「好きなことだけ。。。」伊丹・六甲で手づくり石けん教室~Atelier!Apunte!~


さて、昨日の予告通り、


塩析の説明で~す(*^_^*)


とりあえず、「塩析って何?」


という方の為に。。。超簡単に説明すると


石けんにおける塩析って言うのは。。。


純せっけん成分の塩水にはとけないという性質を利用して


石けんを精製すること。


なんです。


ま、聞くより観る方が納得するだろうから

手順を今から紹介しま~す。


用意するものは


石けん(細かく刻んだもの)/水/精製塩/今回は一応鹸化100%に近づけるため苛性ソーダ


です。


石けんを水に漬けて、煮込みます。この時に苛性ソーダも投入!

過剰油脂状態の石けんのリバッチと同じです。



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どんどん溶けていきます。更に加熱していきます。



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充分に溶けても、どんどん加熱。焦がさないように混ぜます。


そして塩を投入。


純せっけんの部分が浮いてくるので、それを穴あきお玉ですくいます。



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こういう石けんの部分と



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こういう不純物が溶けだした液体部分に分かれます。


この作業を何回か繰り返します。


2回目



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3回目



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4回目



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ココで、終了しました。


私自身、「本当に石けん部分だけ浮き出るの?」


という疑問が最初にありまして。。。画像で見比べ♪


★お湯を足して石けんを溶かした時



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滑らかなトロっとした、クリーム状になります。


硬さはね~ホットケーキの溶かした時のよう。


★上記のクリーム状の石けんに塩を投入(私は粉のまま入れたよ)



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すぐ、モロモロと分離してきました。


充分分離するのを待って、浮いている石けん部分だけ穴あきお玉ですくいました。


石けん部分は、浮いてくるので取り出しやすい!!


簡単な手順は。。。


石けんを煮溶かす

→塩を投入

→浮いてきた石けんを取り出す

→お湯を足してトロトロに

→塩を投入


という具合に繰り返していきました。


どうも後から調べると、塩析って「加熱分解」させるらしいので、加熱も大事みたい。


今回、私は熱い状態で作業はしましたが、

焦がすのが怖くてすぐ火は止めたりしたので、

次回はもっと加熱に注意してやろうと思います。


ところで、実はこの塩析。。。とある作業をするための予行演習だったのです。


何の予行演習かは、また次の機会に発表しますね~(*^_^*)