柏崎刈羽6号機が停まります。
残りは北海道泊3号機ですが、
これも5月には停止します。
この日までに福井県大飯原発を
何とか再稼働させたい奴等の
思惑が見え隠れしますが
政治決断が「暴走」しない限りは
まずムリでしょう。
保安院・安全委・政府三者による
責任の擦り付け合いに終始していますから。
稼働していてもしていなくても
燃料棒を常に冷却していなくてはならないので、
シビアアクシデント時のリスク(全電源停止)は
余り変わらないという意見もありますが、
停めても電力が足りるのであれば
停めておくのが一番です。
こんな表現をして良いものかと自問しますが、
「幸いにも福島第一だけで」
被害が済んだのです。
あと津波が数メートル高かったら、
福島第二、女川、東海第二も同じように
メルトダウンや水素爆発を起こしていたかも
しれないのです。
それこそシャンパンの栓を抜くように。
また、燃料費云々の問題は、
安く買う努力をせずに
コストを消費者に押し付ける
電力会社の体質が問われている訳で
総括原価方式を徹底的に見直すチャンスと
捉えるべきです。
その意味で、東京都が自前で発電所を持つ、
という動きは大きな一歩になります。
実際の発電コストがどれ位になるか、
白日の下に晒されるハズです。
その時、電力会社はどのような言い訳を
するのでしょうか?
この1年、
原発(政策含)をコントロールすべき行政側の
何が変わりましたか?
変える必要が無かったのでしょうか?
原子力規制庁の中身はどうなりますか?
所詮「庁」と名前の付く役所に
独立性が期待出来るでしょうか?
御用学者が名を列ねたとしたら、
これ以上のブラックジョークはありません。
現在の福島第一はどうでしょうか?
体調の悪くなった作業員は即時退所。
その後亡くなったとしても
原発が原因で亡くなったとされない。
「息が苦しければマスクを取っても良い、ただし自己責任で。」
こんな事を教育する会社です。
そういう労働者の健康まで
実質的に担保していない原発は
動かすべきではない、というのが
私のスタンスです。