はじめに:人生100年時代の新常識

2025年は日本の雇用制度にとって大きな転換点を迎えます。政府が推進する「人生100年時代」構想のもと、多くの制度改正が実施され、長期間働くことが経済的にも健康面でも推奨される時代になりました。

特に注目すべきは、2025年4月から高年齢雇用継続給付金の支給率が15%から10%に縮小される点です。これは、2025年に65歳に到達する人から順次給付率を半減させ、段階的に廃止へと進む方針の一環であり、従来の60歳退職・早期年金受給モデルの見直しを迫る大きな変化と言えるでしょう。

本記事では、これらの制度変更を踏まえながら、70歳まで働くことの具体的なメリットを数字で検証し、皆さんの人生設計に役立つ情報をお届けします。

2025年から変わる年金制度の3つのポイント

1. 高年齢雇用継続給付金の段階的縮小

これまで60歳以降の賃金減少を補ってきた高年齢雇用継続給付金に大きな変化があります。

現行制度(2024年度まで)

  • 最大給付率:15%
  • 対象:60歳以降に給料が75%未満になった場合

改正後(2025年4月以降)

  • 改正によって2025年4月より引き下げられる高年齢雇用継続給付金の給付率は、現状の15%に対して10%
  • 昭和40年4月1日以前に生まれた人(2025年3月31日までに60歳を迎える人)は、現行法が適用され、給付率15%のままで支給

具体例 60歳時点で月収40万円、再雇用後24万円(60%に減少)の場合:

  • 現行:3万6,000円/月の給付
  • 改正後:2万4,000円/月の給付(1万2,000円減少)

この変化は、60歳で定年退職して給料が下がったから給付金をもらおうという考えではこれからはメリットが少なくなってしまうことを意味します。

2. 在職老齢年金制度の基準額引き上げ

働きながら年金を受給する際の支給停止基準に変更があります。

2025年度の変更点

  • 2025年度の数値については2025年1月24日に厚生労働省から見直し結果が発表され、前年度よりも1万円引き上げて「51万円」を基準とする
  • 令和7年改正では、在職老齢年金制度の基準額(令和6年度分は50万円、令和7年度分は51万円)を令和8年度分から62万円に引き上げる方向性も示されています

この改正により、年金と給与の合計が月51万円までなら年金の減額がなくなるため、働きながら年金を受給しやすくなります。

3. 厚生年金の適用拡大

2024年10月以降、新しく厚生年金加入の対象となる人々は、下記4つ全てが含まれる人々となり、多くのパート労働者が対象となりました。

新たな加入条件

  • 月収8.8万円以上
  • 週20時間以上勤務
  • 従業員51人以上の企業
  • 2ヶ月を超えて働く予定

この拡大により、より多くの高齢者が厚生年金に加入し、将来の年金額増加につながります。

定年後の働き方:3つの選択肢とその比較

選択肢1:60歳で完全引退

メリット

  • 早期にゆとりある生活を開始
  • 体力のあるうちに趣味や旅行を楽しめる

デメリット

  • 60歳から65歳までの5年間は収入がほぼなし
  • 年金の繰り上げ受給で最大24%の減額
  • 厚生労働省の調査によると定年後に社会との関わりが急激に減少した方はうつ病になるリスクが2倍に認知症のリスクも1.5倍になる
  • 老後資金の早期枯渇リスク

選択肢2:65歳まで働いて年金生活

メリット

  • 65歳から通常の年金を受給可能
  • 60歳から65歳までも収入を確保
  • 現在の標準的な選択肢

デメリット

  • 再雇用後の給料減少(高年齢雇用継続給付金の縮小で実質的な収入減)
  • 老後資金の不安は残存

選択肢3:70歳まで働く(推奨)

メリット

  • 在職定時改定による年金額の毎年増額
  • 年金繰り下げ受給で最大42%の増額
  • 長期的な経済的安定
  • 社会とのつながり維持

注目ポイント 「在職定時改定」とは、65歳以上で年金を受給しながら働き続ける対象者に対して、毎年定期的に年金額を改定する制度であり、2021年度の厚生労働省の発表によると、在職定時改定の対象者は何と287万人にも上ります。

60歳退職vs70歳継続勤務:驚愕の経済効果を徹底比較

具体的なモデルケース

設定条件

  • 60歳時点で月給40万円の男性
  • 再雇用後の月給25万円(10年間継続)

60歳完全退職の場合

収入計算

  • 60-65歳:年金繰り上げ受給で月額約15万円(24%減額)
  • 65-85歳:月額20万円の年金

生涯収入

  • 60-65歳:15万円×12ヶ月×5年=900万円
  • 65-85歳:20万円×12ヶ月×20年=4,800万円
  • 合計:5,700万円

70歳まで継続勤務の場合

収入計算

  • 60-70歳:月給25万円×12ヶ月×10年=3,000万円
  • 70-85歳:繰り下げ受給で月額28.4万円(42%増額)

70歳まで繰り下げると年金額は42%増額されるため、元の年金額20万円は28.4万円になります。

生涯収入

  • 60-70歳:3,000万円(勤労収入)
  • 70-85歳:28.4万円×12ヶ月×15年=5,112万円
  • 合計:8,112万円

経済効果の比較結果

総収入差額:8,112万円-5,700万円=2,412万円

さらに詳細な効果を考慮すると:

  • 貯金を切り崩さない効果:約1,800万円
  • 運用益や複利効果:約500万円
  • 実質的な経済効果:約4,500万円以上

この差額は、文字通り「家1軒分」に相当する大きな金額です。

在職定時改定と年金繰り下げ受給のダブル効果

在職定時改定のメリット

在職定時改定による年金増額は、65歳以降の毎年9月1日を基準日としています。そのため毎年8月までの加入実績が、年金額に反映される仕組みです。

具体例:標準報酬月額20万円の場合

  • 年間約2万円程度の年金増額(10年間で約20万円)
  • 増額分は生涯にわたって継続

年金繰り下げ受給の詳細

繰り下げ受給をすると、65歳から受取る年金額とくらべて1カ月ごとに0.7%増額されます

増額率の計算

  • 1年繰り下げ:8.4%増額
  • 3年繰り下げ:25.2%増額
  • 5年繰り下げ:42%増額

2024年度の国民年金は、満額で年額81万6,000円ですから、この場合に5年受給を遅らせたとすると、年額115万8,720円になります。年間に約34万円も増える計算です。

損益分岐点の考え方

年金をもらい始めてから12年目が損益分岐点になるとされており、81歳まで生きれば70歳からの繰り下げ受給が有利になります。

厚生労働省の簡易生命表(2019年)によると、65歳時の平均余命は男性が19.83年(84.83歳)、女性が24.63年(89.63歳)ですから、平均寿命を考慮すれば繰り下げ受給が有利と言えるでしょう。

70歳まで働くための具体的な準備ステップ

ステップ1:年金記録の確認

まずは自分の年金記録をしっかり確認しましょう。

  • 年金ネットでのオンライン確認
  • 年金定期便の詳細チェック
  • 年金事務所での相談

ステップ2:社会保険加入条件の確認

70歳まで働く場合、社会保険加入が重要です。

加入条件

  • 週20時間以上の勤務
  • 月収8.8万円以上
  • 従業員51人以上の事業所
  • 2ヶ月を超える勤務予定

この条件を満たす職場で働けば、在職定時改定の恩恵を受けられます。

ステップ3:健康管理と働き方の見直し

健康面の配慮

  • 定期的な健康診断
  • 適度な運動習慣の維持
  • ストレス管理

働き方の選択肢

  • フルタイム勤務
  • パートタイム勤務
  • フレキシブルな働き方
  • 在宅勤務の活用

ステップ4:キャリアプランの再設計

スキルの棚卸し

  • これまでの経験・知識の整理
  • 市場価値のある技能の特定
  • 新たなスキル習得の検討

就職活動の準備

  • 履歴書・職務経歴書の更新
  • 面接スキルの向上
  • ネットワークの活用

企業の動向と70歳雇用の現状

法制度の整備状況

高年齢者雇用安定法の改正 2021年4月1日に改正高年齢者雇用安定法が施行されました。事業主は、従来の「65歳までの雇用確保」(義務)に加えて、「70歳までの就業確保の措置(高年齢者就業確保措置)」を講ずるよう努めなくてはなりません(努力義務)

企業の対応状況 70歳までの高年齢者就業確保措置(就業確保措置)を実施済みの企業は31.9%で、前回調査に比べ2.2ポイント増加したことが最新調査で明らかになっており、着実に環境整備が進んでいます。

2025年4月からの完全義務化

その経過措置が終了し、2025年4月から「65歳までの雇用確保」が完全に義務化されました。これにより、65歳までの継続雇用を希望する従業員全員の雇用確保が企業の義務となります。

健康面・社会面でのメリット

認知症・うつ病予防効果

働き続けることは経済面だけでなく、健康面でも大きなメリットがあります。

厚生労働省の調査によると定年後に社会との関わりが急激に減少した方はうつ病になるリスクが2倍に認知症のリスクも1.5倍になるというデータがあります

健康寿命の延伸

健康寿命は男性で72歳女性で75歳程度です。つまり多くの方が70代半ばまでは元気に活動できるとされており、この期間を有効活用することで生活の質を向上させることができます。

社会とのつながり維持

  • 人間関係の継続
  • 社会への貢献感
  • 自己実現の機会
  • 学習・成長の継続

まとめ:人生100年時代の新しい働き方

2025年の制度改正を契機に、日本は本格的な「エイジレス社会」への転換期を迎えています。高年齢雇用継続給付金の縮小や在職老齢年金制度の見直しは、従来の早期退職モデルから長期勤務モデルへの政策誘導と捉えることができます。

70歳まで働くことの総合的メリット

  1. 経済的効果:4,500万円以上の収入差
  2. 健康効果:認知症・うつ病リスクの大幅軽減
  3. 社会的効果:コミュニティとのつながり維持
  4. 自己実現:豊富な経験を活かした新たな挑戦

ただし、重要なのは「何歳まで働くか」という問題に万能の正解はないということです。実際には何歳から年金をもらい始めるのが最適かは人それぞれの状況によって違ってきます。年金受給の開始年齢に正解は1つではなく健康状態働き方家族構成など総合的に考えて決めることが大切です。

今すぐ始められるアクション

  1. 年金記録の確認と将来設計の見直し
  2. 健康管理体制の強化
  3. スキルアップと新たな学習の開始
  4. 社会とのネットワーク維持・拡大
  5. 家族との将来設計の話し合い

人生100年時代は、従来の「教育→仕事→引退」という3ステージの人生モデルから、より柔軟で多様な生き方が可能な時代です。70歳まで働くという選択肢は、経済的安定だけでなく、健康で充実した人生を送るための重要な戦略の一つと言えるでしょう。

