第二弾のブログ投稿です。
今回読み終わった作品は
佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』(新潮文庫)です。令和元年五月一日に初版発行されています。
ちなみに、私が手にしたのは三版です。
『一周の風になれ』に度はまりして以来、佐藤多佳子さんの作品をチェックしている私です。
私の中では佐藤さん作品最新です。(タイムラグがあるかもしれませんが)
佐藤さんの作品は、透明感を感じます。
濁っていない感じ。
今回の話の舞台はコンビニ&ラジオ。
新潮文庫の裏表紙の紹介文の一部に
「実在の深夜番組を織り込み、夜の中で彷徨う若者たちの孤独とつながりを暖かく描いた青春小説の傑作」
と書かれています。本当に、この作品を端的に表現しています。
深夜番組は日本放送のオールナイトニッポンです。
アルコ&ピースという芸人の番組が主に出てくるのですが、
私は、はっきり言って、アルコ&ピースのこと知りません。
でも、この作品を読んで、なんか、はちゃめちゃ熱くやっているラジオを想像できました。
主人公はその番組を愛してやまない青年です。彼の表には出さないが心に強く宿すラジオ愛に共感。
私もラジオをよく聞いていた時期があるなあとか、投稿したこともあるなあとか、
昔の私を思い出しました。
この作品を読んだら、ラジオ聞きたくなりました。
本の中の登場人物と同じことをしたくなる、そんな作品が私は好きなようです。
読み終わったあと、なんかふわっと暖かくなる、ちょっとさみしい気もするそんな作品でした。