長年、花に携わる仕事をしてきましたが・・・
こんなに見事な深紅の百合は、初めて見ました。
ちなみにこの百合、この写真で一本です。
ここまで花付きの良い百合もまた初めてです。
しかも、あの独特の香りが弱い。
母の友人が新種の球根を買って育てたものなのだそう。
品種名は、まだ分からないそうです。
ため息をつきながら、見入ってしまいました。
写真だと、なかなかこの百合の魅力が伝わらないかなぁ・・・
ちなみに赤い百合の花ことばは『虚栄心』
これはキリスト磔刑時に、側に咲いていた花々が、あまりの痛ましさに首をうなだれる中、一部の百合だけが
『私の美しさが責めってもの慰めになるはず』
と顔を上げていた、という事に由来するそうです。
もっとも、この伝説には
『顔を上げた百合が十字架のキリストと目が合った時に、わが身の傲慢さを恥じらって赤くなった』
という続きがあります。
だとしたら、むしろ反省や恥じらい、成長といった花言葉で良かった気がしますね。
・・・最近は新種の花には開発メーカーが新しい花ことばを付ける事が普通だそうです。
今まで自然界では見られなかった深紅の百合には、どんな花言葉が似合うでしょうか。