制度の変化をネガティブに捉えるのではなく、新たな可能性を切り開くチャンスとして活用していくことが、これからの時代を豊かに生きるための鍵となります。


本記事の情報は2025年6月時点のものです。制度の詳細や最新情報については、厚生労働省や日本年金機構の公式サイトで最新情報をご確認ください。


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見逃すと年間17万円の損失!年金通知書の重要性

毎年6月に届く年金通知書。「毎年のことだから」と軽く片付けていませんか?実は、この通知書をしっかり確認しないと、年間17万円もの損失を被る可能性があります。特に2025年度は例年と違った特別な注意が必要です。

2025年度が特別な理由

年金額1.9%増額の背景

令和7年度の国民年金・厚生年金保険の年金額は、法律の規定に基づき、前年度から1.9%の引き上げになることが決定されました。具体的な金額は以下の通りです:

2025年度の年金額

  • 国民年金(月額):6万9,308円(前年度比+1,308円)
  • 厚生年金(月額):23万2,784円(前年度比+4,412円)

しかし、名目手取り賃金の変動率(プラス2.3%)が、前年の物価の変動率(プラス2.7%)より低いため、名目手取り賃金の変動率を基準として改定される結果、実質的な購買力は目減りしています。

在職老齢年金の基準額変更

2025年度の重要な変更点として、在職老齢年金の支給停止調整額を「51万円」に改定すると発表したことが挙げられます。これは前年度の50万円から1万円の引き上げです。

年金通知書の基本知識

なぜ6月に届くのか

年金額は物価や賃金の変化を踏まえて毎年4月に見直しが行われますが、全国の受給者に向けて正確に金額を計算し書類を準備するには時間がかかります。そのため、ちょうど6月頃に通知書が届くシステムになっています。

年金は偶数月の15日に2ヶ月分後払いで振り込まれるため、新年度分の4月分と5月分の年金は6月の支給から新しい金額が反映されています。

通知書の種類

1. 年金振込通知書

  • 2ヶ月分ごとの振込金額を記載
  • 年金から差し引かれる保険料や税金の詳細
  • 実際に振り込まれる手取り額を確認可能

2. 年金額改定通知書

  • 前年と金額が変わった場合のみ送付
  • 今年度の年金額と前年度からの増減を記載
  • 物価や賃金変動による調整内容を通知

2025年度の増額対象と対象外

増額される年金

国民年金

  • 老齢基礎年金
  • 振替加算

厚生年金

  • 報酬比例部分
  • 経過的加算
  • 加給年金

増額されない年金

  • 付加年金
  • 国民年金基金

全ての年金が増えるわけではないため、通知書の金額が思ったより少ないと感じても、それは制度上正常な場合があります。

最大17万円の損失を防ぐチェックポイント

扶養親族等申告書の提出忘れが最大のリスク

年金通知書で最も注意すべきは「扶養親族等申告書」の提出忘れです。この申告書を提出しないと、扶養者控除が適用されず、税率が約2倍になってしまいます。

具体例:月25万円の年金受給者(配偶者あり)の場合

申告書を提出した場合

  • 基礎控除と配偶者控除が適用
  • 税率:5.105%
  • 年間税金:約4万6,000円

申告書を提出しなかった場合

  • 控除が少なくなり税率も上昇
  • 税率:10.21%
  • 年間税金:約21万6,000円

差額:約17万円

天引き項目の詳細確認

年金振込通知書では以下の天引き項目を必ずチェック:

  1. 介護保険料:65歳以上の方は年金から天引き
  2. 国民健康保険料:または後期高齢者医療保険料
  3. 所得税額及び復興特別所得税額:年金が一定額を超える方が対象
  4. 個人住民税額:前年の所得に応じて計算

特に所得税額が昨年と比べて大幅に増えている場合は、扶養親族等申告書の提出忘れの可能性があります。

働きながら年金受給者の注意点

在職老齢年金の2025年度基準

2025年度の在職老齢年金は「会社の報酬の1ヵ月分」と「年金の1ヵ月分」とを合算して「51万円」を超過した場合に、超過額の半分を1ヵ月分の年金から差し引くルールです。

計算例

  • 会社の報酬月額:38万円
  • 年金月額:15万円
  • 合計:53万円(51万円を2万円超過)
  • 減額:2万円 ÷ 2 = 1万円
  • 実際の年金受給額:15万円 - 1万円 = 14万円

通知書記載額は確定ではない

重要なポイントとして、年金振込通知書に記載されている金額は現時点での予定額であり、確定額ではありません。

変更になるケース

  • 通知書発行後に働き始めた場合
  • 給与額に変更があった場合
  • 在職状況に変化があった場合

これらの場合、実際の振込額が通知書の記載額より少なくなる可能性があります。

年金額が減る主な原因

1. 扶養親族等申告書の未提出

前述の通り、最も影響の大きい要因です。確定申告をすることで控除を受けることは可能ですが、年金からの源泉徴収では控除が適用されません。

2. 加給年金の停止

配偶者が65歳に到達すると、加給年金(約39万円)の支給が停止されます。これにより年金額が大幅に減少することがあります。

3. 在職老齢年金による調整

60歳以上で働きながら年金を受け取る場合、給与と年金の合計が51万円を超えると年金の一部が支給停止されます。

通知書の具体的な見方

年金振込通知書のチェックポイント

上部の基本情報

  • 受給する年金の種類
  • 振込先金融機関
  • 基礎年金番号
  • 年金コード

中央の支払額表

  1. 年金支払額:税金・保険料差し引き前の総額
  2. 介護保険料:65歳以上は必ず天引き
  3. 健康保険料:国保または後期高齢者医療保険
  4. 所得税額:年金額に応じて源泉徴収
  5. 住民税額:前年所得に基づく

最下部

  • 差引振込額:実際に振り込まれる手取り額
  • 前回支払額:前回との比較確認用

年金額改定通知書のチェックポイント

国民年金部分

  • 基本額:国民年金の改定後基礎年金額
  • 振替加算:配偶者分がある場合に記載
  • 支給停止額:何らかの理由で停止された場合の金額

厚生年金部分

  • 報酬比例部分の年金額
  • 加給年金:配偶者や子がいる場合の加算
  • 支給停止額:在職老齢年金等による停止額

問い合わせ先と対処法

各項目の問い合わせ先

所得税関連

  • 所轄の税務署

住民税・介護保険料・国民健康保険料

  • 居住地の市町村役場

後期高齢者医療保険料

  • 都道府県の広域連合

年金額全般

  • 年金事務所または年金相談センター

通知書紛失時の対処法

再発行方法(3つの選択肢)

  1. 年金ネット(オンライン申請)

    • 24時間申請可能
    • 発送まで約1週間
  2. 電話申請

    • 年金ダイヤルに電話
    • マイナンバーまたは基礎年金番号を準備
  3. 窓口申請

    • 年金事務所で直接手続き
    • 緊急時に最適

年金額改定通知書:過去5年以内のもの再発行可能 振込通知書:最新のもののみ再発行可能

2025年度特有の注意点

法改正の影響初反映

2024年の法改正で導入された以下の制度の影響が初めて年金額に反映されます:

  • 繰下げ受給の75歳まで延長
  • 在職定時改定の年1回見直し開始
  • 年金制度改正による各種変更

年金機構のミスも存在

年金機構の通知にも間違いや漏れがあるケースが報告されています。特に以下のケースでは要注意:

  • 加給年金の対象なのに記載がない
  • 支給停止額の計算ミス
  • 控除適用の漏れ

確認すべき重要ポイントまとめ

必須チェック項目

  1. 前回との振込額比較

    • 大幅な変更がないか確認
    • 増額理由・減額理由の把握
  2. 扶養親族等申告書の反映確認

    • 所得税額が適正か
    • 配偶者控除等が適用されているか
  3. 在職老齢年金の計算確認

    • 51万円基準での正しい計算
    • 給与変動時の影響予測
  4. 天引き項目の妥当性確認

    • 各種保険料の適正性
    • 税額の正確性

行動すべきケース

すぐに問い合わせが必要な場合

  • 前年より大幅に手取りが減っている
  • 扶養親族等申告書を提出したのに控除されていない
  • 在職老齢年金の計算に明らかな誤りがある
  • 加給年金等の記載に漏れがある

確定申告で対応可能な場合

  • 扶養親族等申告書の提出を忘れた
  • 医療費控除等の追加控除がある
  • 複数の年金を受給している

今後の制度変更予定

2026年度以降の見通し

令和8年度(2026年度)から、在職老齢年金制度について支給停止となる収入基準額を現在の51万円から62万円に引き上げる方向で検討されています。これにより、より多くの高齢者が働きながら満額の年金を受け取れるようになる可能性があります。

標準報酬月額上限の引上げ

高所得者の厚生年金保険料を算出する基準となる標準報酬月額の上限を現在の65万円から引き上げることも検討されており、これにより高所得者の保険料負担が増える一方、将来の年金給付額も増加する見込みです。

まとめ:損失を防ぐための行動指針

年金通知書の確認は年に一度の重要な機会です。特に2025年度は制度変更が多く、例年以上の注意が必要です。

今すぐ行うべきこと

  1. 6月に届く通知書を必ず開封・確認
  2. 前年との金額比較を実施
  3. 扶養親族等申告書の提出状況確認
  4. 不明な点は速やかに関係機関に問い合わせ

年間を通じて注意すべきこと

  • 扶養親族等申告書の毎年9月頃の提出
  • 働き方や家族構成変更時の速やかな届出
  • 年金制度改正情報への継続的な注意

知らないことで年間17万円もの損失を被ることがないよう、この機会に年金制度についての理解を深め、適切な手続きを心がけましょう。年金は老後の重要な収入源です。制度を正しく理解し、最大限活用することで、より安心できる老後生活を送ることができます。


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はじめに:知らないと数百万円の損失も2025年6月から在職老齢年金制度に大きな変化が起こります。これは単なる制度の微調整ではありません。日本が人生100年時代を迎え、高齢者の働き方が根本的に変わる中で生まれた制度改革です。知らずにいると、あなたの年金が年間数十万円、場合によっては100万円以上も減額される可能性があります。

在職老齢年金制度とは何か:基本の仕組みを理解する

在職老齢年金制度は、働きながら(厚生年金に加入したまま)老齢厚生年金を受給している労働者の収入月額が支給停止調整額を上回ったとき、その度合いに応じて老齢厚生年金の受給額が減額される制度です。

この制度が生まれた背景には、元々年金が「働けなくなった高齢者を支える制度」として設計されたという歴史があります。しかし現在は状況が大きく変わりました。厚生労働省の最新データによると、65歳から69歳の方の半数以上が働いており、さらに70歳から74歳の方でも約3人に1人、75歳以上の方でも10人に1人が仕事を続けているのが現実です。

