http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000525-san-soci

 薬害肝炎訴訟で、汚染された血液製剤でC型肝炎に感染したとして賠償を求めた全国原告・弁護団と、被告企業の日本製薬(東京)は14日、東京都内で、事実上の和解となる基本合意を締結した。国と和解した患者は順次、同社への賠償請求を放棄し、訴訟終結の手続きを取る。

 国のほか、ほとんどの原告の被告企業となっていた田辺三菱製薬(大阪市、旧ミドリ十字)など2社との合意は既に成立。これで、平成14年から各地で提起された訴訟は全面解決に向かうことになった。弁護団によると、これまで提訴した集団訴訟の原告は1200人を超え、うち日本製薬を訴えていたのは36人。

 合意書締結の調印式で、日本製薬の三浦勉社長は「被害の発生と拡大を防止できなかったことについて、感染されたみなさまや、その家族、遺族の方に対し、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。「基本合意書で約束した恒久対策などに対し、誠実に対応していく」と表明した。

 全国原告団の山口美智子代表は「手間とお金を惜しんだために薬害を拡大させたという過去の教訓が、生かされなければ、製薬企業としての社会的責任を果たしたとはいえない」と強調。「患者の命を守るという薬屋の魂を取り戻し、薬害再発防止への企業努力につながることを大いに期待しています」と訴えた。

 合意書は、日本製薬側が血液製剤「PPSB-ニチヤク」による薬害発生や被害拡大を防止できなかった責任を認めて謝罪し、再発防止に努めることなどが盛り込まれた。また、恒久対策として、同社が新薬開発

への努力や、原告側との定期的な継続協議を明記している。

     ◇

 ■薬害肝炎訴訟 血液製剤「フィブリノゲン」「第9因子製剤」を投与されてC型肝炎に感染した被害者が、国と製薬会社3社(田辺三菱製薬、同社子会社ベネシス、日本製薬)に損害賠償を求めた訴訟。平成14年10月から全国で提訴。患者側勝訴の判決が相次いだ。昨年12月、福田康夫首相が議員立法で一律救済する方針を表明し、平成20年1月に1人当たり1200~4000万円を給付する特別措置法が成立。その後、原告・弁護団と国が和解条件などを定めた基本合意書を締結し、各地の訴訟で和解手続きが進んでいる。9月に田辺三菱側と、それぞれ和解の基本合意書を締結した。弁護団によると、11月1日現在で、集団訴訟原告は1222人。そのうち、555人が和解している。

【関連記事】
薬害肝炎訴訟「まだ終わらない」と原告
薬害肝炎で6人の訴訟終結 3人は国との和解成立
【薬害訴訟】東京高裁でも原告19人が企業への請求放棄
フィブリン糊、新たに1病院 薬害肝炎問題
薬害肝炎 「給付金分担で誠意を」田辺三菱に舛添厚労相
ネットでラクに月12万円稼ぎたいあなたはここをクリックしましょう。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000073-mai-pol

 麻生太郎首相は13日、福岡県大宰府市の九州国立博物館で中国の温家宝首相、韓国の李明博(イミョンバク)大統領と3カ国首脳会議を開いた。3首脳は「アジアの平和と繁栄に責任を負う」ことを確認し、相互信頼の原則に基づいて関係強化を図ることで一致した。会議の成果として、3首脳は共同声明に署名。麻生首相は共同記者会見で「金融市場の安定化のため地域協力を強化することで一致した」と強調した。

 会議の冒頭、麻生首相は「今の国際金融危機や北朝鮮の問題など共に取り組んでいかなければならない問題が少なくない。首脳会議を契機に協力関係がさらに進むことを期待する」と強調した。

 会議では、アジア域内で緊急の金融危機が起きた場合、2国間で通貨を融通し合う協定「チェンマイ・イニシアチブ」(05年に合意)に基づき、日韓、中韓の間で融通限度額を引き上げることを確認した。北朝鮮の核問題に関して3カ国の協力が必要との認識で一致した。

 3首脳は、世界的な金融危機への共同対処を盛り込んだ国際金融と経済に関する共同声明のほか、防災担当相の定期会合の開催を柱とする防災協力の推進に関する共同発表をそれぞれまとめた。また、人的交流や貿易、環境など幅広い分野での協力の強化を目指す行動計画も発表した。

 3カ国首脳会議に先立って、日中首脳会談も開かれ、麻生首相は席上、北朝鮮の核問題を巡る先の6カ国協議が成果なく終わったことを踏まえ「日本として拉致問題、核問題ともに重要だ。議長国である中国の役割を期待する」と述べた。また、麻生首相は8日の中国海洋調査船の尖閣諸島(中国名・釣魚島)への侵入問題を指摘したが、尖閣諸島の領有権を巡って日中互いに譲らず、平行線をたどった。歴史問題には互いに触れなかった。

 今回の日中韓首脳会議は初めて国際会議と切り離して開催され、次回は中国で開くことで合意した。温首相と李大統領は同日夜、麻生首相主催の晩さん会に出席後、それぞれ福岡空港から空路で帰国する。【川上克己】

◆日中韓3カ国首脳会議のポイント

一、3首脳は首脳会議を持ち回りで年1回開催することで合意。次回開催国は中国

一、3首脳は金融市場安定に向け、日中韓の間で通貨を融通し合うスワップの増額を歓迎

一、北朝鮮の非核化に向け、3カ国がまとまって北朝鮮と対話することが重要との認識で一致

一、麻生太郎首相は拉致問題に言及し、中韓首脳に日朝関係前進への協力を要請。中韓首脳は日本の努力を支持

【関連ニュース】
日中韓首脳会議:福岡で開幕へ 経済危機克服に結束
ビッグ3:救済廃案…破綻すれば大量失業 回避へ正念場
ビッグ3:救済で金融危機対策の資金活用を検討…米政府
日興シティHD:傘下証券会社の合併延期 金融危機が影響
改正金融強化法:12日成立 危機に切り札なるか
ネットでラクに月12万円稼ぎたいあなたはここをクリックしましょう。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000041-yom-pol

 麻生首相は13日、福岡県太宰府市で行われた日中韓首脳会談に先立ち、中国の温家宝首相と約1時間、会談した。

 麻生首相は、中国の海洋調査船が尖閣諸島周辺の日本領海に侵入した問題について、「非常に遺憾だ。日中関係にいい影響を与えない」と強く抗議した。

 これに対し、温首相は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は古来、中国固有の領土だ」と主張した上で、「話し合いを通じ適切に解決したい。良好な2国間関係に影響しないようにしたい」と表明した。

 麻生首相は「尖閣諸島は我が国固有の領土であり、歴史的にも国際的にも疑いがない」と反論し、「再びこうした事態がないよう対処してほしい」と再発防止を求めた。

 麻生首相は、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件についても、「早期の真相解明を求めたい」と要求。温首相は「日本側との意思疎通、協力を継続したい」と応じた。

 東シナ海のガス田開発問題について、麻生首相は「政治的合意を実施に移すための協議を早期に行いたい」と述べ、6月の日中合意を具体化するための条約交渉を促進する必要性を強調したが、温首相は「実務レベルで意思疎通を続けたい」と述べるにとどまった。

 両首脳はこのほか、世界的な金融危機の克服に向け、日中両国がそれぞれ内需を拡大する必要があるとの認識で一致。

 温首相は、麻生首相が来年の適切な時期に訪中することを要請し、麻生首相も応じる考えを示した。
ネットでラクに月12万円稼ぎたいあなたはここをクリックしましょう。