藤沢市の次世代を考える

藤沢市の次世代を考える

藤沢市の杜撰な市庁舎建設計画に異議を申し立てる

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 昨日、藤沢市管財課の担当者より市庁舎建設計画に対する説明会開催の日時決定の知らせがありました。2回ほど開催の日時に付いて電話で確認をしていましたが、下記の通りようやく決定したそうです。

    11月29日(土)午後1時より市民会館小ホール


 先月22日大場市民センターで公共施設再整備プランの説明会では「11月に市庁舎建設計画の説明会を南部と北部で2回開催します」と言っていましたが、1回だけ開催する事になったようです。「何故2回が1回になったのか」との質問に対して「大勢収容出来る会場が無いから」と言うだけなので「1回のチャンスでは都合の付かない人もいるので最低でも2回開催すべき」と再三申し入れしましたが、受け入れは困難との事でした。


 市当局は1回だけ市民を集めて説明会をすれば事足れりと考えている様です。例えば2回のチャンスがあれば我々の質問に対する回答が不十分だった場合、次回の説明会までに調査して再度説明ができると思うのですが、兎に角面倒なことから逃げている姿勢が許せません。管財課の担当者との遣り取りで「基本設計で4箇所設置されていた避難階段が3箇所になったのか?安全を確保すべき階段を減らし、市長や職員用のスペースはシッカリ確保している」と質問したところ「階段の数は建築基準法に適合している」との返答でした。この様な感覚で設計し、金銭的な杜撰さと組み合わされた計画など我々市民にとって災難と思うしかないのでしょうか?


 更に、わずか1回の説明会であるにも拘わらず、2時間しか予定していないそうです。先日各家庭にポスティングされたチラシと同様に早めに説明会開催のお知らせをしなければ参加人数は少なくなる可能性があります。広い会場を用意し、出来る限り広報を遅らせ少ない参加者を狙っていると思うのは被害妄想かも知れませんが、日時や会場の決定が遅い気がします。兎に角1回のチャンスしか無い説明会ですから一人でも多くの市民が参加し納得いくまで説明させなければなりません。

 市民が汗水垂らして働き納税した貴重なお金の使い方を問い質す事は市民の権利と義務でもあります。

 先稿で指摘致しましたが、基本設計で4箇所設置されていた避難階段が、実施設計では3箇所に削減されたと報じました。更に不可解な変更が為されていました。仲間から指摘され、まさかと思いましたが、身障者用の駐車スペースが避難階段同様3台から2台へと削減されているのです。市民の為のスペースはアッサリと削減し、市長室を始め職員のスペースだけは何が何でも死守する行政当局の姿勢に対して驚きを隠す事が出来ません。

 

 我々市民が徹底的に糾弾しなければ、益々増長して税金の無駄遣いが横行して仕舞います。本来この様な当局の姿勢を問いただし、市民の目線で追求する役目を果たす為にこそ市会議員が存在する筈ですが、残念ながらその役目を果たす議員が藤沢市には殆ど存在していないのです。無駄を放置し、当局のヤリ放題を見逃す市議会とこの様な市会議員を選出した責任は市民が負わなければなりません。


 以前行われた大場市民センターでの説明会で、市庁舎建設計画についての説明会を11月に開催する予定だとの話がありました。今日、管財課に問い合わせしたところ未だに日時が決定していない事と、市の南北2箇所で説明会を行うとの事でしたが、1箇所になるかも知れないとの返事でしたので、2箇所で開催するように強く要望しました。


 先日ポスティングされた「藤沢市新庁舎の基本設計がまとまりました」というチラシを見て様々な「ごまかし」が見付かりました。それなりのプロである市役所の職員が素人の市民を誤魔化す事は大きな罪だと思います。
 

 例えば建設時期をオリンピック以降に先送りする事で建設会社の競争環境が好転するとの意見に対して「現時点では全く不透明だから先送りせず早急に建設」と述べています。50年前の日本もそうでしたが、過去にオリンピックを開催した諸外国で閉会後は公共工事が激減し、不況に陥っています。不況下であれば仕事を求めて競争し、結果的には工事費の削減が実現するのです。歴史を学んで千葉県木更津市等も五輪以降に延期しているのです。