2025年度の最新基準額

2025年度の数値については2025年1月24日に厚生労働省から見直し結果が発表され、前年度よりも1万円引き上げて「51万円」を基準とすることが明らかになったとされています。これは3年連続での基準額引き上げとなります。

さらに重要なのは、2026年4月からは、月62万円までなら満額の年金を支給するように制度を見直す方向だということです。

制度の仕組み:どの年金が対象になるのか

重要なポイントは、年金制度全体が3階建て構造になっており、在職老齢年金の対象となるのは2階部分の厚生年金の報酬比例部分のみという点です。

減額対象となる年金

  • 2階部分:厚生年金の報酬比例部分

減額されない年金

  • 1階部分:国民年金(老齢基礎年金)
  • 3階部分:企業年金や確定拠出年金

老齢基礎年金は減額されず、全額受け取れますので、この点は安心材料といえるでしょう。

計算方法を具体例で理解する

基本的な計算式

在職老齢年金の支給停止額は、以下の計算式で求められます:

支給停止額 = (基本月額 + 総報酬月額相当額 - 支給停止調整額)÷ 2

用語の定義

基本月額は加給年金額を除いた老齢厚生(退職共済)年金(報酬比例部分)の月額、総報酬月額相当額は(その月の標準報酬月額)+(その月以前1年間の標準賞与額の合計)÷12となります。

具体的な計算例

基本月額が15万円・総報酬月額相当額が40万円の場合を例に計算してみましょう。

収入月額の計算

  • 基本月額:15万円
  • 総報酬月額相当額:40万円
  • 合計:55万円(2025年度の基準額51万円を超過)

支給停止額の計算

  • 支給停止額 = (15万円 + 40万円 - 51万円)÷ 2 = 2万円

実際の受給額

  • 年金受給額:15万円 - 2万円 = 13万円
  • 給与:40万円
  • 総収入:53万円

つまりこのケースでは、毎月2万円が厚生年金から減額され、最終的な総収入は52.5万円となります

「年金カット=損失」とは限らない:トータル収支を考える

多くの人が誤解しているのは、「年金が減るなら働かない方が良い」という考え方です。しかし実際には、働いた方がトータルの収入が増える人が大多数です。

収入比較の実例

年金のみの場合

  • 月収:15万円

年金+働く場合

  • 年金:10万円(5万円減額)
  • 給与:20万円
  • 合計:30万円

この例では、年金は減ったものの収入は倍になっています。

働きすぎによる逆効果のケース

ただし、働けば働くほど得になるとは限りません。効率の悪い働き方もあります。

65歳鈴木さんの例

  • 週2日勤務:年金15万円+給与8万円=月23万円
  • 週3日勤務:年金12万円+給与12万円=月24万円
  • 週4日勤務:年金9万円+給与16万円=月25万円

1日余分に働いても1万円しか変わらないなら、週3日の方が時間的にゆとりがあり、心理的な負担も軽くなります。

本当に損をするケース:注意すべき3つのパターン

パターン1:加給年金受給者

65歳未満の配偶者がいる時にもらえる加給年金がありますよね実は これ報酬比例部分が0になると丸ごと カットされてしまうんです

72歳山田さんの例では、報酬比例部分と基礎年金部分に加給年金が加算され月17.3万円を受け取っていました。働いて報酬比例部分が0になると、加給年金ごと消滅し収入が月6万円に激減してしまいます。

パターン2:ギリギリ基準超過者

69歳佐々木さんの例:

  • 週5日勤務:年金7万円+給与25万円=月32万円
  • 週4日勤務:年金13万円+給与20万円=月33万円

働く日数を1日減らしただけで収入が逆に増加するという逆転現象が起こります。

パターン3:ボーナスによる基準超過

65歳高橋さんの例:

  • 月給:32万円
  • ボーナス:年120万円
  • 月換算:10万円
  • 総額:42万円(基準額を超過)

ボーナスは月収に含まれないと思いがち ですがしっかり換算されてしまうんです

年金減額を回避する5つの対策

対策1:働き方の調整

給与を基準額以下に抑える最もシンプルな方法です。週5日勤務を週4日に減らすだけでも、月収が下がって基準内に収まることがあります。

対策2:4-6月残業制限テクニック

実は標準報酬額は毎年4から6月の 給与平均で決まるんです つまりこの3ヶ月間だけ残業を少なめにし て給与を抑えればその年の基準がぐっと 下がるんです

対策3:業務委託への切り替え

年金がカットされるの は厚生年金に入ってる人だけですつまり フリーランスや自営業の収入はどれだけ 稼いでも年金カットの対象外なんです

ただし、厚生年金を抜けると傷病手当や失業保険の対象外になるというデメリットもあります。

対策4:副業との組み合わせ

会社の給与を年金カットされない45万円程度に抑え、副業収入として月10万円を稼ぐ方法です。副業収入の部分は年金カットの対象外になるので、合計月55万円稼いでも年金は減らされません。

対策5:ボーナス支給時期の調整

ボーナスは年間合計を12で割った額が総報酬月額に加算されますが、支給のタイミングによってはその年の計算に含まれないこともあります。

よくある誤解と正しい対処法

誤解1:「収入が減ったのに年金も減っている」

これは過去の高い給与がまだ反映されている可能性があります。年金のカットに 使われる標準報酬額は定年前の高収入時代 の数字がそのまま使われていることがある んです

この場合、随時改定という手続きで標準報酬額を実際の収入に合わせて下げることが可能です。

誤解2:「退職したらすぐに年金は戻る?」

答えは原則翌月から満額子に戻りますただし、実際に振り込まれるのは2ヶ月後になることが多いので注意が必要です。

2026年度の制度改正:62万円への引き上げの影響

2026年度からは、月額62万円までなら満額の年金を支給するように制度を見直す予定です。

この改正により期待される効果:

  • 高齢者の働き控えの解消
  • 人手不足対策
  • 経済活力の向上

一方で懸念される点:

  • 高齢者への年金給付額は2200億円増加する見込み
  • 現役世代が将来受け取る厚生年金額の減少
  • 高所得者優遇との批判

まとめ:賢い働き方で豊かな老後を

在職老齢年金制度は複雑ですが、正しく理解すれば大きな損失を防げます。重要なポイントは以下の通りです:

  1. 基準額の把握:2025年度は51万円、2026年度は62万円予定
  2. 計算の理解:基本月額+総報酬月額相当額が基準
  3. 対象年金の確認:厚生年金の報酬比例部分のみが減額対象
  4. 働き方の調整:効率的な働き方で収入を最大化
  5. 最新情報の把握:制度は継続的に見直されている

1番もったいないのは知らなかったで損を してしまうことです今すぐ自分の年金と給料の関係をチェックし、必要な対策を取ることが重要です。

人生100年時代において、60歳でのリタイアではなく長く働くのが当たり前の時代に変わってきています。制度を正しく理解し、自分にとって最適な選択をすることで、より豊かな老後を迎えることができるでしょう。


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知らないと一生損する給付金の真実

物価高が続く中、年金生活者の家計はひっ迫しています。スーパーで買い物をするたびに値上がりを実感し、電気代やガソリン代の高騰に頭を悩ませている方も多いでしょう。しかし、多くの方が知らないまま見過ごしている重要な支援制度があります。

それが「年金生活者支援給付金」です。この制度、実は対象者の約8割が受け取っていないという衝撃的な実態があります。なぜなら、国は積極的に周知せず、申請しなければ一円ももらえない仕組みになっているからです。

年金生活者支援給付金とは何か

制度の背景と目的

年金生活者支援給付金は、消費税率引き上げ分を活用し、公的年金等の収入金額や所得が一定基準額以下の年金受給者の生活を支援するために、年金に上乗せして支給されるものです。

2019年10月、消費税が8%から10%に引き上げられた際、政府は高齢者の生活への直撃を懸念し、この制度を開始しました。月15万円で生活している方なら、2%アップで年間3万6,000円の負担増となるため、その負担軽減が制度創設の狙いです。

2025年度の最新給付額

令和7年度の給付金額は、月額5,450円を基準に、保険料納付済期間等により変わります。これは2024年度の5,310円から140円の増額となっています。

たった140円と思われるかもしれませんが、年間では1,680円、10年では1万6,800円の差になります。基本額だけでも年間6万5,400円、夫婦で対象なら年間13万円超の支援となります。

受給要件:3つの条件をクリアするだけ

年金生活者支援給付金を受け取るには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

条件1:65歳以上で老齢基礎年金を受給していること

最もシンプルな条件です。すでに年金を受け取っている方なら、ほとんどの方が該当します。

条件2:同一世帯の全員が市町村民税非課税であること

注意すべきポイントは「世帯全員」という部分です。本人が非課税でも、同居する家族の誰かが住民税を支払っていると対象外になります。

ただし、同じ家に住んでいても住民票の世帯が分かれていれば対象になる可能性があります。これを「世帯分離」といい、集合住宅にお住まいの方などは特に確認が必要です。

条件3:前年の年金収入等が約88万円以下であること

昭和31年4月2日以後に生まれの方は889,300円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は887,700円以下が基準となります。月換算すると約7万3,000円以下です。

重要なのは、障害年金・遺族年金等の非課税収入は含まれませんという点です。これらの年金を受給していても、老齢基礎年金部分が条件に合えば対象となります。

よくある誤解と正しい理解

誤解1:「厚生年金をもらっているから関係ない」

これは大きな誤解です。厚生年金を受給していても、基礎年金部分が条件に合えば対象になります。

誤解2:「貯金があると対象外」

この制度実は預金額は関係ないんです。判断基準になるのはあくまで前年の所得だけです。

誤解3:「一度断られたからもう無理」

状況が変われば対象になることがあります。家族の収入変化、配偶者との死別、子供の独立などがあった場合は再チェックが必要です。

誤解4:「手続きが複雑そう」

実際の申請は驚くほど簡単で、必要なのは名前、電話番号、提出日、署名の4つだけ。住所や年金番号はすでに印字されており、返信用封筒も同封されているため、記入してポストに投函するだけで完了します。

申請方法と手続きの流れ

申請に必要なもの

申請に必要な情報は最小限に絞られています:

  • お名前
  • 電話番号
  • 提出日
  • 署名

住所や年金番号はすでに印字されているので書かなくていいんです。さらに返信用封筒も同封されているため、切手も不要です。

支給開始時期

原則、お手続きいただいた翌月分から支給の対象となります。ただし、年金をもらい始めたばかりの方には特例があり、年金の受給権発生から3ヶ月以内に申請すれば遡って支給されます。

支給方法と時期

年金と同じく偶数月の15日に、年金と同じ口座に振り込まれます。つまり2月、4月、6月、8月、10月、12月の年6回。1回の振り込みは2ヶ月分なので、約1万900円が一度に入金されます。

受給状況の確認方法

家族が対象になっているか確認する方法は3つあります。

1. 通知書・通帳の確認

年金振り込み通知書や銀行通帳で「年金生活者支援給付金」または類似の記載があればすでに受給しています。特に通帳では年金とは別の名目で入金されるため見分けやすくなっています。

