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ひとつきほどかりておく

平成と共にこの世に生を受け、改正された学習指導要領のもと育てられたがために世間からは“ゆとり”と蔑まれるやや社会人が、近年の乱れた社会情勢に対し鋭くエグいメスを入れ、国際情勢の動きとかその中にあって日本がはたすベき役わりとかを熟考するブログではないです。

 3月3日公開の映画ドラえもん見てきました。というわけで感想です。

 全体的な感想としては、「良いところもあったけど、あざとさやわかりにくさがぬぐえない」感じです。部分的に良い所もあったんですが、展開の不自然さや唐突さ、説明不足や描写不足が目立ってちょっと素直に楽しめませんでした。ネタバレ含む具体的な感想は以下。








 何だかんだで最初のパパとのび太の指切りのシーンなんか見て、今年はなかなか良さそうだぞ!とか思ってたんですが、出木杉くんの行動とか、一家揃って絶滅動物に関するテレビ番組を見る謎シチュエーションあたりから不自然さが鼻につき始めてどうも……という感じ。それ以降もベレーガモンド島の設定などがわかりにくく、時折挿入される感動シーンのあざとさがいかんともしがたいです。とりあえず良かった点と悪かった点まとめ↓。

良かった点
・ドラミちゃんが可愛い。
 去年、コロコロの映画第一報に載った画像見た時から思ってましたが、今回の映画はドラミちゃんのデザインが非常に可愛い。目口鼻の位置のバランスが完璧です。キャラデザの人はわかってますね。握手してください。ドラミちゃん本人の方も何故か野比家に居座ってたのには驚きましたがイイ感じに馴染んでるようで和みました。TV版の決め台詞である「オッケーよ」もこれ見よがしに使いましたし、タイム電話のコール音も人魚の時と同じくえかきうたでしたし、チューリップ号も披露しましたし、自分の役目が終わるとそそくさと退場して後を濁さない潔さがステキです。

・玉子さんも可愛い。
 そして今回、玉子さんも負けず劣らず可愛かったです。パパにのび太が生まれた日のことを聞かれ赤面したり、回想で浴衣姿を披露したりとこちらもサービス(?)全開。それと伸びたが生まれた日の回想はおもいっきり原作ちっくなデザインで笑いました。

・おなじみのクラスメイト登場。
 序盤の虫相撲のシーンにテレビ版ののび太のクラスメイトが映画verデザインで登場。お馴染みの面々ですがこうしてみると新鮮でした。特にはる夫のさわやかさがすごいです。

・時は2012年。
 ドラえもん誕生100年前記念作とのことで、作中序盤の背景のデパートの垂れ幕やスカイツリーの存在により、今現在の2012年が舞台であることが明記されました。この東京タワーと共に描かれたスカイツリーの描写は現代と30年前との比較をわかりやすく行なっていました。

・のび太とのび助のつながり。
 ベレーガモンド島にて、のび太が茂みに隠れる時の飛び込み方が、のび助のそれと全く同じで「あぁやっぱり親子なんだなぁ」と実感しました。あと、島をさまよってた頃ののび助が「ラーメン食べたい」とつぶやく一方で、のび太が家族でラーメン食べに行ったことを回想するなどちょっぴり繋がってる部分があって心憎かったです。こういうのをもう少し見たかったですね。


悪かった点
・出木杉くんの扱いが酷い。
 毎年恒例になりつつある映画における出木杉くんのひどい扱いですが今年もやっぱりひどかった!イヤミったらしくのび太は勝てないとか言ったり、ジャイスネに怒鳴ったりしてキャラ崩壊です。個人的に今回の扱いの酷さは新宇宙開拓史並みに許せません。

・所々展開が不自然
 前述の家族でテレビを見るシーンなど見てて呆然とします。あと村が襲われてるのに無邪気にコエカタマリンの説明したりとか。感動シーンもこの調子で不自然に挿入されるので頭がついていけません。

・設定が不明瞭。
 ベレーガモンド島とかゴールデンヘラクレスとか宇宙パワーとかザックバランな説明しかなされないのでイマイチどんな世界でどんな目的で行動するのかが掴めず、作品に入り込めません。

・ダッケが役不足。
 パパを映画に絡ませようという方向性は面白いと思いました。だからこそパパ(=ダッケ)はもう少し上手いこと活用できたんじゃないかなぁとも思うわけです。ダッケとのび太との交流もすくなかったですし、前述ののび太とダッケが繋がってると感じさせてくれる要素ももう少し欲しかったなぁ。あと、のび助が連れ去られるとこや最後に帰すとこの展開はかなり強引でおざなり。ダッケがのび太たちに会うまでにロッコロ族とあってどれくらい経つのか、言葉が伝わらない時はどんな交流をしていたのかもわかりにくくてアレです。

・ゴンスケの存在価値が希薄。
 後半完全に空気になったゴンスケさん。完全にのび助を連れてくるためだけの存在でしたね。空高く飛ぶシャーマンの飛行船に乗り込もうとするダッケとのび太!しかしタケコプターは壊れていて使えない!そこに颯爽とクラフトを操りあらわれるゴンスケ「乗ルダ!」みたいな展開を期待してたのはないしょです。

