世界エネルギーサンター

エネルギーセンター

 世界エネルギーセンターと言いますとみなさん何の事かと思うかもしれません。とりあえずパワーセンターと言った方が良いでしょうか?

昨年2007年、モンゴル人の間で一番人気な観光スポットはドルノゴビにある世界エネルギーセンターと言われるパワーセンターです。夏の時期の週末 だけで400人から500人が訪れるそうです。ここ3、4年パワーセンターを訪れる客が急速に増えました。増える理由は人々の願い事が叶いますから口コミ 情報で広がっていると考えられます。この勢いですとおそらく今年も人気間違いないでしょう。まだまだ外国人の観光客は少ないようですが、それから外国人の 観光客も増えるでしょう。

 初めは私の母が社員旅行でパワーセンターへ行き、とてもお気に入りの様子でした。これは母に聞いたお話ですが、母のお友達が2年前にパワーセン ターを訪れて「来年中に一軒家を建てられます様に」と願い事をかけたら本当に一軒家を建てられたそうです。この話を聞いた母の同僚は半信半疑で御酒好きな 友人の名を叫び「サラーさんがお酒を止めます様に」と叫んだら、その後その人は何故かあんまりお酒を飲みたいと思わなくなったと言います。パワーセンター がモンゴル人に人気なのはきっとパワーをいただき、神仏に願いをかければ叶えてくれるということかもしれません。

 

 ダンザンラブジャーの次に向かった先は、「シャンバラの国」別名「世界エネルギーセンター」です。

 シャンバラの国とは天国を意味します。シャンバラの国を訪れる者は門の入り口で気を清らかにしなければなりません。その方法は次ページの写真を見つめ、何分何時間見つめてもかまいません。自分の気が安らかになったと判断したらはじめてシャンバラの国へ入れます。

 シャンバラの入り口付近に(イスラム神話の)魔神の胃袋があります。魔神は何を食べてもお腹一杯にならないということから、訪れた客が自分の苦痛 など過去に犯した過ちなどを紙に書いて、それを魔神の胃袋で燃やします。完全に燃えきったらあなたの過ちを魔神が食べてくれたということになります。ちな みに私、自分のだけでなく他に何人もの過ちを書いて燃やそうとしたところ、なかなか神が燃えてくれなくて少し困ってしまいました。それだけ過ちが大きかっ たのでしょうか。


 シャンバラに入りますと敷地内の中心部から北西に向かってそれぞれ約1メーターの距離を置いた三つの輪っかがあります。

 それは手前の方から過去、現在、未来の時空になります。シャンバラを訪れた人は中心部に立って、時空に向かい自分の名前を言ってお酒を捧げます。 それはシャンバラに自分の名前を登録したようなものです。シャンバラに自分を登録することによって、死んだ後に魂が一人彷徨うことなく、神様が行くべき道 を導いてくれるというのです。