2. 年金事務所への問い合わせ

書類を見てもわからない場合は、最寄りの年金事務所に電話または訪問で確認できます。電話の場合は基礎年金番号や生年月日での本人確認が必要です。

3. マイナポータルでの確認

マイナンバーカードを持っていてオンライン操作が得意な方は、マイナポータルで年金や給付金の情報を確認できる場合もあります。

注意すべきポイントと詐欺対策

詐欺への警戒

日本年金機構や厚生労働省から、電話でお客様の家族構成や金融機関の口座番号・暗証番号をお聞きすることはありませんし、手数料などの金銭を求めることはありません。

最近、この制度を悪用した詐欺が増加しています。以下の点を必ず覚えておいてください:

  • 日本年金機構が給付金について電話をかけることは一切ない
  • 申請に手数料は一切かからない
  • 少しでも疑問を感じたら年金事務所に確認する

継続受給について

年金生活者支援給付金の支給を決定した翌年度からは、新たに手続きをする必要はありません。基本的には自動で継続されますが、毎年前年の所得でチェックが入ります。

他の支援制度との組み合わせ

年金生活者支援給付金以外にも、現在利用できる支援制度があります。

電気・ガス代補助の再開

政府は2025年6月から8月の3ヶ月間を対象に、電気代・ガス代の負担軽減補助を再スタートさせる方向で調整しています。使用量に応じて自動で割引される仕組みになる見込みです。

ガソリン・灯油補助

2025年5月22日から全国平均で5円値下げされる補助が始まり、6月中旬には最大10円の値引きになる見通しです。

まとめ:見逃している支援を総点検しよう

年金生活者支援給付金は、知っているかどうかで大きな差が生まれる制度です。20年間受け取れば合計130万円という金額は、決して見過ごせません。

重要なポイントを再確認します:

基本情報

  • 月額5,450円(2025年度)
  • 年間6万5,400円の支援
  • 夫婦対象なら年間13万円超

申請のポイント

  • 申請は5分程度で完了
  • 翌月から支給開始
  • 一度申請すれば基本的に自動継続

確認方法

  • 通帳・通知書をチェック
  • 年金事務所に問い合わせ
  • 家族の状況変化時は再確認

物価高が続く現在、このような支援制度を最大限活用することが、豊かな老後生活を送るために不可欠です。まずは自分や家族が対象になっているか確認し、該当する場合は速やかに申請手続きを行いましょう。

知らないことで損をするのではなく、制度を味方につけて安心できる老後を実現していきましょう。


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はじめに:老後資金問題の深刻な現実

「年金だけで老後の生活を充実させるのは難しい」——これは多くの60代が直面している厳しい現実です。年金財政の悪化、物価上昇、退職金削減などが重なり、「楽しい老後生活」は遠い理想となりつつあります。

しかし、周りの人とお金の話をするのは難しく、「みんなはいくら貯蓄があるのだろう」「老後資金は本当に2,000万円必要なのか」といった疑問を抱えながらも、リアルな情報を得られずにいる方も多いでしょう。

本記事では、最新の公的統計データを基に、60代の貯蓄事情と年金受給額の実態を詳しく分析し、老後の生活費や医療・介護費用の現実、そして今からできる対策について包括的に解説していきます。

60代の就労状況:働き続ける高齢者の増加

高齢者就業率の急激な上昇

少子高齢化の影響で日本の労働力は不足していますが、高齢者の就業率は年々上昇傾向にあります。内閣府の令和5年の就業率調査によると:

60歳から64歳:73%(10年前比+15.3ポイント) 65歳から69歳:50.8%(10年前比+13.7ポイント)

特に男性の就業率は:

  • 60歳から64歳:83.9%
  • 65歳から69歳:61%

驚くべきことに、60代後半でも6割以上の男性が働き続けているのが現実です。

働く理由の変化

60代の方が働く理由は:

  1. 収入が欲しいから(最多)
  2. 仕事そのものが面白いから
  3. 働くのが体に良いから

興味深いのは、年を重ねるごとに働く理由が「収入」から「仕事の面白さ」「老化防止」などに変化していくことです。しかし、現実には経済的必要性から働かざるを得ない状況の方が多いのが実情でしょう。

60代の貯蓄事情:平均と現実の大きな乖離

衝撃的な平均値と中央値の差

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年)によると、60代の金融資産保有額は平均1,862万円、中央値は700万円となっています。

なぜこれほど差があるのか?

平均値と中央値の大きな差(1,100万円以上)は、貯蓄額の極端な偏りを示しています。一部の超富裕層が平均を大きく押し上げているため、実際の「普通の60代」の貯蓄額は中央値の700万円の方が現実に近いと言えます。

貯蓄額の分布:二極化する現実

60代の貯蓄額分布を見ると、単身世帯では約37%が貯蓄なし・100万円未満という厳しい状況が明らかになっています。

60代の貯蓄分布(二人以上世帯)

  • 3,000万円以上:最多層(退職金の影響)
  • 1,000万円未満:32.2%
  • 貯蓄なし:約20%

この数字が示すのは、60代の貯蓄格差の深刻さです。退職金を受け取った層と受け取れない層、または受け取っても少額だった層との間で、大きな経済格差が生まれています。

老後資金2,000万円問題の現実

老後資金2,000万円問題をクリアしている60代は、単身で26.1%、二人以上世帯で32.4%に過ぎません。つまり、7割近くの60代が「老後資金不足」の状態にあるということです。

年金受給額の実態:男女格差と世代格差

国民年金の受給実態

2025年度の国民年金満額は月額6万9,308円ですが、実際の受給額は大きく異なります。

実際の平均受給額

  • 国民年金の平均受給額:男性5万9,965円、女性5万5,777円
  • 満額との差:約1万円

この差が生まれる理由は、40年間完全に保険料を納付している人が少ないからです。学生時代の未納期間、就職の空白期間、保険料免除期間などが影響しています。

厚生年金の深刻な男女格差

厚生年金の平均受給額は男性16万6,606円、女性10万7,200円と、約6万円もの差があります。

男女格差の要因

  1. 就労期間の違い:結婚・出産による離職
  2. 雇用形態の違い:正社員期間の長短
  3. 給与水準の違い:キャリア中断による昇進機会の喪失

特に注目すべきは、女性の45%が月5~10万円の年金受給額に集中していることです。これは国民年金にわずかな厚生年金が上乗せされた程度で、単独では生活が困難なレベルです。

世代間格差の拡大

年金制度の度重なる改正により、若い世代ほど受給額が少なくなる傾向があります。現在の受給者と将来の受給者との間で、大きな格差が生まれることが予想されます。

老後の生活費:必要額と現実のギャップ

基本的な生活費

総務省統計局の調査によると、令和4年度における65歳以上の1ヶ月の生活費は、単身者で約15万円、夫婦2人で約26万円となっています。

生活費の内訳で注意すべき点

  • 住居費が1万円台となっているが、これは持ち家・ローン完済前提
  • 賃貸や住宅ローン残債がある場合は、さらに数万円必要
  • 趣味娯楽費や介護費は含まれていない

年金だけでは不足する現実

収支バランスの実態

単身男性の場合

  • 厚生年金受給者:月16万3,380円 → 生活費15万円をわずかにクリア
  • 国民年金のみ:月5万円 → 月9万6,000円の赤字

夫婦2人世帯の場合

  • 夫婦共に厚生年金:月26万8,000円 → ほぼ収支均衡
  • 夫会社員・妻専業主婦:月21万円 → 月5万円の赤字
  • 夫婦共に国民年金:月11万円 → 月15万円の赤字

この数字が示すのは、年金だけでは多くの世帯で生活費を賄えないという厳しい現実です。

老後の医療費・介護費:予想以上に抑制されている理由

医療費の実態:制度による保護効果

厚生労働省の令和2年度の報告によると、1人の人が生涯で必要となる医療費は2,700万円で、そのうち約半分は70歳以上で使われると言われています。

しかし、実際の自己負担額は大幅に抑えられています:

高齢者の医療費自己負担額

  • 最も多い60歳代後半と90歳代前半でも年間8.3万円、月平均で約7,000円程度

自己負担が抑えられる理由

1. 年齢による負担割合の軽減

  • 70歳~74歳:2割負担
  • 75歳以上:1割負担(一定所得以上は2割)

2. 高額療養費制度の効果 70歳以上の一般的な所得の場合、外来のみなら月1万8,000円、入院があっても月5万7,600円が上限となります。

介護費用の実態

令和3年の生命保険文化センターの調査によると、介護期間の平均は5年1ヶ月で、一時的にかかった費用の合計は平均74万円、月々にかかった費用は1ヶ月あたり平均約8万3,000円となっています。

介護費用の内訳

  • 自宅介護:月平均4万8,000円
  • 施設入居:月平均12万2,000円

公的介護保険により、実際の自己負担は1~3割に抑えられているため、思ったほど高額ではないというのが実情です。

今からできる老後対策:3つの戦略

1. 支出の見直しと年金受給戦略

家計の徹底的な見直し

  • 固定費の削減(通信費、保険料、サブスクリプション等)
  • 生活水準の段階的調整

年金受給タイミングの最適化

  • 繰り下げ受給:最大84%増額(75歳まで)
  • 繰り上げ受給:リスクを理解した上での早期受給検討

2. 働き続ける戦略

継続就労のメリット

  • 年金以外の収入確保
  • 健康維持効果
  • 社会とのつながり維持
  • 厚生年金加入による将来年金額の増加

注意点

  • 在職老齢年金による年金減額リスク
  • 健康状態との兼ね合い

3. 資産運用による備え

NISA・iDeCoの活用

  • 税制優遇を活かした長期投資
  • 60代からでも遅くない資産形成

リスク管理

  • 元本割れリスクの理解
  • 生活費確保後の余剰資金での運用
  • 分散投資の重要性

地域格差と個別対応の重要性

地域による制度差

医療・介護費用、住民税などは地域によって大きく異なります。お住まいの自治体の制度を正確に把握することが重要です。

個別事情の考慮

  • 家族構成
  • 健康状態
  • 住居状況
  • 他の収入源

これらの要因により、必要な老後資金は大きく変わります。一般的な数字だけでなく、自分の状況に応じた個別のシミュレーションが必要です。

まとめ:現実を受け入れ、できることから始める

60代の貯蓄・年金の実態調査から明らかになったのは、以下の厳しい現実です:

  1. 貯蓄格差の拡大:平均1,862万円、中央値700万円という大きな格差
  2. 年金だけでは不足:多くの世帯で月数万円~十数万円の赤字
  3. 男女格差の深刻さ:女性の年金受給額は男性の約6割
  4. 老後資金2,000万円問題:7割の世帯が未達成

しかし同時に、以下の希望的な要素も見えてきました:

