レンジャー・ウイングダイバーに続き、フェンサーでも難易度インフェルノをクリア。
ウイングダイバーに比べると武器の癖が強く、苦手な敵も多いのだが、それでもごり押しで何とかなってしまうあたり、ポテンシャルの高さをひしひしと感じた。
■よく使っていた武器
自分がインフェルノを攻略するうえで、よく使っていた武器を紹介する。
■デクスター自動散弾銃ZGXE
■ジャックハンマーMBF
基本セット。全てのミッションで使用する。最も使用頻度の高い組み合わせなので、便宜上この2つを「高機動セット」と呼ぶ。
武器の優秀さもさることながら、それぞれ「サイドスラスター」「ジャンプブースター」を持っていることが何より重要。これにより「慣性ジャンプ」が可能になり、ウイングダイバーも真っ青の機動力を発揮する。
火力の高いフェンサーが機動力まで手に入れ、鬼に金棒。敵のど真ん中に突っ込み、開幕からテレポーションアンカーを壊しにいくなど、強引に勝ちの形勢をつくりに行くことができる。
ただし慣性ジャンプは移動距離が長いうえ、スピードが速すぎるので細かいエイムを合わせにくい。
そこでこの2つの武器がある。デクスター自動散弾銃は広範囲の敵を攻撃でき、ジャックハンマーは連射が早い。そのため、敵の周りを飛び回りながらボタンを押しっぱにしているだけで、どんどん敵を殲滅できる。ガバエイムでも全く問題ない。
慣性ジャンプを使える組合せは他にもあるが、敵の殲滅しやすさという点ではこの2つが使いやすい。
さらにこの2つはDPSも高い。デクスター自動散弾銃は至近距離だと1発あたり約8400ダメージ。しかもそれを秒間2.5発も発射する。
ショットガンよろしく距離減衰が激しいのが欠点だが、300メートル以上の射程もあり、多少離れた場所からでもアリやクモを確殺できる。
ジャックハンマーも連射が早く、DPSは9000ほど。この2つを両手武器として同時に使えるので、エルギヌスやマザーモンスターといった大物相手にも強い。
この2つは最も使用頻度が高いので、ボタン配置もそれに合わせて変更することをオススメする。
具体的には、サイドスラスターをR1、ジャンプブースターを×ボタンで出せるようにしておく。
こうすることで慣性ジャンプがスムーズに出せるうえ、飛び回りながらデクスター自動散弾銃で攻撃することも可能。アリやクモなどはこれだけで対処できる。
この組み合わせの弱点は、まず射程が短いこと。ジャックハンマーの射程は100メートル未満しかないし、デクスター自動散弾銃は距離が離れるごとにダメージが著しく減衰する。
アリやクモが相手なら、自慢の機動力を活かして自分から近付けばいいが、そうもいかない危険な相手もいる(レーザーグレイやディロイなど)。その場合は別の対策を用意しなければならない。
そしてもう1つは貫通がないこと。敵の死骸に弾が阻まれるため、地底ミッションなどで闇雲に攻撃しても、なかなか敵を倒せない。
フェンサーはこの2つを基本セットにしつつ、「裏の武器」でこれらの弱点をどう補うかを考えながら、ミッションに応じて武器を選択していくことになる。
高機動セットのお供。それぞれダッシュセルとアドブースターの最上位品。
これにより慣性ジャンプが連続8回で使えるようになり、全兵科中最高の機動力が手に入る。
ちなみに、ダッシュセルは「連続10回」、アドブースターは「連続8回」なので回数が一致しない。また、ジャンプブースターは、サイドスラスターに比べクールタイムが長い。
そのため、慣性ジャンプを8回使う ⇒ 残ったサイドスラスター2回で敵から逃げる、という風に立ち回ると、ちょうどジャンプブースターのクールタイムが終わっておりいい感じに高機動を維持することができる。
また、この2つは慣性ジャンプの為だけでなく、単に「連続でサイドスラスター or ジャンプブースターを使う」ための補助装備としても優秀。
慣性ジャンプは移動距離が長すぎるので、細かい位置調整には向かない。そういう時はサイドスラスター単体で使うと、程よく動ける。
また、ジャンプブースターは真っすぐ飛ぶ(垂直ジャンプ)と上昇力が大きく、高所に移動したいときに役立つ。
