それは、マクドやドトールとの比較でない。

 

その店のコンセプト

○「読書・仕事・グルーピング…何時間でもどうぞごゆっくり」と打ち出している。

これは、スタバにはできないことだ。

それでも、お客のほうで満員になったら気を利かして出ていって(僕もそうだ)「より多くのお客様にご利用いただいて」(よくあるカフェのお客様第2のフレーズ)いる。

中にはそうでないお客もいるだろうが、一部のお客のために全部のお客を敵視?してはいない。

 

○起業の動機は、「喜ばれる空間づくり」という自己実現という。豪華ではないがスタバなどよりも「閑静・ゆとり、木質構成で自然、PC用コンセントつき、トイレの落ち着いた仕様、荷物入れの完備、丹精込めた手書きのメニュー、ユーザーへの小奇麗でていねいな告知ボード…。オーナー一人(土曜はダンナも加わる)によるマニュアルっぽくないもてなしも細やかに空間を満たす。

アイデアに行き詰ったらこの空間なら閃くから何とも不思議。

 

○ケーキ、クッキー、お汁粉、食事メニュー…結構多い。手づくりだからスタバよりもココロ感じるのは当然。料理・菓子づくりは専門的に学んだことはない…らしく、主力商品は「空間」だからというが、ぼくは、ピザトーストに病みつきないなるほど美味い。

 

○駅前や商店街ではない大学の向いというスタバとちがう川上という立地。

 

○駐車場はないが駐輪場完備

自転車でも、2~3駅位の広い商圏がとれる。その点に着目すれば駐車場もない駐輪場もいスタバなどより有利な面がある。

 

○1人でやってるから回転が低くても効率で勝つ。率直に「一人だから、お昼時などお待たせして済みません」と率直にことわっているので苦情は出ない。

 

○スタバとの差が歴然。ましてドトールやマクドとは比較にならない。星野珈琲店よりも優勢。

 

その店とは…相模大野 相模女子大学正門前 「ら・ら・ら」

 

○言いたいこと

1.大型店時代であっても起業はできる

2.専業主婦の安楽からあえてチャレンジする自己実現人間モデル

3.自らの自己実現と人を喜ばせようとすることの明確な一致

4.プロにはできない。素人のプロが見習うべきおもてなし

5.小企業こそ必要なのに小企業が一番苦手とする明確な戦略・コンセプト(頭がよい)

6.それでもやってみると、予想よりもはるかにたいへん…と言うがもう「石に上にも3年」

 

以上、いつもこのブログを読んでくれている福岡のカフェ起業のドリームを持つヤングレディへ(今もスタバでアルバイト…ならちょっと穏やかでないかも)