  1. 医療・介護費の負担は制度により抑制されている
  2. 働き続ける意欲と機会は増加傾向
  3. 年金額を増やす方法は複数存在する
  4. 資産運用による補完も可能

重要なのは、現実を正しく理解し、自分の状況に応じた対策を今から始めることです。完璧を目指す必要はありません。できることから一つずつ取り組んでいけば、必ず老後の不安は軽減されるはずです。

老後は誰にでも訪れる現実です。しかし、適切な準備と柔軟な対応により、安心できる老後生活を送ることは十分可能です。今日から、未来の自分のために行動を始めてみませんか。


本記事のデータは2024-2025年時点の最新統計に基づいています。制度や金額は変更される可能性があるため、具体的な対策を検討される際は、最新情報の確認と専門家への相談をお勧めします。


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はじめに:政府が隠したがる働きながら年金受給の実態

「安易に年金を受け取りながら給料をもらってはいけない」——これは決して大げさな表現ではありません。2025年、年金制度は大きな転換点を迎え、働きながら年金を受給する高齢者にとって、知らなければ大きな損失を被る可能性のある重要な変化が起こっています。

政府は高齢者の雇用促進を掲げていますが、その裏には深刻な労働力不足という現実があります。そして、働く高齢者が直面する「年金の壁」や各種制度の変更は、必ずしも高齢者にとって有利なものばかりではありません。

本記事では、2025年の年金制度改正の詳細から、働きながら年金を受給することの真のメリット・デメリット、さらには政府が表立って語らない制度変更の真意まで、包括的に解説していきます。

2025年在職老齢年金制度改正の詳細

基準額の引き上げ:51万円への変更

2025年度の在職老齢年金制度では、支給停止調整額が前年度の50万円から51万円に引き上げられました。これは3年度連続の引き上げとなります。

在職老齢年金の計算方法

  • 「老齢厚生年金の月額」と「月給・賞与(直近1年間の賞与の1/12)」の合計額が51万円を超えると年金が減額
  • 超過した額の半分が支給停止される
  • 老齢基礎年金は減額対象外

具体的な計算例

ケース1:佐藤さん(給与月額25万円、年金月額12万円)

  • 合計:37万円(51万円以下のため減額なし)
  • 受給可能年金額:12万円(満額)

ケース2:田中さん(給与月額38万円、年金月額15万円)

  • 合計:53万円(51万円を2万円超過)
  • 減額:2万円÷2=1万円
  • 受給可能年金額:14万円

2025年法改正での更なる変更予定

令和7年年金改正法案では、在職老齢年金制度の支給停止基準額を50万円から62万円に引き上げる案が検討されています(施行日:令和8年4月1日予定)。この改正が実現すれば、より多くの高齢者が年金の減額を受けずに働けるようになります。

厚生年金加入のメリットと注意点

在職定時改定による年金額増加

2022年4月の法改正により、働いている65歳以上の老齢厚生年金受給者については、納めた保険料を毎年10月に年金額に反映させる「在職定時改定」制度が開始されました。

制度のメリット

  • 毎年10月に年金額が増額改定
  • 12月の年金振込から反映
  • 70歳まで厚生年金に加入可能

65歳前後での扶養制度の変化

65歳以降は重要な制度変更があります:

  • 夫が65歳になると第2号被保険者ではなくなる
  • 配偶者は第3号被保険者から外れる
  • 20歳以上60歳未満の配偶者は国民年金保険料を自分で支払う必要

年金の壁:住民税非課税世帯の重要性

155万円の壁(単身世帯)

65歳以上の単身者の場合、年金収入が155万円以下であれば住民税非課税となります。この基準は地域の級地区分によって異なるため注意が必要です。

計算根拠

  • 基礎控除:35万円
  • 公的年金等控除:110万円
  • 所得金額調整控除:10万円
  • 合計:155万円

211万円の壁(夫婦世帯)

65歳以上の夫婦世帯では、世帯主の公的年金が211万円以下、配偶者の公的年金が155万円以下の場合に住民税非課税世帯になります。

地域による違い

  • 1級地(東京23区など):211万円
  • 2級地:201万9,000円
  • 3級地:193万円

住民税非課税世帯のメリット

住民税非課税世帯になることで、年間約12万円相当の優遇措置を受けられるとされています:

  1. 住民税の免除
  2. 国民健康保険料の軽減(2割・5割・7割減額)
  3. 介護保険料の軽減
  4. 高額療養費制度の自己負担限度額軽減
  5. 自治体独自の給付金・サービス

具体的な負担差の例

年金収入211万円と212万円の夫婦(東京都練馬区在住)の比較:

  • 211万円:社会保険料等 約25万円
  • 212万円:社会保険料等 約32万円
  • 差額:約7万円(年金が1万円増えても手取りは6万円減少)

医療費・介護費用の負担変化

後期高齢者医療制度(75歳以上)

令和4年10月から、75歳以上の医療費負担が以下のように変更されました:

1割負担:一般所得者 2割負担

  • 単身:年間所得200万円以上
  • 2人以上世帯:世帯全員の所得320万円以上

介護サービス利用負担

1割負担

  • 単身:所得280万円未満
  • 夫婦:所得346万円未満

2割負担

  • 単身:所得280万円以上340万円未満
  • 夫婦:所得346万円以上463万円未満

3割負担

  • 単身:所得340万円以上
  • 夫婦:所得463万円以上

2025年制度改正の隠された狙い

高年齢雇用継続給付の大幅縮小

2025年4月から、高年齢雇用継続給付の支給率が現行の15%から10%に縮小されます。これは政府の「働かせる政策」の一環です。

改正内容

  • 2024年度まで:最大15%給付
  • 2025年4月以降:最大10%給付
  • 将来的には完全廃止予定

対象者

  • 2025年4月以降に新たに60歳となる人
  • 昭和40年4月1日以前生まれの人は現行制度(15%)を維持

政府の真の狙い:労働力確保戦略

政府が在職老齢年金の基準額を引き上げる背景には、深刻な労働力不足があります:

  1. 労働力の年間50万人規模での減少
  2. 企業の求人130万件の人手不足
  3. 高齢者の「働き控え」防止
  4. 年金財政の負担軽減

2021年4月の高年齢者雇用安定法改正により、70歳までの就業機会確保が企業の努力義務となりました。政府は実質的に「元気なうちは働き続けてほしい」というメッセージを発しています。

働きながら年金受給の最適戦略

収入調整のポイント

単身者の場合

  1. 88万円まで:年金生活者支援給付金(月5,140円)を受給
  2. 155万円まで:住民税非課税の恩恵を維持
  3. 200万円手前まで:医療費2割負担を回避

夫婦の場合

  1. 世帯主211万円以下:住民税非課税世帯の維持
  2. 320万円未満:医療費1割負担の維持
  3. 346万円未満:介護サービス1割負担の維持

年金額を増やす戦略

1. 繰り下げ受給

  • 66歳~75歳まで1か月あたり0.7%増額
  • 最大84%増額(75歳まで繰り下げ)
  • ただし、在職老齢年金で支給停止される部分は繰り下げても増額対象外

2. 厚生年金への継続加入

  • 70歳まで加入可能
  • 在職定時改定により毎年年金額増加
  • 加入期間40年未満の場合は経過的加算額も期待

3. 国民年金任意加入

  • 60歳以降も加入可能(65歳まで)
  • 40年加入に満たない場合の補完

注意すべきリスクと対策

制度変更による収入減リスク

  1. 高年齢雇用継続給付の縮小

    • 月収25万円の場合:37,500円→25,000円(月額12,500円減)
  2. 在職老齢年金基準の不確実性

    • 毎年度の改定により予想が困難
  3. 税制・社会保険制度の変更

    • 住民税非課税基準の変更可能性

対策の基本方針

1. 情報収集の継続

  • 毎年の制度改正をチェック
  • 居住地域の制度確認

2. 柔軟な働き方の検討

  • 時間調整による収入コントロール
  • 業務委託など雇用形態の多様化

3. 総合的な生活設計

  • 年金以外の収入源確保
  • 医療・介護費用の準備

まとめ:賢い高齢期の働き方

2025年の年金制度改正は、表面的には高齢者の就労を支援する内容に見えますが、実際には政府の労働力確保戦略の一環であり、高齢者には新たな負担と選択を迫るものです。

重要なのは、以下の点を理解することです:

  1. 年金額面と手取り額の大きな差
  2. 住民税非課税世帯の圧倒的メリット
  3. 収入の壁を意識した戦略的な働き方
  4. 制度変更の継続的な監視

働きながら年金を受給することは、適切な知識と戦略があれば大きなメリットをもたらします。しかし、制度を理解せずに働いてしまうと、想定外の負担増に直面する可能性があります。

今後も変化し続ける年金制度の中で、自分と家族の生活を守るためには、常に最新情報を収集し、専門家のアドバイスを求めながら、戦略的な判断を行うことが不可欠です。

政府の政策に翻弄されることなく、自分自身の老後を自分で守る——そのための知識武装が、今まさに求められているのです。


本記事の情報は2025年1月時点のものです。制度の詳細や個別の状況については、年金事務所、税務署、社会保険労務士等の専門家にご相談ください。地域により制度内容が異なる場合がありますので、お住まいの自治体での確認も重要です。


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はじめに:2025年に何が起こるのか

2025年は年金制度にとって歴史的な転換点となります。厚生労働省は「106万円の壁」を撤廃する方針を示し、年金部会において大筋で了承されました。この改正により、多くの働く人々の社会保険料負担が変わり、年金の手取り額にも大きな影響を与えることになります。

同時に、2025年度の年金額改定では、国民年金(老齢基礎年金)の満額が6万9,308円、夫婦2人分の標準的な厚生年金が23万2,784円と決定されましたが、実際の手取り額は年金額面から各種控除を差し引いた金額となるため、受給者にとっては予想以上に少なくなる可能性があります。

2025年度年金額改定の詳細

基本的な年金額の変更

令和7年度の年金額は、前年度から1.9%の引上げとなりました。具体的な金額は以下の通りです:

国民年金(老齢基礎年金)

  • 満額:月額6万9,308円(前年度比+1,308円)
  • 昭和31年4月1日以前生まれの方:月額6万9,108円

厚生年金(標準的なモデル世帯)

  • 夫婦2人分:月額23万2,784円(前年度比+4,412円)

この「標準的なモデル世帯」とは、夫が平均的な収入(平均標準報酬45万5,000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))を指します。

マクロ経済スライドによる調整

2025年度のマクロ経済スライドによる調整率は、「公的年金被保険者数変動率▲0.1%+平均余命の延び率を勘案した率▲0.3%」で計算され、▲0.4%となりました。この仕組みにより、実質的な年金額の伸びは物価上昇率よりも低く抑えられています。

