あまり、この話題には触れたくなかったのだが、素通りするわけにも行かないので、思ってることだけを、簡単に。

全日本プロレスの新オーナー白石さん。
彼は、何を勘違いして、リングに上がったのか。
そもそも、自身の団体だけなら、いざ知らず、他団体、しかも、業界最大手の新日本に、泥水かけるような真似をするんだから、これは許せない。

プロレス・ファンにとって、『八百長』とか『ガチンコ』なんて、今更、討論すべきことでもない。
そこにいる選手、そこで行われている試合、そこで開催される大会を、自分でチョイスして、足を運んでいるのだ。
それに対して、脇から、ごちゃごちゃ言うのは、大きなお世話、いや、それ以上の迷惑行為以外のなにものでもない。

私も、ファイプロで、いくつかの団体を立ち上げ、夜中に、ニヤニヤしながら、抗争や因縁を、ブログにアップしている。
まわりのプロレス・ファンは、『あぁ、ぎん鉄さん、また、やってるね(ニヤニヤ)』くらいには、思ってるかもしれない。
でも、誰一人として、『いや、そのカードはないよ』とか『え、なに、そのブッキング?』とか、けちを付ける人はいない。
当たり前、あくまでも、ミニマムな世界だから。
想像のせかいだから、ヒクソンとマレラのシングルマッチが、行われ、コブラで、ヒクソンが失神しようが、ダレにも迷惑はかけない。

しかし、現実に、団体を買収し、今まで協調路線を築いてきた友好団体に、喧嘩を売ったら、それは、トラブル以外のなにものでもない。

ましてや、店頭に並べてある商品に、泥水をぶっかけたのだ。

例えば、ジャイアンツのオーナーが、広島や西武の選手に、『あんな連中、プロ野球の選手と認めない』というか?(ナベツネなら、いうか?)
ヴァンフォーレ甲府のオーナーが、ヴェルディの選手を『まともなJリーガーとは、呼べない』とか発言したら、どうなる?

そういう話。

これを許したら、結局、『所詮、プロレス』になってしまう。

業界は、傍観するしかない。
どう反応していいか、わからないからだ。


佐藤ミツル選手は、白石さんに、殴りかかった。
その行動は、プロレスに関わる全ての人間の気持ちを代弁しているものだ、と、信じたい。