乳がんの摘出手術をしてから約一か月たちました。

今私がやっているのは

注射とホルモン剤の治療だけで

普通の生活が送れています。

薬の副作用は、今のところ時々センシティブになるってことくらい。

 

 

がんになって、すごく落ち込んでた時に、私が掲げた目標

それは

【がんになってから綺麗になったね」と人に言われること】

です。

綺麗、じゃなくても、かわいいでも、元気そう、でも、幸せそうでも

なんでもいいんだけど。

 

なんか、ポジティブなことを実感したいし、そういう印象を人にも与えたい。

 

だってくやしいから!!

 

ガンでなくても、歳はとっていくので、加齢にはさからえず、

とても難しい目標であるということをまず念頭に置いて、

 

達成できなくてあたりまえ。でも達成できたらすごい!!

 

という心持でいることにしました。

 

 

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それで、先日

男友達とお茶する機会があったのだけど

その時に

「前よりツヤっとしたね」

と言われた。

 

ツヤっとしたってどういう意味?って

意味が分かんなくて聞いたんだけど、

 

悪い意味ではないみたいで

褒めてくれたようだったのでよかった。

 

ちょっとウルウルした。

 

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最低でもあと5年間は、ずっとホルモン剤で女性ホルモンを抑えていかなくちゃならないし、

おっぱいも片方ないし、

再発の不安もある。。

 

そうなってくると

なかなか前向きでいるのも難しい。

 

だからこそ、

自分の身体を大切にしよう

とか

お洒落に気を遣う

とか

人の役に立とう

とか

優しい心でいよう

とか

素直な心でいよう

とか

色々意識的に過ごしている。

気持ち面でもそうだし、

実際に生活習慣も見直して、ただいま改善中です。

 

私、がんになるまで自分のことしか考えてなかったなって思って。

 

それで、今

やっと

もっと優しくなりたいな、って。

人に喜んでもらえる存在になりたいな、って

心から思えるようになってきたというか。

 

 

ホルモン剤を飲むとき

胸の傷を見るとき、

 

思い出す。

 

 

私はもっと

自分にも人にも優しくなろうって。

 

もし、傷や薬が私の日々からなくなってしまったら、

忘れっぽい私は

「やさしくなりたい」

って思うことも忘れて

 

また、自分のことばかりを考えて

キリキリと

殺伐とした感じで

戦いを続けていたかもしれない。

 

よく、「自分と戦ってるね」って言われたし、実際に自分でもそう思う。

 

 

私に足りなかった

「受け入れる力」

みたいなものを、

引き続き育てていきたいと思ってます。