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ギャラリーフェイス 

アールデコを中心にラリックやカッサンドラなど、
生活の中で生かせるアート系情報を発信していきます

70年間も眠っていたお宝


パリ9区にあるこの部屋の借り主のある女性は
第二次世界大戦前にパリを離れ南仏へと移住し、
二度と戻ることはないまま家賃のみを払い続けていたそうです。

70年ぶりに開けられた部屋で鑑定家たちの目を
奪ったのが、壁にかけられていたこの肖像画です。



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ピンクのモスリンのイブニングドレスを着た女性は、
部屋の借り主の女性のおばあさんにあたる
Marthe de Florianという女優で、専門家は
この肖像画を見た瞬間にGiovanni Boldiniの作と
直感したそうですが、展覧会などで展示されたこともなく、
記録にも残っていなかったため、証明は難しいかと思われました。


エコール・ド・パリの画家Giovanni Boldini(1842-1931)は
時代を代表する肖像画家としてその作品は高く評価されています。

Marthe de FlorianにあてられたBoldiniからの
ラブレターが発見されたことで、鑑定家はBoldiniの
未発表作であると確信したとのこと。
Marthe de Florianが数々の崇拝者から受け取った
ラブレターはリボンをかけられ保管されていて、
孫娘のこの部屋で発見されました。



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中にはフランスの72代首相ジョルジュ・クレマンソーからの
手紙などもあったそうですが、Boldiniも崇拝者の一人で、
Martheは画家にとってのミューズまたは恋人であったようです。

その後、Martheが24歳であった1898年にBoldiniに
よって描かれた作品であると特定されました。
先日行われたオークションでは210万ユーロという
Boldiniの作品としては史上最高の価格で落札された



うーん こんなマンガのような話があるんですね

人が大切にした品物には、幾つものストーリーが

秘められているもんですね


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