思ったんだが・・・、見当違いか・・・。あ!あそこに小さな池が見えるな、喉も乾いたしちょっと一休みするか。」
ーガブル池
魔境ガレオスの奥地に存在する小さな深い池。
その深さは底無しの池と言われる神秘の池。
グレイ「ぷはー!生き返るぜ!腹も減ってきたから、魚でもいたらラッキーなんだが・・・。」
池を見渡すグレイ。
!(グレイ)
ガブルフィッシュ「人間だ!獲物だ!ガブガブガブッチョな〜!!」
グレイ「おっ、ようやくビースターが現れたと思ったら、なんだこのブサイクな魚は!」
ガブルフィッシュ「オイラは池の守護神、ガブルフィッシュだガブ!よくもオイラをブサイク呼ばわりしたガブな〜!これでもくらえガブ!!氷河弾。」
グレイ「うわっ!危ないじゃねえか・・・!」
ガブルフィッシュの突然の攻撃にグレイはよろけながらも回避した。
ガブルフィッシュ「久しぶりに人間が食えるガブ〜!みんな一気に襲い掛かるガブ!」
池に無数のガブルフィッシュが待ち構えている!
グレイ「望むところだ!まとめて相手にしてやるぜ!・・・と言いたいところだが、今は一旦引くか・・・。」
グレイは迫りくるガブルフィッシュの群れを背にガブル池を後にした。