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皆さん、おはようございます。神戸の新井です。

 昨日は非常に蒸し暑い一日でした。今日も朝から暑いですね。昨朝「病院に着くまではお天気持つだろうなぁ」と思い、傘を持たずに自宅を出、病院最寄駅に着いた時には傘は不必要だったのですが・・・100mほど歩いたところでいきなり強い雨が降り出しました。雨宿りする時間も無かったので、近くのコンビニに駆け込んで傘を購入。颯爽と歩き出したのですが、100mほど歩いたところで、前から来る人が傘を差していない!ほんの2,3分の出来事でした。その傘は私の部屋に飾っております・・・置き傘もあるので、もう使うことはないでしょう。PC持ち歩いているので、極力荷物増やしたくないんですね。

 ま、そんな話はともかく、朝いつものようにコラムを読んでいたら面白いモノ見つけました。


6月21日付 編集手帳 読売新聞コラム
 
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20110620-OYT1T01308.htm
 上から読んでも下から読んでも同じ読み方になる文章を「回文」という。国文学者、鈴木棠三とうぞうさんの『ことば遊び』(中公新書)に紹介されている例文を読んでいて、おや、と思った。いまの政治にあてはまるものが少なくない◆〈内閣、退のくかいな〉。いったんは辞意を表明しながら土俵際で粘り腰を見せる菅首相は、具体的な退陣の時期をまだ明らかにしていない。この回文は多くの人が内心でつぶやいている疑問の声を代弁しているだろう◆〈夏まで待つな〉。野党のみならず、与党の幹部からも早期の退陣を望む声が聞こえる◆〈いかにもにがい〉。濁点は大目に見るのが回文のルールという。首相交代にふさわしい時節でないのは誰もが知っている。辞意を口にした以上は、しかし、新体制のもとで与野党が協力して震災対応にあたれるように、潔く身を引くことが為政者の責任だろう。現体制すでに崩壊し、新体制いまだ生まれず――迷走劇の味は、いかにも苦い
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 恥ずかしながら「回文」っていう文言、知りませんでした。もっと凄いことに、この回文を仕切っている???「日本回文協会」なるものがあるんですね。一度ご覧あれ。結構クスッと笑えるものがあります。

日本回文協会 http://kaibun.jp/


 さて脱線ついでに科学ものを二題。まずは蓮舫さんの本音はどうなのかな?って話題です。世界一奪回おめでとうございます。やっぱり一番じゃないと価値は下がりますよね。


スパコン:「京」速度首位奪還 蓮舫さん!1番でした 毎日新聞 6/21
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20110621ddm001040044000c.html
 理化学研究所は20日、神戸市中央区のポートアイランドにある次世代スーパーコンピューター(スパコン)「京(けい)」が、ドイツで開催中の国際会議で、演算速度世界1位を獲得したと発表した。日本のスパコンが1位になるのは、海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」(02年~04年6月)以来7年ぶり。「京」は政府の事業仕分けで蓮舫参院議員が「世界一でないといけないのか。2番ではだめなのか」と問題視し、話題になった。京は理研と富士通が約1120億円をかけて開発中で、高性能の処理装置(CPU)約8万個を効率よくつなぎ、4月から一部稼働している。5月時点で、指標となるプログラムの演算で1秒間に8162兆回を達成。前回1位の中国の「天河1A号」の2566兆回を大きく上回った。
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 皆さんはISS(国際宇宙ステーション)が肉眼でも観察できることご存知でしたか?私は知ってはいましたが、まだ見たことがありませんので、古川さんがISSにおられるうちに見ようと思っています。

国際宇宙ステーション(ISS)を見よう
 
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/osaka/pass2011062106.html


 さてここからは医療関連ニュースに移ります。まずはカプセル内視鏡の話題から。

 カプセル内視鏡がかなり普及していますが、見れないところも多く、被検者の腸の状態に委ねるところが多いので何かと問題がありました。今回開発された自走式内視鏡カプセルは従来のモノの問題点をクリアし、早期の商品化が望まれるところです。一番最初に被検者になった方に敬意を表します。


