後悔してることは
山ほどありますが、
今の時期により思い出すのは
祖父への後悔。
あれは私が小学3年生の時のこと。
その日は地域のお祭りがあって。
祖父は趣味で始めた
手品ショーを控えていました。
私はそのショーの道具を運ぶ
手伝いをして、
ショーが始まる頃に
また戻ってくると祖父と約束をし、
友達とお祭りを回ることに。
しばらくすると友達が
お祭りは飽きたから
家でゲームをしようと言い、
私は友達の家に行った。
祖父の手品ショーが始まる頃に
またここに戻ってこよう。
そう思って。
だけど、時間になっても
私は行かなかった。
「おじいちゃんの手品が始まるから
一緒に行かない?」
友達を誘ってもゲームに夢中で
友達は行きたがらなかった。
かと言って、その場を切り上げ
1人で行くこともしなかった。
祖父のことは気がかりだったけど、
その場の空気を壊したくなくて、
1人だけ違う行動をとる勇気もなくて、
私は祖父との約束をやぶった。
家に帰ると母に怒られた。
「どうしておじいちゃんの
ショーに来なかったの?
残念だけどあまり人が集まらなくて…。
ガルコが来てくれたら
おじいちゃんすごく喜んだのに。」
私は「仕方なかったんだよ!」と、
強がったけれど罪悪感でいっぱいだった。
そして翌日、
祖父に謝りに行った。
ごめんねと言う私に
祖父は笑って頭を撫でてくれた。
どうしてあの時行かなかったんだろう。
どうして1人でも
行けなかったのだろう。
祖父を気にかけての時間は
ちっとも楽しくなくて、
心ここに在らずだった。
それなのに
1人だけ違うことをする
それができなかったために
優しい祖父を傷つけてしまった。
そう思ったら涙が止まらなかった。
自分のしたことが恥ずかしかった。
「おじいちゃん、ごめんね。」
それしか言えなかった。
情けない自分の行いを
忘れることはできない。
もうすぐ祖父の命日。
特に今の時期、
祖父に対しての後悔が強く思い出される。