 地下階の設定に付いては「安全面を考えて、国道467号線からの出入りを行う」と述べていますが、今でさえ渋滞している国道への出入りが安全面の向上を図れるとは思えません。地下階に駐車場を設置する事で工事費が30億円程と思われますが、身障者用が3台用意されているだけで殆ど公用車と市会議員用で、一般の市民は朝日駐車場を使用しなければなりません。一台当たりの工事費は5000万円を越します。費用対効果を考えたら異常なプランだと思います。

 我々が以前から指摘していた市長室の広さについても誤魔化しています。部屋を細分化して、さも市長室が狭く感じるような小細工をしているのです。例えば市長専用応接室や特別会議室等を市長室とは別室としてカウントしているのです。市長以外に使えない部屋は市長室なのです。市民を欺く説明を堂々と述べています。

 現在賃貸している民間ビルの賃借料が5億円と言っていますが、正確な賃借料は3億数千万です。1億数千万は光熱費で借りても建て替えても生ずる必要経費です。更にわずか6カ月前までは工事費が188億で11階建でした。今回1階減らして10階建になりましたが、工事費は僅か1億円減額されただけです。我々はこの様な杜撰で滅茶苦茶な建設計画を強引に推し進めようとしている市役所当局に異議を申し立てているのです。


 如何に我々一般市民が声を大にして叫んでも、我々の代表者である市議会議員の皆様が税金の使い道に対する問題意識を持って議論・追求して頂けない限り、市当局はヤリたい放題の無責任な組織となるのです。


 埼玉県秩父市は2015年度末に完成を予定していた秩父市役所本庁舎の建設を延期する。建設費の高騰などが影響し、建設会社の見込む事業費が市の予定価格を上回り、入札が成立しなかったため。市は今後、合併特例債が活用できる期限に合わせ、最大5年先送りし、遅くとも20年度末までの完成を目指す。

 市は13年5月に新本庁舎と、隣接した「秩父宮記念市民会館」の基本設計をまとめ、今年度中に建設を始める予定だった。当初、空調設備など付帯設備を含む建設費を49億円と計算していたが、建築資材の高騰や人手不足を見込み、今年3月に58億円に見直している。

 市は5月下旬に入札を3回実施。入札に参加した事業者の提示した価格が市の見込んでいた建設費よりも上回り、3回とも不成立となったため建設延期を決めた。

 市は合併特例債から約24億円を建設費にあてる方針だが、起債期限は20年度末まで。

 20年には東京五輪が控えており、五輪前に着工しなくてはならないが、市地域整備部は「建設費が落ち着くのを見計らいたい」としている。

 昨日、大庭市民センターで再整備プランの説明会が2時より4時過ぎまで開催されました。最前列に陣取り、説明をシッカリ聞き、質問の順番を待ちました。大庭地区に関連する質問が終わるまでジッと待ちました。3時半過ぎに漸く番が回って来たので、溜まりに溜まった疑問を投げ掛けました。
 木更津市や小金井市がオリンピック以降に計画を変更したり、15年間凍結した事例に対して企画政策課の課長の言い訳を聞いて耳を疑いました。「小金井市は財政難ですが、藤沢市は豊かなのです」と答えたのです。余りにもいい加減な回答に思わず絶句しました。我々一般市民が汗水垂らして納めた税金の使われ方に対して、この程度の認識しか抱いていないのです。この程度の感覚で企画し、実行しようとしている藤沢市の各部局の体質に対して我々は憤っているのです。
我々は建替えそのものに反対している訳では有りません。計画自体が杜撰過ぎるのです。


 地下駐車場の設置も警察の要望だとか逃げています。現在でも国道は渋滞しています。市役所の地下部分だけ如何に拡幅してもJRの高架橋下の拡幅は困難だと認めていながら、一旦計画したら何が何でも誤魔化しで正当化する役人の体質が顕著に見受けられます。今後、市民会館や労働会館など建替え計画が目白押しです。だからこそ、大型公共工事のトップを切る今回計画でマトモな対応をして貰いたいのです。現在、如何に藤沢市が他市町村と比較して財政が豊かでも、少子高齢化は目前に迫っています。この様な杜撰さで計画実行されたらアッと言う間に財政破綻し、その犠牲者は我々だけでなく子供や孫も含めた一般市民なのです。

 11月に市庁舎建設計画に付いて説明会を開催するとの事でした。今回の説明会で参加した約50人程の方が市庁舎建設の杜撰さを知らせる事が出来たので満足しています。11月の説明会には大勢で参加し、徹底的に絞り上げましょう!!