泳ぐ内視鏡「マーメイド」、人体内の撮影に成功 朝日新聞 6/21
 
http://www.asahi.com/health/news/OSK201106210019.html
 尾びれを使って魚のように泳げる自走式のカプセル内視鏡で、ヒトの体内を撮影することに大阪医大と龍谷大のグループが初めて成功したと21日発表した。磁力を使って体の外から動かす。医師が内視鏡の映像を見ながらジョイスティックで操作し、患部を重点的に撮影できるという。
 内視鏡の愛称は「マーメイド」。全長4.5センチ、直径1.2センチ。グループは2009年、自走式内視鏡を開発して犬で実験。今回はヒトに応用し、操作しながら撮影することに成功した。磁場はMRIより弱く、尾びれなどが胃腸を傷つけないことも確認できたという。大阪医大の樋口和秀教授は「構造もシンプルで安価。理想的な内視鏡ができた」と話す。

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 さて同じ腸モノでもう一題。

 難治性炎症性腸疾患で苦しんでいる患者さんは非常に多く、私の友人や知人の中にも結構な数、おられます。診断はともかく、早く根本的治療に結びついてもらいたいですね。この炎症性腸疾患についてちょっと紐解いておきます。大腸.comからの引用になります。


炎症性腸疾患とは・・http://daichou.com/ibd.htm
 長期に下痢、血便が続く原因不明の難病です。通常の食中毒などと異なり、数日でよくなりことはなく長期にわたり(多くは一生涯)、よくなったり悪くなったりしながら症状が続きます。
 具体的には「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があります。適切な治療をおこなえば通常の生活をおこなえますが残念ながら完全に治ることはありません。
 命を落とすことはありませんが、生活が大きく病気のために犠牲になるのがこの病気の特徴です。(特に若い患者さんで深刻です)
 原則として大腸の専門家が診断、治療にあたるべきです。

潰瘍性大腸炎:http://www.nanbyou.or.jp/entry/62

クローン病:http://www.nanbyou.or.jp/entry/81


炎症性腸疾患で特定タンパク質増加 岡山大大学院グループが解明 山陽新聞 6/21
 
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011062022384664/
 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の榎本秀一教授(核薬学・分子イメージング)と大学院生の東川桂さんらのグループは、難治性の炎症性腸疾患(IBD)が進行すると、特定の炎症性サイトカイン(タンパク質)が増加していくことを、マウス実験で突き止めた。同疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎の病期(ステージ)の診断などにつながる成果という。
 グループは、大腸炎を発症させたマウスに特殊薬剤を投与して症状を悪化させながら、細胞内の炎症性サイトカイン量を分子レベルで分析。「IL―6」「IL―1β」「TNF―α」の量が症状の悪化に比例するように増加していることを確認した。

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 多くの方がこのニュースを見て、オッ!っと思われたかもしれません。このマイクロアレイについてちょっとご説明を加えてからニュースに移ります。しかし原価で一人当たり5万円はちょっと実用的ではありませんね。需要が拡大すれば価格は下がると思いますが、高いことは間違いのないところです。これだったら業界の方々には禁句の「生物発光測定系」を早く開発してもらいたいなぁ・・・儲かりませんけど。


マイクロアレイ
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4
 マイクロアレイ(Microarray)とは、検査・実験の対象物を多数(たとえば千個以上)固定化しておき、これに対して一度に検査・実験を行うための材料または技術を指す総称である。
 特に生物学・医学・薬学の方面で、20世紀末から核酸を対象とするDNAマイクロアレイを中心として開発が進み、利用されるようになってきた。
 アレイ(Array)とは整列・並べたものの意味であり、数が少ない場合(数百個以下)にはマクロアレイ(Macroarray)と呼ぶこともある。
 マイクロアレイの特長は多数の対象を一度に網羅的に扱える点にあり、これは特にバイオインフォマティクスやテイラーメイド医療(個人の体質に応じた医療)の要求を満たすものとして期待されている。具体的には次のようなものがある:

 DNAマイクロアレイ:DNAチップと呼ぶことも多い。DNAを固定化し、それらに相同性のあるDNA・RNAを検出・定量する方法。

 タンパク質マイクロアレイ:タンパク質を多数固定化し、それに対する反応(低分子化合物や他のタンパク質の結合など)を検出する方法。代表的なものとして抗原を対象とした抗体マイクロアレイがある。なお「プロテイン(タンパク質)チップ」の名称("Protein chip"はLumicyte社の商標)は、特定のタンパク質の結合を検出・定量する方法(網羅的ではない、ビアコア社製品など)を指すものとしても用いられてきたが、これらについても網羅的な扱いを目指して改良されつつある。

 細胞マイクロアレイ:多数の細胞を基板上に培養し、特定の反応を示すものを検出する方法。DNAでアレイを作製し、その上で細胞を培養してDNAの遺伝情報を発現させる方法もある。

 組織マイクロアレイ:微小な組織標本を多数固定化し、これらについて免疫組織化学などの方法で特定の性質を示すものを検出する方法。

 化合物マイクロアレイ:多種の低分子化合物を固定化し、それに対するタンパク質などの反応を検出する方法。コンビナトリアルケミストリーの発展と歩調を合わせて、医薬品などの開発ツールとして発展しつつある。

 一部(特にDNAと化合物を対象とするもの)は、フォトリソグラフィを技術的基盤としている。しかしその他の方法については必ずしも先進技術を要素とするものではなく、組織マイクロアレイなどは古くからの技術に現代的な工夫を加えたものである。またタンパク質マイクロアレイでは固定化によって活性を失わないよう、タンパク質の種類に応じた技術が要求される。

DNAマイクロアレイ
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4


マイクロアレイでは、何ができるのか
 
http://cdna01.dna.affrc.go.jp/RMOS/background.html
■マイクロアレイの可能性
 ゲノム構造解析が行われている生物では、殆どの場合、cDNAクローンの大量解析も行われている。cDNAクローン塩基配列をもとにしたデータベース相同性検索により、一部は既存の遺伝子と相同性が見いだされ機能が推察されたものがあるが、大半は機能未知のままの状態である。これらのクローンについて細胞がどのような状況において遺伝子発現が上昇、あるいは低下するかを少ない回数の実験で調べられる方法がマイクロアレイ法である(遺伝子発現プロファイリングとしてのマイクロアレイ)。また、ゲノム構造解析で得られた大量のcDNAクローンの中から、研究者が興味を持っている生物現象(たとえば環境ストレス応答、組織特異的遺伝子発現)等によって発現の変化する遺伝子を見つけだす方法として使い方もある(遺伝子単離技術としてのマイクロアレイ)。マイクロアレイ法はいわば少ない実験トライアルで、極めて多くの遺伝子発現データを獲得できる方法である。
 これまでは、どちらかというと分子生物学的実験手法は遺伝子が単離し易い生命現象に適用されて来た。それに対して、生物現象としては興味深いが、どの遺伝子がどう関与してこういった表現型が現れるのか、アプローチが難しいケース、例えばヘテロシス(雑種強勢)、組織培養における再分化能等の実験系にマイクロアレイ法を適用することにより、分子生物学的研究が進むことも十分考えられる。
■マイクロアレイは一次スクリーニングである
 前項で記述したようにマイクロアレイ技術は1回の実験で膨大な量の遺伝子発現データを得られる画期的な技術である。一方、マイクロアレイ技術は遺伝子単離にも使える。マイクロアレイ実験を行うことによって、細胞の状態変化に対応して発現の変化する遺伝子が多く見つかるはずである。ここで強調したいのは、「マイクロアレイ実験のデータを最終データと見なすことはせずに、多くの遺伝子の中からまず一次スクリーニングとして一群の遺伝子を選択するための手法と見なすべき」ということである。我々もマイクロアレイ実験を行っていて、どうやってデータを標準化するか、異なるガラス板間の値をどう揃えるか、コントロールはどうすればよいか、常に発現量が一定の遺伝子は存在するか等の問題で苦労している。ある程度の標準化はできるが、細胞全体が死に向かっている際などは、一部を除いて多くの遺伝子発現レベルが低下する傾向にあるため、標準化等が非常に難しいケースとなる。こういった問題を個々に考え出すときりがなくなるので、マイクロアレイはあくまで一次スクリーニングと考え、そこで得られた遺伝子個々についてNorthern hybridization法や、RT-PCR法で遺伝子発現を検討するのがベターと考えている。