106万円の壁撤廃とその影響

改正の背景と内容

106万円の壁が撤廃される理由の一つは労働力不足です。年収106万円を超えて厚生年金に加入すると、社会保険料の負担により、かえって手取り収入が減るため、年収を106万円以下に抑えようと労働時間を調整する"働き控え"をする人が発生していました。

厚生労働省は、106万円の壁を意識している可能性がある労働者は約65万人いると推計しており、106万円の壁を撤廃することで、パートやアルバイトの人々の働き控えを解消し、さらなる労働力確保を期待しています。

新たな加入対象者の拡大

「106万円の壁」を撤廃した場合、新たに約200万人が厚生年金の加入対象になる見込みとされています。改正後は、週20時間以上働くと原則として厚生年金に入ることになります。

企業への影響

しかし、事業者にとってのデメリットもあります。厚生年金の保険料は給与の18.3%分で、企業と従業員が半分ずつ負担します。106万円の壁を超えることによってパート従業員が社会保険に加入すると、月額約1.3万円、年間約15.7万円の企業の社会保険料の負担が増えることになります。

年金からの天引き項目と手取り計算の実態

年金から差し引かれる4つの項目

年金受給者が実際に受け取れる手取り額を理解するには、年金から天引きされる項目を把握することが重要です。年金から天引きされるものは、国民健康保険料(75歳未満)または後期高齢者医療保険料(75歳以上)、介護保険料、所得税、住民税の4つです。

1. 国民健康保険料・後期高齢者医療保険料

  • 75歳未満:国民健康保険料
  • 75歳以上:後期高齢者医療保険料
  • 年金額が年間18万円以上の場合、特別徴収(天引き)の対象

2. 介護保険料

  • 65歳以上の全員が対象
  • 所得に応じて段階的に設定
  • 3年ごとに見直し

3. 所得税

  • 65歳以上の場合、年金額が158万円以上で課税対象
  • 復興特別所得税も含む(2037年まで)

4. 住民税

  • 前年の所得に基づいて計算
  • 所得割(10%)と均等割(5,000円)

具体的な手取り計算シミュレーション

単身者のケース(年金月額14万5,000円の場合)

年金を月14万5,000円もらえる方の手取りの年金額は13万2,247円(75歳未満)・13万3,484円(75歳以上)となります。年金額面に占める手取りの割合は約91-92%です。

夫婦世帯のケース

標準的な厚生年金受給夫婦(月額23万2,784円)の場合、社会保険料と税金を差し引いた手取り額はさらに複雑な計算が必要になります。特に注意すべきは「年収の壁」の存在です。

年収の壁による手取り率の変化

155万円の壁(単身世帯)

65歳以上の年金受給者の場合、単身世帯なら年金収入が155万円以下で住民税非課税となります。この境界を超えると、住民税の負担が発生し、手取り率が急激に下がります。

211万円の壁(夫婦世帯)

夫婦世帯なら主な生計を支える方の年金収入が211万円以下、配偶者の年金収入が155万円以下の場合に住民税非課税世帯となります。この壁を超えると、税負担が大幅に増加します。

手取り率の実態

年金額が増えるほど手取り率が下がる傾向があります:

  • 月10万円の年金:手取り率約96.6%
  • 月24万円の年金:手取り率約83.8%

この差は10%以上にもなり、年金額の増加が必ずしも手取り額の大幅な増加につながらないことを示しています。

2025年に向けた対策と準備

1. 自分の年金手取り額を正確に把握する

年金定期便に記載されている支給額と実際の手取り額には大きな差があります。各種控除を考慮した正確な手取り額を事前に計算しておくことが重要です。

2. 働き方の見直し

106万円の壁が撤廃されても、週20時間未満の勤務であれば今後も厚生年金に加入する必要はないため、「106万円の壁」が「20時間の壁」に変わるだけという指摘もあります。働き方を検討する際は、時間要件も考慮する必要があります。

3. 年金額を増やす方法の検討

繰り下げ受給 66歳~75歳の間に遅らせる「繰り下げ受給」をすると、1カ月遅らせるごとに受取れる年金額が0.7%ずつ増加します。最大で75歳まで繰り下げることで84%増加します。

継続就労 厚生年金には70歳まで加入できます。厚生年金の加入期間が長くなれば、その分老齢厚生年金をふやすことが可能です。

任意加入 60歳以降は働く予定がなく、国民年金保険料の納付月数が40年に満たない場合は、年金額を補てんするために任意加入を利用すると良いでしょう。

4. 家計管理の見直し

年金からの天引きを考慮した家計設計が必要です。特に以下の点に注意:

  • 住民税非課税世帯の境界線を意識した収入調整
  • 社会保険料の負担増を見込んだ生活費の設定
  • 医療費や介護費用の増加に備えた準備

注意すべきポイント

1. 地域差の存在

社会保険料や住民税は居住地域によって異なります。特に国民健康保険料は自治体ごとに大きな差があるため、正確な計算には居住地の情報が必要です。

2. 制度変更の継続的な監視

年金制度は継続的に改正されています。2025年の改正以降も、さらなる変更が予想されるため、最新情報の収集を怠らないことが重要です。

3. 個別事情の考慮

家族構成、他の収入源、医療費控除の有無などにより、実際の手取り額は大きく変わります。一般的なシミュレーションだけでなく、個別の事情を考慮した計算が必要です。

まとめ:2025年を乗り切るために

2025年の年金制度改革は、多くの人に影響を与える重大な変化です。106万円の壁の撤廃により、新たに約200万人が厚生年金に加入することになり、働き方や手取り収入に大きな変化が生じます。

同時に、年金受給者にとっては、額面の年金額と実際の手取り額の差を正確に理解することが、老後の生活設計において極めて重要です。年金からは社会保険料と税金が差し引かれ、手取り率は80-90%程度になることを前提とした計画が必要です。

これらの変化に対応するためには:

  1. 自分の状況に応じた正確な手取り額の計算
  2. 働き方の戦略的な見直し
  3. 年金額を増やすための選択肢の検討
  4. 継続的な情報収集と計画の修正

が不可欠です。2025年の制度改革を機会として捉え、より良い老後生活のための準備を進めていきましょう。


本記事の情報は2025年1月時点のものです。制度の詳細や個別の状況については、年金事務所や社会保険労務士等の専門家にご相談ください。


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はじめに:申請しないともらえない支援制度の現実

「知らない」というだけで、最大48万円もの支援を受け損ねている高齢者が数多く存在します。生命保険文化センターの調査によると、多くの方が老後の収入不足に不安を感じており、年金だけでは豊かな生活を送ることが困難な現実があります。

しかし、国や自治体では高齢者の生活を支援するための様々な制度が用意されているにも関わらず、その存在を知らない、または申請方法が分からないために活用されていないケースが非常に多いのが実情です。

今回は、高齢者が利用できる5つの主要な給付金・助成金制度について、具体的な申請方法から受給条件まで詳しく解説します。これらの制度を知ることで、老後の経済的不安を大幅に軽減することができるでしょう。

1. 高齢者支援事業:地域で安心して暮らすための総合支援

制度の概要

高齢者支援事業は、各自治体が高齢者とその家族が地域で安心して生活できるよう提供している包括的な支援制度です。全国の市町村で独自のサービスが展開されており、介護用品から交通費まで幅広い支援が受けられます。

静岡県藤枝市の具体例

おむつ代助成制度

  • 在宅で高齢者を介護する家族への経済的支援
  • おむつ購入費用の助成により、介護負担を軽減

鍼灸マッサージ治療助成券

  • 対象者:70歳以上で介護保険料所得段階1〜3の方
  • 助成額:1回につき1,000円分の助成券
  • 目的:健康維持と医療費負担の軽減

ふじのくに触れ合乗車券

  • 対象者:70歳以上で介護保険料所得段階1〜3の方
  • 助成額:3,000円分のバス乗車券
  • 効果:外出機会の増加と社会参加の促進

一人暮らし高齢者等配食サービス

  • 対象者:65歳以上の一人暮らしで安否確認や栄養支援が必要な方
  • サービス内容:一食につき200円の補助で昼食弁当を配達
  • 付加価値:安否確認と栄養管理の両面をサポート

寝具クリーニングサービス

  • 対象者:65歳以上で要介護3以上または一人暮らしの方
  • サービス内容:年2回、布団3点まで消毒クリーニング
  • 料金:シングル660円、ダブル880円

活用のポイント

各自治体によってサービス内容や条件が大きく異なるため、まずはお住まいの地域の高齢者支援窓口に相談することが重要です。意外と知られていない支援制度が数多く存在するため、定期的に情報収集を行うことをおすすめします。

2. 家族介護慰労金:在宅介護への経済的支援

制度の目的と特徴

家族介護慰労金は、介護保険サービスを利用せずに自宅で重度の要介護者を介護している家族に対する経済的支援制度です。毎年支給されるため、継続的な支援を受けることができます。

受給条件(一般的な基準)

  1. 要介護度:要介護4または要介護5の認定を1年以上連続して受けている
  2. サービス利用状況:介護保険サービスを1年間利用していない(年間1週間程度の短期利用は除く)
  3. 世帯の所得:市町村民税非課税世帯
  4. 保険料納付:介護保険料を適切に納めている
  5. 入院日数:過去1年間に90日以上の入院をしていない

支給額と地域差

一般的な支給額

  • 年間10万円:最も多い設定金額
  • 月額換算:約8,300円相当
  • 自治体による違い:月額15,000円設定の地域もあり

地域による特例

  • 山口県山口市:要介護3でも対象
  • 一部自治体:制度自体を実施していない場合もあり

活用方法と注意点

在宅介護は身体的・精神的・経済的に大きな負担となります。この慰労金を活用して、介護用品の購入や通院費用に充てることで、介護負担の軽減が期待できます。

ただし、制度の存続については自治体の財政状況により変更の可能性があるため、早めの申請と定期的な制度確認が重要です。

3. 住宅確保給付金:家賃支払いが困難な方への住居支援

制度の背景と拡充

住宅確保給付金は、離職や廃業、収入減少により住居を失う恐れがある方に対して、家賃相当額を支給する生活支援制度です。新型コロナウイルスの影響により対象要件が大幅に緩和され、より多くの方が利用できるようになりました。

対象となるケース

従来の対象者

  • 離職・廃業後2年以内の方

拡充後の対象者

  • 会社から休業指示を受けて収入が大幅に減少した方
  • フリーランスで仕事量や収入が減少した方
  • 個人事業主で営業時間短縮や注文キャンセルにより収入が激減した方

具体的な適用例

インストラクターの場合

  • 従来:週4日以上勤務
  • 現在:需要低下により週3日以下に減少
  • 結果:収入減少により住宅維持が困難

宿泊施設経営者の場合

  • 影響:自粛要請により宿泊客激減
  • 結果:住宅ローンや家賃支払いが困難

給付内容と期間

給付額

  • 各自治体が定める上限額まで実際の家賃額を支給
  • 大阪市の例:単世帯で月額124,000円が上限

給付期間

  • 原則:3ヶ月間
  • 延長:2回まで可能(最大9ヶ月間)

