Go for block!
猪木!こんなんじゃ、満足しないぞ!
死ぬまでやろう!

一匹狼として、海外を渡り歩き、各種タイトルを総なめにし、アメリカ全土に、その名を轟かせたマサ斎藤。 

最強の五十才と言われた辺りの胸板、肩回りのすごいこと。
WCWとの提携も、マサさんがいなければ、成り立たなかった。
AWA時代の盟友、レイガンズとの繋がりがなければ、ノートン、ホームも新日本には上がっていなかった。

ニューリーダー対ナウリーダー、ビザのトラブルで、来日出来なかったが、もし当初のカードの猪木&斎藤対藤波&長州が、実現していたら、どんな結果になっていたのか…。

天龍!新日本は甘くないぞ!
 WARとの開戦に、凄みを効かせるマサ斎藤の勇姿に、観客は大斎藤コールを送った。

ラリー・スビスコを迎え撃った東京ドームでのAWAタイトルマッチ。
大人の雰囲気が漂うクラシカルな熱戦を制したマサさんに、大観衆はウェーブを送った。

ニック・ボックウィンクルとのタッグで、ガニア親子をサイトー・スープレックス、サソリ固めで、完膚なきまでに叩きのめした、それはもう、楽しそうに。

思いではつきません。

あなたのような強い男になるように、と、長男に名前をいただきました。
ねえ、マサさん、プロレスの楽しさ、スゴさをあなたから、教わりました。
本当にありがとうございました。

心から、御冥福をお祈りいたします。