世界初、血液検査で消化器がん発見…精度9割 読売新聞 6/21
 
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110620-OYT1T00017.htm
 金沢大発の医療ベンチャー企業「キュービクス」(石川県野々市町)は19日、簡単な血液検査だけで「消化器がん」を発見できる世界初の検査キットの輸出を目指し、欧州人向けの性能試験のためドイツの医療企業に検査キットの提供を始めたと発表した。
 同社は、同大医薬保健研究域の金子周一教授らが約2年前に開発した、消化器がんの有無を血中の遺伝子の変化で判別する新技術を使い、「マイクロアレイ」と呼ばれる検査キットを製造。
 この検査キットを使えば、2・5ccの血液を採取するだけで、3日で結果が分かるといい、胃がん、大腸がんなどの消化器がんを9割の精度で発見できるという。同社によると、これまでの性能試験は日本人だけに行われてきたため、人種が違っても同様の性能があるかどうかを調べようと、ドイツの企業と共同で試験に臨むことにした。

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 本日のメインニュースに移ります。

 この記事をメインニュースとするにはちょっと内容が主観的というか、科学的ではないなぁと思いつつも、医師に限らず、若手に限らず、医療従事者の中に「なんでこの仕事に就きはったの?」と痛切に思う方が残念ながら多数おられ、言いたいことが山ほどあったので・・・。若い時の理想を忘れ、ポピュリズムに走ったというか、ポピュリズムと思いきや何のことはない、結局は自分のことしか考えていない方々はもっと多数。医療従事者は病める人たちのために存在するのではないのでしょうかね???就職したときの自分が、今の自分を見るとどう思うのか意識したら良いのではないかと思います。ま、その感性がないから現在に至るのでしょうけど。

 さらに若手医療従事者(医療業界に限らずだと思いますが)の初期教育の重要性をとみに感じますね。きちんと叱る(怒るのではなく)指導者が何人いることか。おかしくなる原因は指導者にも責任があると私は思います。一例を挙げると、指導者がきちんと挨拶できないのに、こんなものでいいのか、と教えられる側は思うでしょう。無責任な指導者の典型は「放置」でしょうね。自由にさせているというのは言い訳で、叱る自信がないのか、嫌われるのが嫌なだけ、もしくはめんどくさいのでしょう。本当に無責任な方が多すぎます。

 また若手に限らず「権利」ばかりを主張し「義務」を果たさない方が本当に多いですね。甘えの構造そのものです。モノの順序として、まず「義務」を果たして「権利」を主張するべきなんですけどねぇ・・・

 とにかく、人の繋がりはまず挨拶から、また会話が成立しない方(自分の意見ばかりを主張し、人の意見を聞き入れない)は論外でしょうねぇ・・・


◇若い医者のここがおかしい Vol.1 最近の若手医師ってどうですか?(その1)
 ベテラン医師562人に聞いた 日経メディカルオンライン 6/20
 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t143/201106/520219.html
 若手医師の振る舞いや行動パターンを見て、年配医師はどう感じているのか。45歳以上のベテラン医師を対象に実施したアンケートの結果から、彼らの理解しがたい行動や考えに戸惑っている人が多い実態が明らかになった。
 「医師としての使命感を持つ若手が少なくなった」「上級医に物を聞く態度がなっていない」──。
 病院医師や大学教授などを取材すると、若手医師に対するこんな意見を時々耳にする。聞けば、最近の若手医師の行動や考え方についていけないという。自分の考えが古いのかと逆に悩む人もいる。

