この1回目の手術を
行ったE病院の医師は
最初の手術説明の時から
何というか…
凄く態度が横柄で

足を組んで
椅子に浅く座り
背もたれにのけぞってる感じ


話も軽ーい感じで言われて


腹腔鏡で小さい穴開けて

患部をチューっと吸い上げて…

みたいな

で、私も妹も
なんか、話を聞いていると
チャッチャと終わる
簡単な手術だと思っていたので
あまり深刻に考えて無くて 
後で思い返して

最初の時、何て言ってたっけ?
みたいになってしまいました。

それで
退院時から診察時には

了承を得て
録音させてもらいました。

それから
最初のE病院の結果、
検体を出して
病理診断をしてもらった
H病院の結果とともに
文書でもらいました。

録音することを伝えると
口調はもちろん
態度も別人?って変わり様

そして、
先日この録音を
聴き直したのですが
医師の方からも
もっと大きな設備のある
大学病院に、と
勧めてました。








入院期間は10日ほどだったと記憶しています。

退院前に、検体を専門の検査機関に送り
再度検査してもらうことも可能だと聞いたので、
お願いすることにしていました。

退院後、初めての外来
この日今後の治療の話を、と言われていたので
私も付き添うことに。

主治医は開口いちばん
「〇〇医大の結果では、悪性ではありませんでした!
よかったですね。
治療はもう何もしなくていいですよー」

もう、ふたりともポカーンです。
じゃあ、悪性だと言ったのは何だったの?
本当に何もしなくていいの?

それはそれで不安だし…
病院のコーディネーターに相談すると
セカンドオピニオンを受ける事もできるし
セカンドオピニオンだと、高額なうえ結果治療が必要となると、元の病院で受けることになる。

転院という形で、紹介状を書くことも可能、と。


妹も私も迷わず、転院をお願いしました。

紹介先はいくつかあったのですが、

婦人科の手術の実績も多い大学病院にしました。



妹が入院した病院は
私の職場から自転車で行ける距離だったので
仕事帰りに毎日立ち寄っていました。

数日後
いつもと同じように病院に行くと…


「生検検査の結果、腫瘍は悪性でした。

一旦退院して、その後抗がん剤治療になります」


当初の予定では3日間の入院だったので、大部屋にいたのですが、
主治医が巡回に来た時に、
他の患者さんにも聞こえるであろう声で言われた…と。


落ち込む妹に同調しつつも

「今は癌も治る時代やからね。

 本人にさらっと言ったって事は

 深刻じゃないって事やと思うよ。

   今後の治療内容を聞く時は同席するからね」

と、励ますしかありませんでした。


寒い夜の帰り道、

大声で泣きながら、自転車を漕いで帰りました。

ちょうど、私の誕生日の日でした。