同居当初義母は働いていた。
なのですんなり私が家事をすることになった。

同居後数日後、炊飯器を開けた義母が言った。
「お釜の周りにご飯が。汚らしい。お母さんに教えられなかったのね。」
内釜の周囲に付いている米粒を見て。

部屋で泣いた。
母の顔を思い浮かべて泣いた。

わたしには大皿の料理を直箸で寄せ集めるあなたの方が…
結婚して20年…
最初から主人の両親と同居

初めての知らない土地
都会から地方の小さな都市へ

だんだん義母が壊れてきた。

少しずつ