受給要件

  1. 離職等の期間:離職・廃業後2年以内または収入減少
  2. 世帯収入:市町村民税均等割非課税額の1/12と家賃の合計額以下
  3. 預貯金額:各市町村で定める額以下
  4. 求職活動:ハローワークでの求職申込みと積極的な就職活動

支払い方法

給付金は申請者本人ではなく、賃貸住宅の貸主や不動産業者に直接支払われる仕組みになっており、確実に住居費に充当されます。

4. 補聴器購入補助制度:聴力低下への包括的支援

制度の重要性と効果

聴力の低下は加齢とともに自然に起こる現象ですが、適切な対策を取らないと社会的孤立や認知症のリスクが高まります。海外の研究では、補聴器の適切な使用が認知症の発症リスクを軽減する可能性が示されており、単なる聴力補助以上の価値があります。

障害者総合支援法による補助

対象者 身体障害者手帳の交付を受けた聴覚障害者

申請手順

  1. 自治体福祉窓口で身体障害者手帳の交付申請
  2. 福祉事務所で判定を受診
  3. 診断書・意見書を提出
  4. 手帳交付(障害程度や種類を記載)

補聴器購入手順

  1. 障害福祉課で給付申請書を取得・記入
  2. 指定医療機関で補装具意見書を作成
  3. 補聴器販売店で見積書を取得
  4. 必要書類を障害福祉課に提出
  5. 補装具費支給券の発行(2〜4週間)

自己負担割合

  • 原則:購入費の0〜3割
  • 障害程度:2級〜6級に応じて補助額決定

各自治体の独自助成制度

障害者手帳の取得条件に満たない軽度・中度難聴の方向けの制度も充実してきています。

東京都江東区

  • 対象:65歳以上で一定条件を満たす方
  • 助成額:1人1回1台限り、3万円を上限

北海道池田町

  • 対象:65歳以上で一定条件を満たす方
  • 助成額:上限5万円

長野県軽井沢町

  • 対象:65歳以上
  • 助成額:購入費の1/2以内で3万円を上限

申請時の注意点

各自治体によって対象年齢、所得制限、助成額が大きく異なるため、事前にお住まいの自治体のホームページや福祉窓口で詳細を確認することが重要です。

5. 介護予防住宅改修給付金:安全な住環境への投資

制度の必要性

消費者庁のデータによると、75歳以上の後期高齢者の転倒事故は65〜74歳の前期高齢者の2倍以上に上り、転倒事故の約半数が自宅で発生しています。住み慣れた自宅での安全な生活を継続するためには、適切な住宅改修が不可欠です。

対象となる改修工事

介護保険で対象となる工事は以下の6種類に限定されています。

1. 手すりの取り付け

  • 設置場所:玄関、トイレ、浴室、廊下など
  • 効果:歩行や立ち上がりの支援
  • 需要:住宅改修で最も多い工事内容

2. 段差の解消

  • 対象:廊下、玄関、浴室などの段差
  • 工法:スロープ設置も含む
  • 効果:転倒予防と車椅子対応

3. 床・通路材料の変更

  • 目的:滑りにくい素材への変更
  • :畳からフローリングへの変更
  • 効果:車椅子の移動性向上

4. 扉の取り替え

  • 対象:開き戸から引き戸への変更
  • 効果:開閉の負担軽減

5. 便器の交換

  • 内容:和式から洋式への変更、便器の向き変更
  • 効果:利用者と介護者双方の負担軽減

6. 付帯工事

  • 内容:上記工事に必要な補強工事
  • :手すり設置のための壁補強、配管工事

給付内容と条件

給付額

  • 上限額:1人当たり20万円
  • 自己負担:改修費用の1〜3割
  • 補助割合:費用の7〜9割を補助

再支給の条件

  • 要介護状態が3段階以上上昇した場合
  • :要支援1から要介護3になった場合
  • 転居した場合

申請手順と注意点

重要な注意事項 住宅改修の給付金を受けるためには、工事前の事前申請が必須です。工事完了後の申請では給付対象外となるため、必ず以下の手順を守ってください。

申請手順

  1. 事前相談:ケアマネージャーまたは地域包括支援センターに相談
  2. 見積取得:指定業者から見積書を取得
  3. 事前申請:市町村に必要書類を提出
  4. 審査・承認:自治体による審査
  5. 工事実施:承認後に工事開始
  6. 完了報告:工事完了後、領収書等を提出

利用状況と効果

公表されているデータによると、要介護2以下の方が給付件数の80%を占めており、本格的な介護が必要になる前の予防的改修として多く利用されています。

実際の給付シミュレーション:兵庫県明石市の事例

兵庫県明石市在住の夫婦2人世帯を例に、実際に受給できる給付金の総額を計算してみましょう。

各制度の給付額

1. 高齢者支援事業

  • 通院支援タクシー利用券:月4枚×5,000円=月2万円
  • 敬老祝金:77歳5,000円、88歳1万円、100歳3万円

2. 家族介護慰労金

  • 年額:10万円

3. 住宅確保給付金

  • 家賃補助:13万円+最大4万8,000円(家賃額加算)

4. 補聴器購入補助制度

  • 助成額:2万円(1人1回限り)

5. 介護予防住宅改修給付金

  • 助成額:上限20万円

総額計算

これらの制度を最大限活用した場合、総額約48万円の支援を受けることが可能です。ただし、全ての制度を同時に利用できるわけではなく、それぞれに受給条件があることに注意が必要です。

制度活用のための実践的アドバイス

情報収集の重要性

定期的な制度確認 制度内容や条件は定期的に変更されるため、以下の方法で最新情報を収集することが重要です。

  • 自治体のホームページの定期チェック
  • 地域の福祉センターでの情報収集
  • ケアマネージャーとの定期相談
  • 年金事務所での制度確認

申請サポートの活用

多くの給付金・助成金制度は申請手続きが複雑で、必要書類も多岐にわたります。以下のサポート体制を積極的に活用しましょう。

専門家によるサポート

  • ケアマネージャー
  • 地域包括支援センター職員
  • 社会福祉士
  • 行政書士

家族によるサポート

  • 申請書類の準備
  • 窓口への同行
  • 制度情報の共有

事前準備の重要性

必要書類の準備 制度利用時にスムーズに申請できるよう、以下の書類を事前に準備しておくことをおすすめします。

  • 身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 住民票
  • 所得証明書
  • 介護保険証
  • 障害者手帳(該当者のみ)
  • 預貯金通帳のコピー

まとめ:知識が生み出す安心の老後生活

今回ご紹介した5つの給付金・助成金制度は、高齢者の生活を総合的に支援する重要な制度です。しかし、これらの制度の存在を知らない、または申請方法が分からないために活用されていないケースが非常に多いのが現実です。

重要なポイント

  1. 制度の存在を知ること:情報収集が第一歩
  2. 早期の申請:多くの制度で事前申請が必要
  3. 継続的な活用:一度きりでない制度もある
  4. 専門家の活用:複雑な手続きはサポートを受ける
  5. 家族との共有:情報を家族で共有し、必要時に迅速対応

今後のアクション

  • お住まいの自治体の制度を調査
  • 利用可能な制度の条件確認
  • 必要書類の事前準備
  • 専門家との相談関係構築

これらの制度を適切に活用することで、老後の経済的不安を大幅に軽減し、より安心で豊かな生活を送ることができます。「知らない」というだけで数十万円の損失を被ることのないよう、積極的な情報収集と制度活用を心がけましょう。

老後生活の質は、年金額だけでなく、こうした支援制度の活用度によっても大きく左右されます。今回の情報を参考に、ぜひ一歩踏み出してみてください。


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はじめに:甘すぎる年金への期待

「将来、年金で月20万円くらいはもらえるだろう」

このように考えている方は少なくないのではないでしょうか。しかし、これは非現実的な期待であることが統計データから明らかになっています。日経ウーマンの調査によると、実に85.4%の人が老後のお金に不安を感じており、その背景には年金制度への誤解があります。

今回は、年金の基本的な仕組みから、実際の受給額の現実、そして老後資金不足への具体的な対策まで、シニア世代が知っておくべき重要な情報を詳しく解説します。

日本の年金制度:3階建て構造を理解する

年金制度の基本構造

日本の年金制度は「3階建て」と呼ばれる構造になっています。まずは、この仕組みを正しく理解することが重要です。

被保険者の分類

  • 第1号被保険者:自営業・フリーランス
  • 第2号被保険者:会社員・公務員
  • 第3号被保険者:第2号被保険者の配偶者(専業主婦など)

3階建て構造の詳細

1階部分:国民年金(基礎年金)

  • 20歳から60歳まで全国民が加入
  • 40年間満額納付で月額66,250円(令和5年度)
  • 第1号・第3号被保険者はこの部分のみ

2階部分:厚生年金

  • 会社員・公務員が加入
  • 報酬比例で給付額が決定
  • 基礎年金に上乗せされる

3階部分:私的年金

  • 企業年金、個人年金など
  • 大企業勤務者や自営業者が活用

保険料の負担構造

令和5年度の保険料

  • 第1号被保険者:月額16,520円(一律)
  • 第2号被保険者:月給の18.3%(会社が半分負担)
  • 第3号被保険者:保険料負担なし

賦課方式:日本の年金制度の特徴

積立方式vs賦課方式

日本の年金制度は「賦課方式(仕送り方式)」を採用しています。これは、現在の現役世代が納める保険料が、そのまま現在の年金受給者に給付される仕組みです。

賦課方式のメリット

  • インフレに対応可能
  • 急激な物価上昇時でも実質価値を維持
  • 現役世代の賃金水準に連動

積立方式との違い 積立方式は個人が納めた保険料を運用して将来受け取る方式ですが、インフレリスクや運用リスクがあるため、多くの国で賦課方式が採用されています。

【衝撃】年金15万円以上を受給する人の実際の割合

厚生年金受給の現実

厚生労働省年金局の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」から明らかになった衝撃的な事実をご紹介します。

全体の平均受給額

  • 厚生年金の平均月額:14万4,040円(基礎年金含む)

男女別の受給状況

男性の受給状況

  • 平均年金月額:163,380円(基礎年金含む)
  • 受給権者数:1,028万2,130人
  • 月額15万円以上受給者:695万4,201人(67.6%)

女性の受給状況

  • 平均年金月額:104,686円(基礎年金含む)
  • 月額15万円以上受給者:わずか約10%

驚愕の格差の実態

男女間には約6万円もの大きな格差が存在しています。これは女性が結婚・出産などのライフイベントで離職する割合が高く、厚生年金の加入期間が短くなることが主な要因です。

