愛妻家の夫と子ども二人に恵まれ、
それなりに幸せに暮らしていた私。
同級生である主人の亭主関白度はかなり強く、
カゴの鳥だと友達にはいつもこぼしていたけど、
それは主人なりの愛情だったんだなと今になれば実感。
そんな中、両親から引き継いだ自営業は売上がかなり低迷し、
少し離れた地域に支店を出すことに。
事業が下火になった苦肉の策の大借金。
かなり大きな賭けではあるが、自分達の理想を詰め込んだ新店舗は
４０代後半の夫婦の夢で一杯だった。
新事業開始。
新天地での開業。借金返済ももちろん多額。
そんな中、私は店の知名度を上げる為必死に働いた。
主人も残業三昧で深夜まで働いた。
思うようにならない事ももちろん沢山ある。
夫婦ケンカを昔からたくさんしてきた私達だったが、
それにも増してたくさんの言い争いに。
ある夏の日、いつもより増して激しいケンカになってしまった。
それ以来必要以外の口をきかない日が何日も続いた
そんな状態だからか旦那はいつもにも増して私に不満をぶつけるようになった。
どんどん状況はひどくなって、従業員の前でもヒステリックに罵声を浴びせるようになった
そんな毎日に耐えかねて、私は離婚を考えるようになった
そして、離婚弁護士を紹介してもらう為、訪ねた場所で
私は人生で最も驚くことに出会うことに…