チューリップあらすじ
ヴァリアスはリシアにもう一つの形見の鍵を渡す。ルキウスは研究施設の鍵だと勘付く。ガウとヴァリアスを残し研究塔へ行くとギルバルトが全て打ち明ける。ノーヴァスアイテルを浮かせているのは天使であり、王家が政治を滞りなく行うために人々の怒りの向ける所として聖女システムを作った。天使の力は尽きようとしているため、ネヴィル卿とギルバルト卿は研究していたが、人体実験が必要となり、ネヴィルはギルバルトの目を盗んでギルバルトの恋人クルーヴィスを使う。実験は失敗、クルーヴィスを蘇生させるためネヴィルを退場させ天使の力を集めて使うが制御できず、大崩落が起こる。大崩落を起こしたのはギルバルトだった。その後羽付きが現れ、天使の力は人体に影響を及ぼすと考え防疫局を作り、クルーヴィスに天使の力を与えるために羽付きから天使の力を取って殺し続けている。システィナがギルバルトを父と呼び寝返るが、一芝居打ってギルバルトに留めを刺す。瞬間何かのスイッチを押し地震が起こり崩落も起こるが棺桶を破壊することで止まる。
ヴァリアスはガウとの戦いで死に、リシアは国王になる。ルキウスはギルバルトを葬ったことをネヴィルに報告し、満足した父を手にかける。ルキウスとして生きる自分のために。

カイムはルキウスの補佐官となり、都市の崩落が起きないよう奔走する。城の立入禁止区域にいた黒い粘液を浄化したり、羽付きを治す度にティアは羽が大きくなる。ティアは天使と会うと通じ合い、夢に見たりするので都市の秘密に関わりがあることは明白。だからルキウスの研究機関で研究されるが羽を治したり浄化する度に記憶が抜け落ちるようだ。カイムはティアに癒され好意的に思っていたところだがティアの命と都市の命を天秤にかけられ、都市を落とさないよう研究を続けることに同意するしかない。ティアもカイムと居られれば良かったが生まれてきた意味が無くなってしまうのが怖く、都市が落ちればカイムも死ぬと考え研究させるしかない。本当は2人とも駆け落ちしたい気持ち。だがカイムは都市を捨ててティアを選ぶような勇気はなく、ティアを見捨てる。度重なる崩落や粘液で牢獄の状況もどんどん悪化しているが、研究が進まないことには牢獄も都市も助からないため、牢獄も見捨ててジークと敵対する。牢獄民は何故自分たちだけが辛い思いをしなければならないのかと、ジークを筆頭に反乱を起こす。関所を通して下層へ至らせれば混乱になるためフィオネを筆頭にルキウスの指示の下止めさせるが、コレットが登場。コレットは復活した聖女として塔の天使や研究のことを夢に見ていて、上の貴族達は私利私欲の為に天使の力を使い苦しめ地震を起こしていると演説し、暴動の筆頭に立つ。リシアも出てくるが牢獄民は聞く耳持たなかった。ジークはコレットを救世主に祀りあげ、反乱軍を下層に上層に進める。目指すは天使の救済。新聖女は身投げし神官長も殺され、反乱軍はコレットが都市を浮かせていると信じ進む。リシアは無条件降伏を決めるが、ルキウスがリシアを拘束し二度目の政変。
カイムはティアを一時的に研究棟から連れ出し、心を通わす。だが2人の意思は固く、ティアは「カイムが来ると甘えてしまうのでもう来ないでください」とまた研究に戻っていき、カイムも黙って見送る。
反乱軍の下層半分が崩落で落ち、ルキウスは<解放>任意で都市を落とせると言う。カイムは激昂するが、ルキウスは常に多くが生き残る方を選択していただけだった。大崩落の原因を調べギルバルトの治世を終わらせても時既に遅し、天使の力は弱まるばかりなので人間を落とすより他になかった。何万を救う為に何千を犠牲にする。理想か理屈か感情か、何を大切にするかどっちつかずなのはカイムだった。お前は何のために生まれてきたんだ?と言い残されカイムは今までの人生に膝をつく。
エリスが最後に身請けの金を買い戻し「自分が自分になれたことを伝えに来た、最後に後悔したくないと思って」その言葉にカイムはティアを犠牲にして生き延びることに何の意味があるのだと、後悔ないように生きる為ティアを救う決意をする。
ルキウスに軟禁されていたリシアを解放し、リシアが降伏することで戦闘を終わらせる。
崩落を起こす側になり沢山の人を犠牲にしてきたルキウスはもう引き返すことは罪である。ティアを救いに天使の塔にやってきたカイムと、アイムではなくルキウスとして信念を貫くために戦う。ルキウスは倒れ、最期に生まれて来た意味を見つけられたか問う。だがルキウスは最期の力を振り絞りティアの心臓を貫く。蘇生し、天使になりそうなティア。
初代天使イレーヌは最初は人間だった。混沌の人間の世を救うため神に祈り、天使を遣わしてくれと頼むが、お前自身が天使になれと言われる。人々は天使を裏切り、捕らえ、都市を浮かせて滅亡を逃れた。ノーヴァスアイテルは罪人の乗る沈むべき舟だった。だからイレーヌはティアに目覚めて人間を滅ぼしなさいと言う。ティアはクルーヴィスの腹から生まれた天使の子なのかも。お母様の記憶が流れ込んできて、滅亡を願ってしまうティア。カイムは自分の四肢が千切れてもティアを止めようと呼び掛けると、目を覚ましてくれるが、もう遅すぎた。都市は落ち始め、黒い粘液が上がってくる。カイムが後悔しないように生きたというように、ティアも最後まで後悔しないように生きるため、世界でカイムを守れるのは自分だけでそれが生まれてきた意味だ、と自分を犠牲にしてカイムを守る。都市と住民全てをティアが守ってくれたおかげでノーヴァスアイテルは落ちたが地面に着く。ティアの身体はなくなったが都市の全てになってカイムのそばで見守っている。


チューリップ感想
誰かとくっつかずに進めないと最後まで都市の秘密がわからない仕組みに脱帽。
ゲームは全体通してめちゃくちゃ面白かったが、最後救われなくて悲しい。。。
ティアと幸せになりたかった。。。

上から下まで全部自由に見聞きして歩けるカイムだからこそ真相がわかっていたが、一般市民である最下層の私達に一番上の存在が正しいか間違っているかなんてわからないなと思った。