欠点はフェンサーの補助装備が2枠とも埋まってしまうこと。フェンサーは他にも使いたい補助装備が多いので、いつでもこれ一択という訳にはいかない。
■マルチチャージャー4-4
他にも使いたい補助装備があるときはコレ。サイドスラスターとジャンプブースターがそれぞれ4回使えるようになり、連続4回の慣性ジャンプが可能。
ダッシュセル&アドブースターに比べると若干機動力は落ちてしまうが、それでも十分な機動力を確保しつつ、補助装備の枠を1つ開けることができる。
■FGX高高度強襲ミサイル
高機動セットの「裏の選択肢」として第1候補となる武器。
優秀な性能のミサイルであり、フェンサーが苦手とする対空をかなり補えるようになる。
基本的には両手持ちだが、敵から逃げ回りながらミサイルを撃ちたいという時は、サイドスラスター持ちの武器と組み合わせてもよい(ミサイルがジャンプブースター持ちなので、これで慣性ジャンプが可能になる)。
対空武器としての優秀さはもちろんだが、1発1500を超えるダメージ、同時14体ロックオン、さらに半径13メートル以上もの爆風が合わさり、対地の殲滅武器としてもかなり優秀。
その強さは、終盤ミッションである「血戦の刻」が、後方でミサイルをバラ撒いているだけで終わってしまうほど。DLC武器ならともかく、ふつうに本編で手に入る武器でこの強さは驚異的。
⇒こんな簡単にクリアできると、「地球防衛軍5って実はかなり簡単なゲームなんじゃないか?」と勘違いしてしまいそうになる。
さらにその殲滅力を活かし、高機動セットで逃げ回りつつ、ステージの端っこでミサイルをバラ撒き続けるチキンミサイル戦法も、かなりのミッションで有効。多くのステージにおいて、端のほうが開けた道になっている(つまり逃げ回りやすい)ことも、この戦法の有効性に拍車をかけている。
逃げ回ってミサイルを撃つだけなので味気ない過程になりがちだが、どうしてもクリアできないミッション等では役立つこともある。
また、この武器が「裏の選択肢」として最有力なのは、何ら補助装備を必要としないこと。高機動フェンサーとして最高の機動力を確保しつつ、確実にフェンサーの弱点を補うことができる。
欠点は何といっても自爆しやすいこと。ミサイルは慣性の影響を受けるため、落下中にミサイルを撃つとかなり危ない。
かといって地上で使うと何かの地形に引っかかって誤爆しやすく、これも危険。
そのため、この武器を使うときは直前に垂直ジャンプし、上昇中に撃つよう心掛けるとよい。
また、これは武器そのものの欠点という訳ではないが、★レベルを上げないと使いづらい。
特にロック時間。★7ではロックオンに0.2秒かかるが、★8では0.039秒になる。
つまり、いきなり5倍も速くなるのである。なんか上がり方がテキトーというか、なんで★1つ上がっただけでそんなに変わるんだと言いたくなるが、ともかく、★7と★8では使い勝手がまったく変わってしまうので、何としても★8を狙いたい。
そのためにはやはり武器稼ぎが必要になる。オススメはミッション66「降り注ぐ魔球」だが、ヘルフレイムリボルバーも一緒に集めたいときはミッション82「ベース228奪還作戦 撤収」をオススメする。
上記の「盾フェンサー」セットにおいて、ジャックハンマーを持ち替えたもの。4.1ではブラホが非常に優秀だったので、これが主流だった。
こちらは対エイリアンではなく、巣穴ミッションを想定したもの。
巣穴はステージが狭いので、いつものように飛び回るのが難しい。しかも巣穴に籠った敵は1方向(正面)からしか狙えないので、足を止めて戦う必要がある。
かといって高機動フェンサーで足を止めて戦うのは危険だし、そもそも自慢の機動力が死ぬ。そこで盾フェンサーを使って地道に戦いましょうという作戦。
もちろんジャックハンマーでもいいのだが、巣穴では狭い場所に敵が密集するため、貫通力のある武器が欲しい。そこでブラホを選択。
といっても出番は多くなく、ミッション99「地の底の激戦」で一度だけ活躍した。
「ブラストホール・スピアMSXE」はDLC武器だが、相手にするのはザコ(アリとクモ)ばかりなので、下位品のMSでもまったく問題ない。
それにしても4.1ではあんなに活躍したのに、5では他の選択肢が増えたせいで随分影が薄いというか、ブラホってこんなに使いにくかったかなあという感じである。
