買った訳ではありません。
買う予定もありません。

すみません淲

ただ個人的に買うとすれば
姉妹車のスバルBRZですけど。

初代ハチロクと比べれば大きく重いですが、
自動車を取り巻く環境は
あの頃とはガラッと変わってますから
致し方無い面もあります。

試乗も何にもしていませんが、
NEWハチロクへの注文は、

前後重量配分がF53:R47ということだが
せめて51:49まで最適化できなかったのか?

マニュアルシフトのフィーリングは
突き詰めたのか?
マニュアルトランスミッションのメーカーは
チト分かりませんが、
アイシンであれば
ポルシェへの納入実績があるので、
果たしてノウハウは
フィードバックされているのか?

カスタマイズやチューニングの余地は
どれくらい残されているのか?
エンジンはインプレッサやレガシィ辺りから
スワップしてターボ化するのが
定石になりそう。

私だったらライトチューンで済ませますが、
久々に面白いクルマが出てきて嬉しいです。

一方で、日本車の未来には
危機感を覚えています。

安くて壊れないクルマであれば、
中国や韓国のメーカーもいずれ追い付きます。
別な商品性を持ち込まないと
勝算は無いということを
国内メーカーは痛感しています。

それで、特化した環境性能や自動化性能に
日本車の活路を見出だしている模様ですが、
それだけでは魅力が伝わらないです。

救急車等の緊急車両が近付いたら
自動で車線変更するとか、
車間距離を自動制御して渋滞知らずとか、
産気付いた妊婦さんが一人で乗っても
最寄りの病院まで自動で運行してくれるとか、

「自動車を自動化」して、何になるのか?
電車と変わりが無いではないか?
それは人々が飛び付くような商品性を
持っているのか?

私は最近、YouTubeでは車の映像を見ずに、
バイクの映像ばかり見ています。
自由の香りがするし、
何よりも楽しそうだからです。

やはり「楽しい、面白い」が商品性に無いと、
クルマもバイクも売れません。

その意味でNEWハチロク、今後の行く末に
大いに期待しています。
樋口氏は写真家として、かれこれ40年近く、
原発作業従事者の写真を撮り続けています。
UK'S CHANNEL4によるドキュメンタリー番組が
YouTubeでアップされていたのを
拝見した事があります。

<可哀想だな、東電に捨てられたんだな。ニュースを聞いた瞬間、そう思いました。>

<吉田所長は、凄まじい放射能漏れの原発事故の最前線で、8ヶ月も陣頭指揮を執っていました。常識的に考えて、恐ろしいくらいの被曝をしています。>

<東電や政府は、”病気と被曝の因果関係は無い”と否定しますが、それが本当なら、吉田所長の被曝線量を発表すれば良いじゃないですか。>

<被曝線量を公表しないと言うことは、言えないくらい吉田所長の病状は深刻なのです。>

<暑くてマスクを外してしまう。すぐにアラームが鳴るから、線量計のスイッチを切って長時間働く。被曝手帳(注:放射線管理手帳)すら持たず、自分がどのくらい被曝したのか分からない。それで病気になり、亡くなった下請け作業者をずっと見てきました。>

<真相は闇に隠され、下請け作業者はボロ雑巾の様に捨てられてきた。それが原発被曝者の歴史です。>
事故責任の一端は有ると思いますが、
ひとまずは、お疲れ様でした。

所長に限った話ではありませんが、
トップというのは、孤独なものです。
責任だけは一人で背負い込むんですから。

今から20年近く前、私が現場監督の頃、
夜遅く資材倉庫で何やら動く影が・・・
所長でした。
現場で発生した部品の入れ間違いで、
客先から大目玉を食らい、
対策を迫られていたのは知っていました。

「所長、資材管理者に任せては?」
「いや、やはり自分で知っとかないとね。」

私も付き合ってしばらくゴソゴソ・・・

「あぁ判った!」
「何ですか?」
「部品の外寸が全く同じだから間違えたんだ。」
「(ノギスをあてて)あっ、同じだ!」
「これからは色分けしないとな。」
「そうですね・・・」

所長ったって、そりゃピンキリですよ。
お飾り的な存在もいれば、
会議以外は遊んでいる奴もいるし、
責任を下に押し付ける奴だっています。
ただ、私はそうでない所長の背中を見てもいます。

吉田所長から変わる事で、
悪い方向に向かわなければ良いのですが・・・
誰かの息のかかった後任者でない事を祈るのみです。