高額受給者の実態

  • 月額30万円以上受給者:全体のわずか0.1%
  • 大多数の人が現役時代の7割程度の収入に

老後資金不足への3つの対策

年金だけでは豊かな老後生活を送ることが困難な現実を踏まえ、今から始められる具体的な対策をご紹介します。

対策1:将来の年金額を正確に把握する

年金額確認の2つの方法

①年金定期便での確認

  • 毎年誕生月に郵送
  • 35歳、45歳、59歳は封書、その他ははがき
  • 50歳以上は老齢年金の見込み額を記載

②ネット年金便での確認

  • 24時間いつでも確認可能
  • 日本年金機構の「ねんきんネット」を利用
  • マイナンバーカードまたは基礎年金番号で登録

対策2:70歳まで働いて厚生年金加入期間を延長

在職老齢年金制度の活用

  • 65歳以降も働きながら年金を受給可能
  • 厚生年金の加入期間延長で受給額増加
  • 健康維持と収入確保の一石二鳥効果

延長のメリット

  • 毎月の年金額が増加
  • 社会保険の継続
  • 生きがいの維持

対策3:資産運用による老後資金の確保

超低金利時代において、預貯金だけでは資産の増加は期待できません。適切な資産運用を検討することが重要です。

おすすめの運用方法

①iDeCo(個人型確定拠出年金)

  • 老後資金作りを支援する国の制度
  • 掛金が全額所得控除
  • 運用益が非課税
  • 受取時も税制優遇

②つみたてNISA

  • 小額からの長期積立投資を支援
  • 金融庁が厳選した投資信託のみ
  • 運用益が非課税
  • いつでも解約・売却可能

③新NISA制度(2024年開始)

  • 年間投資枠の拡大
  • 非課税期間の恒久化
  • より柔軟な投資が可能

50代・60代向け投資のポイント

リスク管理を重視した投資戦略

年齢を重ねるにつれ、リスク許容度は下がります。以下のポイントを押さえた投資が重要です。

投資の基本原則

  1. 分散投資:一つの資産に集中させない
  2. 長期投資:短期的な値動きに一喜一憂しない
  3. 定期的な見直し:ライフステージに応じた調整

推奨する投資商品

  • バランス型投資信託
  • 国内外の株式・債券へ分散投資
  • インデックスファンド中心の運用

まとめ:現実を受け入れ、今から行動を

年金15万円以上を受給できる人が全体の約6割(男性)、女性に至ってはわずか1割という現実は、多くの人にとって衝撃的だったのではないでしょうか。

重要なポイント

  1. 現実を正しく認識する:甘い期待は禁物
  2. 早期の対策開始:時間を味方につける
  3. 複数の収入源確保:年金だけに依存しない
  4. 継続的な見直し:状況に応じた調整

老後資金の不安を解消するためには、まず現状を正確に把握し、早期から具体的な行動を起こすことが不可欠です。年金制度を正しく理解し、自助努力による資産形成を並行して進めることで、より安心できる老後生活を実現できるでしょう。

今回ご紹介した3つの対策は、どれも今日から始められるものばかりです。将来の自分のために、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

次のアクション

  • ねんきんネットへの登録
  • 家計の見直しと資産状況の把握
  • iDeCoやつみたてNISAの検討開始

豊かな老後生活のための準備は、思い立った今が最適なタイミングです。


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はじめに:定年後の収入不安を解決する新たな働き方

2024年以降、年金だけで豊かな老後生活を送ることは現実的に困難な時代となりました。円安や物価高の影響により、多くのシニア世代が老後資金に不安を抱えています。

実際に、令和元年の高齢者の経済生活に関する調査では、60歳以上の約4割が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答しており、70歳以上まで働きたいという回答と合わせると、約9割の高齢者が継続的な就業意欲を持っていることが分かります。

しかし、従来の定年後の仕事といえば、軽作業のアルバイトや清掃業務、警備、配達、介護スタッフなど、体力を要する仕事が多く、年齢を重ねるごとに厳しくなるのが現実です。しかも、これらの仕事は体力的負担の割に収入が限定的という課題があります。

そこで注目されているのが、在宅でできるネットビジネスです。パソコン1台あれば初期投資をほとんど必要とせず、自分の体調や都合に合わせて仕事ができる新しい働き方として、多くのシニア世代が挑戦しています。

ネットビジネスの魅力とは?

低リスク・高い自由度

  • 初期投資がほとんど不要(パソコン代のみ)
  • 自分のペースで作業可能
  • 煩わしい人間関係から解放
  • 年齢制限なし
  • 一生続けられる収入源

特別なスキル不要 専門知識や資格がなくても始められる仕事が豊富にあり、人生経験こそが最大の武器になります。

それでは、具体的にどのような副業があるのか、5つの方法を詳しく解説していきます。

1. ブログ運営:日記感覚で始める広告収入

ブログとは何か?

ブログは、自分の趣味や経験談、意見などを文章や写真で発信する個人のウェブサイトです。企業や病院、飲食店なども情報発信ツールとして活用しています。

収入の仕組み

主な収入源は広告収入です。ブログに掲載した広告を読者がクリックすることで報酬が発生します。初心者には「Google AdSense」の利用が最も簡単で、Googleが自動で適切な広告を表示してくれます。

始め方の基本

  1. WordPressを使用してブログを作成
  2. Google AdSenseに登録
  3. 定期的に記事を投稿
  4. 読者に価値のある情報を提供

メリット・デメリット

メリット

  • 気軽に始められる
  • 長期間続けられる
  • 月数万円程度なら比較的達成しやすい

デメリット

  • 設定に時間がかかる
  • 収益化まで半年程度必要
  • 継続的な努力が必要

成功のポイント

ブログ成功の鍵は継続性です。最初の半年間は収益がほぼゼロでも、勉強と改善を繰り返すことで徐々に成果が現れます。人生経験豊富なシニア世代には、若い世代にはない独自の視点と知識があり、それこそが読者にとって価値のあるコンテンツになります。

2. スキルシェア:経験と知識を収入に変換

スキルシェアとは?

あなたの知識、経験、技術を必要としている人に提供してお金を稼ぐ副業です。「特別なスキルなんてない」と思われるかもしれませんが、日常的な経験や知識にも十分な価値があります。

おすすめプラットフォーム

クラウドワークスが最もおすすめです。登録者数410万人以上の日本最大級のプラットフォームで、多様な案件が見つかります。

具体的な案件例

  • 高齢者に起こりやすい症状についての記事作成
  • 50代・60代向けの旅行体験談(1文字0.5円)
  • 様々なテーマでの記事作成(ゲーム、恋愛、ファッション、お金、ゴルフなど)

始め方

  1. クラウドワークスに登録
  2. 自分ができそうな案件を探す
  3. まずは単価の低い案件で実績を作る
  4. 実績を積んで高単価案件にチャレンジ

実際に調べてみると、記事作成だけで1,100件以上の募集があり、特別な専門知識がなくても受注できる案件が豊富にあります。

3. 動画出演代行:顔を出さずにできる新しい副業

動画出演代行とは?

YouTubeに動画を投稿したいが、自分で出演できない人の代わりに動画に出演したり、ナレーションを担当する副業です。

案件の具体例

  • 60代未亡人の波乱万丈人生:顔を出さず、日常風景を後ろから撮影
  • 話題のLINEチャンネル:声だけの出演
  • TikTok動画出演:1件15,000円の案件もあり

特徴的な案件

  • 近所のお店で食事する様子を撮影:3,000円
  • 自宅で一人で撮影して素材提出
  • 経験・実績不要でも挑戦可能

メリット・デメリット

メリット

  • 1件あたりの報酬が高い
  • シニアの声という需要がある
  • 自宅で一人で作業可能

デメリット

  • 契約終了時期が不明
  • 継続的な収益拡大が困難

50代以降でこの分野に参入している人が少ないため、需要に対して供給が不足している状況です。

4. メダカ販売:趣味と実益を兼ねたユニークな副業

メダカ副業の魅力

メダカは「泳ぐ宝石」と呼ばれ、盗難されるほど価値の高い品種も存在します。繁殖期には1ヶ月で100個以上の卵を産むため、理論上は1万円の価値があるメダカから100万円の収益を得ることも可能です。

販売方法

現在はYahooオークションなどのネット販売が主流で、卵から成魚まで全ての成長段階で販売できます。

デメリット

  • 生き物なのでコントロールが困難
  • 飼育スペースが必要
  • 匂いの問題
  • 冬季の冬眠期間
  • 初期費用が必要

特徴

今回紹介する副業の中で唯一、携帯電話だけでも可能な副業です。ネットを使うのは販売時のみで、パソコンに抵抗がある方におすすめです。

5. YouTube:年齢不問の動画配信ビジネス

年齢は関係ない

実際に、68歳の夫と63歳の妻が運営するチャンネルが月10万円以上を稼いでいる事例があります。難しい動画編集は不要で、日常風景を文字と一緒に紹介するだけの内容でも成功可能です。

YouTubeの可能性

  • 視聴者層が幅広い(子どもからシニア、世界中の視聴者)
  • テレビでは取り上げられないニッチな分野でも需要がある
  • 広告収入がメインの収益源

成功の条件

  1. 本気でやる気があるか
  2. 成功するまでやり続けられるか

この2点が最も重要です。

メリット・デメリット

メリット

  • 年齢制限なし
  • 大きな収益の可能性
  • 趣味の延長として楽しめる

デメリット

  • 成功確率は他の副業より低い
  • 時間がかかる
  • 継続が困難

成功のための重要なポイント

1. 情報の見極めが重要

ネット上には信頼できない情報も多く存在します。多角的に情報を分析し、本物を見極める力をつけることが重要です。

2. 安易な有料教材に注意

「お金を払えば稼げるようになる」という甘い誘惑には注意が必要です。特にネット初心者を狙ったノウハウビジネスには警戒しましょう。

3. 継続こそが成功の鍵

どの副業も最初は成果が出にくいものです。しかし、継続と改善を繰り返すことで必ず結果につながります。

まとめ:新しい収入源で豊かな老後を

定年後の収入不安は多くの人が抱える問題ですが、ネットビジネスという新しい選択肢があることを知っていただけたでしょうか。

重要なのは以下の3点です:

  1. 小さく始める:リスクの少ない方法から挑戦
  2. 継続する:最初は成果が出なくても諦めない
  3. 学び続ける:常に改善と学習を繰り返す

これらの副業は、年金に加えて月10万円程度の収入を得ることで、老後の生活をより豊かにする可能性を秘めています。体力的な負担も少なく、自分のペースで続けられるため、シニア世代には特におすすめです。

人生100年時代と言われる現在、定年後も長い時間があります。その時間を有効活用し、新しいスキルを身につけながら収入を得ることができれば、より充実した老後生活を送ることができるでしょう。

まずは興味のある分野から小さく始めてみることをおすすめします。あなたの豊富な人生経験こそが、最大の武器になるはずです。


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