だいぶ昔のことなのですが、とあるプロジェクトで会議に出席した時のこと。


それまで会議は目標を周知させる事が多かったのですが、この会議は成果物を創造する目的だったのですね。


既存のシステムが時代に合わなくなっていると感じた当時のボスが開催したのです。


ボスの横にヒョロッとした若造がいました。顔も青白く、頼りない感じが第一印象だったですね。


しかし、既存のシステムに大勢のニーズを載せるにはどうしたらいいかを考えた時、古参の方が何やら難しい事をダラダラ言い始めたのです。


聞いている自分も途中で何が言いたいのと思った位です。


しかしそのヒョロッとした方が、ひととおり話を聞いたあと、


〇〇はこれでいいですか?
△△はこういう認識であってますか?

と本質をついて、自分たちに分かりやすく質問をしていたのです。

自分もあの話はそういう事だったのかと納得したものです。

その後、議論が続く中で司会者をうまく誘導し自分達の意見を取り入れた成果物の枠組みを作り上げたのですね。


後でボスにあの若者はどなたですがと聞いてみると、


F社の方にファシリテーターをお願いしているんだよ。

と仰いました。


当時はファシリテーターって何?


と思ったのですが、会議の時間が過ぎるたびにその役割はハッキリしてきました。


ゴールを想定し、みんなの意見を聞きながらニーズを探りみんなを誘導していたのですね。


その時から十数年経ちますが、その時の事を意識して会議を開催したりする事もありました。


うまくいく時もあれば、議論が脱線して時間切れも沢山ありましたね。


司会者と違ってファシリテーターは予めゴールを想定していて時間を区切って会議に臨みます。


この違いですね。


最初からは上手く行かないのは当然の事。


何事も経験ですね。


今度、今更ながらファシリテーターの研修に参加してきます。


今までの経験と本来のファシリテーターの姿のギャップを認識してきます。

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いつも笑顔で陽転思考!

今日も一日、いい事探してワクワクしましょう!