「上位層」の若者の質も低下
 「草食系男子」「シュガー社員」「ゆとり世代」──。世間ではこうした若者に対するレッテルが流行語にまでなっている。「礼儀を知らない」「叱るとすぐに潰れる」「権利をことさらに主張する」などと若者の傾向を分析し、どう接するべきかをまとめた一般雑誌の記事も多く目に付く。
 ただ、ここ数年でこうした“若者事情”がさらに変わってきているという。就職情報誌編集者の立場で若者の考え方や行動を長年観察・分析し、『就活エリートの迷走』(筑摩書房)、『「上司」不要論。』(東洋経済新報社)などの著書もある(株)リクルート・ワークス研究所主幹研究員の豊田義博氏はこう話す。
 「今までは『中位』以下の若者のレベル低下が問題視されてきたが、近年では優秀とされていた『上位』の若者にもその傾向が表れている」
 以前から、上位の若者が集まる一流企業でも戦力外の人間が2割ほどいたようだ。しかし最近、それが8割程度にまで膨れ上がったと嘆く企業の採用担当者が増えているという。
 豊田氏は「一流企業に入社するような上位の若者は、頭脳的にとても優秀。しかし、『それがなぜ仕事に反映されないのか』と、多くのビジネスパーソンが疑問を抱いている。『指示待ち』『やる気がない』と批判する人が少なくない」と語る。

7割が若手医師に不満
 豊田氏の言う「上位」の若者のレベル低下は、受験戦争を勝ち抜き、世間ではかなり優秀とされる医師にも当てはまるようだ。
 本誌がベテラン医師562人に聞いたアンケートでは、若手医師の行動や勤務態度に対して違和感や不満を抱くことが「頻繁にある」とした人が10.7%、「時々ある」が59.6%に上った。約7割のベテラン医師が日常的に不満を抱いている結果となった。
 具体的な行動では、「叱責や批判に弱い」(49.1%)点に違和感や不満を持つ人が最も多く、「仕事よりプライベートに比重を置く」(47.9%)、「礼儀作法が身に付いていない」(44.8%)、「指示されたことしかやらない」(41.3%)などがそれに続いた。豊田氏によれば、「こうした傾向は、一流企業に就職した優秀な若者に対する批判と共通する部分が多い」という。
 これに関連して聞いた自由意見には、さらに生々しい若手医師の実態が寄せられた。まず、「叱責や批判に弱い」タイプのエピソードから。

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◇若い医者のここがおかしい Vol.2 最近の若手医師ってどうですか?(その2)
 ベテラン医師562人に聞いた 日経メディカルオンライン 6/21

 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t143/201106/520227.html
 「仕事よりプライベート重視」「横柄」「EBM偏重」「指示待ち」――。ベテラン医師にアンケートで聞いた若手医師の勤務態度には、マイナス面が目立つ。その一因として、新医師臨床研修制度を挙げる声もあるが…。

