パンクは一般的に騒がしい音楽に派手なファッション、暴れる観客といったイメージを持たれることが殆どですが、この系譜を辿るとみえてくるのが「相互扶助」「積極的自由」「自主管理」「D.I.Y(Do It Yourself=自分のことは自分でやる) 」など、他者および自己への倫理といった原理の通底です。現代美術とロックから派生したパンクは、音楽活動のみならず、独自の倫理的実践を通して社会に影響を与え、多様性といった人間性の回復をもたらしてきました。本展では、パンクがこれまでさまざまな社会問題に取り組んできた実践と批評性を捉えることで、現代美術との親和性、さらには両者の相乗性について検討します。諸問題を抱える現代の日常生活に対してパンクがどのように音楽を通じて自律空間を形成しているのか、さらにはそれがどのような意味を持つのか、改めて振り返ります。
今回はこれまで各地を巡回してきた映像や資料に加え、混乱するミャンマーの地で声をあげ、行動を続けるパンクス、愛知県豊田市から音楽や文化を軸に祭、農業など暮らしに根ざした活動を広げる「橋の下世界音楽祭」を取材し紹介するパートが新たに追加されます。会期中にはキュレーターズトークをはじめ、ゲストを招いたトークイベントも開催します。
私たちのこれからの暮らしや日常について、対話し考える展覧会です。
・カール・クラウス|Karl Kraus(オーストリア)
・アルフレッド・ジャリ|Alfred Jarry(フランス)
・ダダ|DADA
・レトリスム|Lettrism
・シチュアシオニスト・インターナショナル|Situationist International
・ブラックマスク&アップ・アゲインスト・ザ・ウォール・マザーファッカー|
Black Mask&Up Against the Wall Motherfucker
・キング・モブ|King Mob(イギリス)
・クラス|CRASS(イギリス)
・ライオット・ガール|Riot Grrrl
・クィアコア|Queercore
・アフロパンク|Afropunk
・インドネシアン・パンク|Indonesian Punk
・ミャンマー・パンク|Myanmar Punk
・橋の下世界音楽祭|SOUL BEAT ASIA(愛知・豊田)
PUNKって現実を観る感じだよね。
gan
