東日本大震災の発生から11日で8カ月。警察庁の10日のまとめでは、死者は1万5836人に上り、3652人が今なお行方不明だ。警察による捜索は続いているが、遺体の発見は減ってきており、不明者の家族は不安を募らせている。
宮城、岩手、福島の3県警によると、10月中の遺体発見は10人。いずれも宮城県内だった。岩手県では11月2日に団地に仮置きされた車の中で男性の遺体が見つかっているが、福島県では9月19日以降、遺体発見がないという。
福島県警と岩手県警は震災8カ月に合わせ、今月9日から11日までの予定で沿岸部の集中捜索を実施している。
警察庁によると、行方不明者は宮城県が最も多い1995人、岩手1427人、福島226人。このほか、千葉県で2人、青森、茨城両県でも各1人が見つかっていない。