・ひみつ道具の封印が露骨
 調子の悪い道具を修理に……ってそれ緑の巨人伝でやったやん!ひみつ道具をあまり使わないってのは何か意図があってのことなのかも知れませんが、「あの道具を使えば良いじゃん」という視聴者からのツッコミ回避にどうしても見えてしまいます。てか3回のオリジナルの内、2回とも同じ手を使うのってどうなんですか。どこでもドアとタケコプターは物語中次第に壊れていくみたいな演出されてましたがこれまたどうも露骨。あの場面でどこでもドア出すのはこれまた不自然です。
 そして決戦で使われるひみつ道具達。こいこいマークのこういう使い方は好きです。ただここでチアガール手袋出すのってどうなんですか!こういう道具こそ映画では封印すべきじゃあないんですか!!結局(のび太たちがただ走りまわってるだけでも)敵に勝てたのは手袋のおかげなのかなと思うと達成感も何もありません。

・約束はどうなったのか。
 序盤の指切りシーンはいいなぁとは思ったのですが、このパパとの約束は結局何だったのでしょうか。コノ後のび太はさっそく飼育放棄するし、カブトムシ探すのも、モアの引越し先探すのも結局人頼み。クライマックス目前ではひみつ道具ないの?武器はないの?と痴態を晒すことに。見てられないです。(余談ですがこのシーンでのび太に武器云々聞かれロッコロ族の青年が「我々の世界は平和だったのでそんなものはありません」と誇らしげに言うシーンは最高に面白かったです。)

・のび太のだらしなさ、スネ夫の唐突なかっこ良さ。
 のび太スネ夫に限らずほとんど全てのキャラに言えるんですが、キャラクターが考え動いていると言うよりは、作り手のお話の都合で動かされてるみたいな感じ。さっきののび太のシーンはそれが顕著で違和感バリバリです。こういう違和感前にも感じたことあるなぁと思ったらアレです、人魚大海戦でスネ夫がぎょしゃ座探そうとしたけど寒いので即帰って他のメンバーに執拗なまでに責められるシーン。あのシーンはいつもの5人をピエロにしてソフィアの優しさを描くって感じでしたが、今回のそれも似たようなものですね。

 主だった感想はこんなところです。結果的に良いか悪いかで言ったら悪いの方が上回っちゃうかな。

 おまけ映像制作は寺本さん。新宇宙開拓史以降、リメイクの際はおまけ映像にチャミーだのジュドだのわかりやすいヒントが映っている傾向なので来年はオリジナルの様子ですね。期待です。
 アニメドラえもん、1月27日は「ウルトラミキサー」と「突撃!ハクションバスターズ」が放送されました。そんなわけで久しぶりにアニメ感想です。

「ウルトラミキサー」
 お隣から預かった犬と猫のケンカに悩むしずかちゃんを塀越しに確認したドラのび。事態を収束させようとウルトラミキサーを出したドラですが、使用後ミキサーをポケットにしまわずそのまま持ち帰るのが素敵です。

 その頃野比家ではパパとママの間で一悶着。勝手に変な値打ちのあるツボを買ったパパがママに「うちは狭い狭い」と痛いとこ突かれてます。昨年の映画ではママが狭い狭い狭いと言われてたと思うと感慨深いですね。

 そして始まるのびドラのうちを広くしよう作戦。ただのイタズラなのに大層な目的が付与されてます。まずは値打ちのあるツボをお風呂に。パパ的にこれはOKなんでしょうか。いろいろやってついにはトイレと冷蔵庫の合体まで食事時にやってしまったのがスゴです。つかそれ家は広くなったけど機能性最悪だから!

 さらに街で繰り広げられるのびドラのいたずら。それにジャイスネが加わり、成り行きでジャイアンが自転車に。大和撫子七変化(ライダーズハイ)ですね。ベルの音がむやみに可愛いです。哀れジャイアン自転車は調子に乗ったスネ夫の魔の手に。ってその後の二人に関しては投げっぱですか!?

 そしてついに登場のびエもん!その前の「そうか、こういう時のためにあったんだ!」「うん!」のシーンがキラキラしすぎてて笑いました。


「突撃!ハクションバスターズ」
 イキアタリバッタリサイキンメーカーで作った行き当たりばったりなウイルスのせいでおかしくなったドラえもんを直すために小さくなって体の中に入ってウイルスと戦うぜという吸血魔団なお話。

 冒頭からいきなりドラえもんがおかしくなってるわけですがおかしくしすぎです。ヤバイです。その姿を見てスネちゃまが「もういいんじゃない?楽しそうだし」と爆弾発言。それを聞いて動揺するのび太を気にしてドラミちゃんが道具を出すのがイイ感じ。

 そして結成されたハクションバスターズ。着替えた後に自前(だよね)の手鏡で自分の美しさを確認するスネちゃまが素敵です。あと、ドラミちゃんの「オッケーよ」が久々に発動しましたね。懐かしいです。それから、みんなにドラえもんの回復を伝えようとドラ口に顔を突っ込むしずかちゃん。結構ダイタンなのね。

 以降はウイルスと戦ったりウイルスが合体してムカデになったりジャイアンの持ってる風邪ウイルスがウイルスに対する唯一の抗体だったりと怒涛の展開。つかジャイアンが3人に鼻水ぶっかける絵面はヤバすぎですでしょ。最後はジャイアンの風邪が感染した面々に対して完全回復したドラが素敵な笑みで「お大事に」といって終わり。何だったんですかこの話は!?


 来週は「鬼は外ビーンズ」と「しずかちゃんさようなら」。EDも映画仕様になるみたいですね。雅秋~!

 そんなわけで久しぶりのアニメドラ感想でした。いつもはニコ生の方で感想言ってるのですが、昨日は諸事情で出来なかったのでブログにての感想です。久しぶりに書くと結構楽しいものですね。