医師がサラリーマン化
 「仕事よりプライベートに比重を置く」タイプも増殖している。
 「喘息重積発作の患者にステロイドの全身投与を開始したのに、効果判定せずに帰宅した。救急患者の入院を連絡したら、定時だからと帰っていった」(52歳、市中病院)
 「受け持ち患者が急変しようが、休日や夜間は決して来ようとしない」(51歳、市中病院)
 「『夜呼ばれて働いたのだから日中は休みたい』『当直の翌日はオペから外してほしい』と言われた」(65歳、市中病院)
 昔だったら口にするのもはばかられるような言葉を平然と発することに驚き、手を焼いているベテラン医師は少なくないようだ。
 こうした傾向は、医師のサラリーマン化が進行していることの表れともいえそうだ。若者の行動や生態についての著書が多数ある精神科医の香山リカ氏は、「最近は『フツー』の医者が増えた」と語る。「昔は威厳に満ちた、特権意識を感じさせる医者が多かった。しかし、今の若手医師と話をすると、医師という職業をさほど特別な存在と考えていない」と話す。
 こうした変化がもたらされた一因には、医師の社会的地位の相対的な低下がある。医療事故や医師による不祥事などがマスコミで取り沙汰されるのと並行して、人々の権利意識の高まりなどにより、医師と一般の人の間の垣根が低くなった。

仕事よりプライベートを重視するタイプも増殖中
 さらに、医師の家系の子息など、昔はごく一部の層しか医師になれないという意識が世間では強かったが、近年はサラリーマンの一般家庭の子息が医師になる例が数多く見られる。それに伴って医師は特権的な職業ではなくなり、普通の職業と認識される傾向が強まっていると考えられる。
 結果、若手医師たちは、普通の“労働者”として「昇給」や「休暇」を公然と求めるようになった。医療に対して「ドライ」にコミットするようになるのも自然な成り行きで、ワークライフバランスやプライベート重視の傾向はこの流れに沿うものだ。
 実際にベテラン医師もそう捉えていることがアンケートからも読み取れる。こうした若手医師を生み出した、医療を取り巻く環境の変化について聞いたところ、「医療訴訟の増加」(58.5%)、「モンスター患者の増加」(48.6%)が上位に入った。これらは、患者の権利意識の高まりと理解できる。
 自由意見に寄せられた、「患者が医療を単なるサービスと思うようになり、若手医師もそれでいいと開き直ってしまい、崇高な精神がなくなってサラリーマン化した」(51歳、診療所)という意見は象徴的だろう。

ベテランこそ礼儀を知らない
 「礼儀作法が身に付いていない」といった若手医師のケースとしては、「自分から挨拶をしない」「挨拶をしても返さない」などの意見が多数寄せられた。挨拶程度ならまだしも、外部の人に応対する際も礼儀をわきまえない言動があるという。
 「開業医から患者の紹介を受けるときの若手医師の横柄な態度が目に付く。有名病院という権威をかさに着ており、それを自分の実力だと勘違いしている」(56歳、診療所)
 「1年目なのにMRさんに対して横柄な態度を取る」(59歳、診療所)
 学校教育が無駄を省いて最短距離で「受験成功」を目指すようになり、礼儀や道徳の教育が軽んじられているとの意見はよく耳にする。
 ただ、「年配者こそ礼儀を知らない」との指摘もある。実際、今回の自由意見にも、「ベテラン医師の姿を見て若手医師がまねしているので、若手ばかりを責められない」(51歳、市中病院)との声があった。
 このほか自由意見欄には、最近の若手医師のタイプとして次のようなものもあった。

EBM偏重タイプ
 「EBMを重視するあまり文献検索で得た治療法以外の方法を考え出すことを放棄し、凝り固まっている」(45歳、市中病院)
 「EBMを理由にこじつけて、根本的なところで間違った治療を進める」(51歳、診療所) 

自信過剰タイプ
 「専門分野をかじり始めたばかりなのに、突然自分で本を書いた。内容に誤りがあるし、組織名が出るのも問題だったので、説得して本を回収させた」(49歳、診療所)
 「問題点を指摘すると、『ボクのやり方でやります』という。『自分のやり方でやるのは研修とは言いません』と諭しても理解してもらえない」(46歳、大学病院)

指示待ち人間タイプ
 「症例について、自分で考えることをしないで、全て指示を受けようとする」(45歳、市中病院)
 「決まったことしか学ぼうとせず、指示されるまで積極的に知識を吸収しようとしない」(52歳、市中病院)
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