頭蓋骨転移疑の経過フォローのための頭部MRIを6月末に行い、脳神経外科の担当医から説明を受けてきました。
結果は影像上の増大はないとのこと。
つまり、腫瘍が小さいため確定診断は出来ないが、懸念していた頭蓋骨の転移ではなく、おそらく血管腫ではないかという事でした。
心が晴れるとは正にこの事。
大きく息をつき、安堵の涙を溜めながら主治医の説明を聞いていました。
そして先週、6月に検査していた胃、大腸カメラと7月の造影CT、血液の検査結果について主治医からの説明を受けに行きました。
有難い事にこちらも特に問題なしとの事。
これで一つの目標である術後3年を何とか無事に経過する事が出来そうです。
普段はクールな主治医が「本当に良かった。まずはひとまずお疲れ様でした。」と仰ったので少し驚きました。
小腸癌は希少癌ゆえにデータが乏しく、何より予後が経過不良となるケースが多く、癌の進捗具合から再発転移はかなり気にしていたようでした。
主治医曰く「かなり念入りに検査しているので、全身で検査していない箇所はどこもありません。」との事。
確かに、PETは毎年、全身のCT及びMRI、カプセル内視鏡に、各種カメラ、造影エコー、レントゲンなどなど。
経過観察中の他の方のブログをみても僕の様に検査をしている方はいないように感じていました。
ただ反面「これまでの検査での被爆量も気にかかります。」と仰っていました。
そこで今後の検査は10か月から1年の間に1度行う事となりました。
よく病院のパンフレットには「検査被爆より疾患を早期発見されることの方がはるかに有益。」的な記載がありますが被爆するのは事実です。
しないですむならそれに越したことはありません。
術後の3年間は、家を建て、3世代で海外にも行き、何より新しい家族も増え本当に幸せな毎日でした。
「長女の小学校の入学式を見るまで生きる。」が現実的な目標だった術後の頃では思い描くこともできなかった事でした。
寛解まであと2年。
多くは望みませんが、家族が健康で平凡平穏な日々を過ごせればと願っています。