■38ミリ レイジキャノン砲
■ボンバード・スケルトン
高機動セットの「裏の選択肢」その3。主に対ディロイを想定している。
フェンサーにとって対空と同じか、それ以上に苦手とするのが「狙撃」である。とにかく使いづらい武器しかない。
しかし、その中でもまだ、辛うじて、何とか使える部類なのがこの「レイジキャノン砲」である。
連射速度は遅いが、フェンサーは両手持ちが可能なので、交互に撃つことでいい感じにダメージを出せる。
⇒連射速度は3秒に1回なので、ちょうどライサンダー2丁持ちで戦うイメージに近い。
ダメージは★10で18000なので、単純なDPSでいえばライサンダー2丁持ちを大きく超える。
しかし、フェンサー武器の宿命として反動が大きく、1発撃つごとに照準が大きく跳ね上がる。装備重量による旋回への影響も大きく、ふつうに使ってもまったく狙いが定まらない。
こんなのでディロイを相手にするなど無謀もいいところなので、補助装備必須。
できれば「砲口安定化装置S式」「VZスケルトン」の2つが欲しいところだが、枠が足りない。そこで「ボンバード・スケルトン」によって満遍なく影響を減らす。これなら十分実用に耐えうるレベルだろう。
■苦手な敵
フェンサーはウイングダイバー以上に得手不得手が激しく、苦手な敵が多い。ここでは、そんな敵相手にどのように対処すべきかについて記載する。
■蜂、タッドポウル
要するに飛んでいて、かつ機動力の高い敵。対空の苦手なフェンサーの天敵。
動きの遅いドローンなら高高度でいいのだが、機動力の高いこいつらにはそういう訳にもいかない。下手をすると自爆の危険性もある。
まず、味方NPCがいる時なら高高度で対処できる。NPCに敵を押し付け、自分は後ろから高高度ミサイルをバラ撒けばいい(ちょっと卑怯な気もするが)。
問題は味方NPCがいない(または全滅した)とき。慣性ジャンプですら振り切れないスピードで追いかけてくるので、高高度ミサイルを撃っているヒマがない。
こんな時は、ひたすら慣性ジャンプで飛び回りながらデクスター自動散弾銃を逃げ撃ち。敵は背後から迫ってくるので、正面ではなく、後ろを向きながら慣性ジャンプを繰り返す。
そうこうしている内に、デクスター自動散弾銃がいい感じに敵を減らしてくれるのを待つ。なんだか見た目も発想も後ろ向きな戦法だが、プレイヤーの後ろにぴったり張り付いてくる蜂相手にはかなり有効。
ただし、後ろを向きながらジャンプするという事は、当然進行方向に何があるか分からない(見えない)という事でもある。そのため、普通にジャンプを繰り返しても地形に引っかかるのがオチ。
そこでステージの外周をグルグル回るようにジャンプする。前述したとおり、ステージの外周は開けた道になっていることが多いので、慣性ジャンプで逃げ回りやすい。
この方法ならほとんどダメージを受けることもなく、安全。たまに足を止めるとカスダメを貰うことがある(特に狙いの正確なタッドポウル)が、外周をグルグル回しながら攻撃するということは、その外周上にアイテムも落ちていることになるので、回っているうちに回復できる。
■ディロイ、クイーン、ビッグアンカー、テレポーションシップ
そもそもレンジャー~フェンサーの3つは、それぞれ操作の勝手が違うというだけで、「自分で戦って敵を倒す」という大枠は変わらない。しかしエアレイダーはその発想から変えていく必要がある。
「敵の配置・出現位置を把握しておく必要がある」という時点で上級者向けだし、うまく敵を倒し続けないとポイントが溜まらず、手詰まりになってしまうのも厳しい。
ミッションによっては使えない武器もあるのでそれぞれの性質を正確に把握していないといけないし、ニクスやヘリも使ったことがないので、かなりの扱いづらさを感じる。
試しにミッション7「静かなる脅威」に挑戦してみたのだが、こんな序盤のミッションですら、自分がやると恐ろしく時間がかかる。
そんなわけで今すぐエアレイダーに挑戦するのは厳しい気がする。こいつを使いこなせたらかなり格好いいと思うのだが……。
しばらくは、のんびりハデストの達成度でも埋めていこうと思う。