タクティクスの最後の練習が終わって、改めて思うことがある。
やはりパワープレーに徹するべきであったと。
みんなの意見を聞けという声もあり、自分を貫くことができなかったことができなかった。
ナガサンやバティは経験もあり、パワープレーの必要性を理解をしてくれていた。
体力がないチームはボール保有時間を長くする必要がある。
タクティクスで個の力があったのはバタやヒロさんであった。
タクティクスはこの二人に依存し過ぎていたのは事実だった。
僕も含め定期メンバーは現実的に自分達だけで勝てる方法を見つける努力が足りなかった。
試合結果に一喜一憂するのではなく、長期的なビジョンで取り組むべきであった。
本当の意味でオープンで優勝した過去を忘れ、自分たちを客観的に見つめ直すことができなかった。
スポーツに関していうと監督は限定された短い試合時間の中で判断をしていかないし、結果がでないと批判が集中するといった特性がある。
ピンチは自分達を見つめ直すチャンスであると思う。
物事に取り組んでいる段階ではわからなくても、物事が終わってから余裕がある状態で冷静に考えればわかることがよくある。
これが反省とか後悔とかいう言葉です。
いつか回ってくる数少ないチャンスをいかす準備や行動をしなければ結果はついてこないし、成功もない。
後悔は成功の必要条件ではない。これは人生についても同じだろう。
次に回ってくるチャンスを分析、想定し貴重な時間を有効に準備に当て、数少ないチャンスを自分のものにする。
正しいと自分が感じたり思ったなら、絶対に自分を曲げてはいけない。周りの圧力に負けずにやり遂げるべきだ。
僕がフットサルに教わった最大の教訓は「チャンスは一回きり」ということです。
県リーグに入って結果が出なかった最大の理由は監督である僕自身の未熟さであった。
「考えは言葉になり、言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は人格になり、人格は運命になる。」
「今の時代はどう感じるかとか雰囲気に重きが置かれているが、本当に大事なのはその人の考えやアイディアなのです。」
亡くなったイギリス首相マーガレット・サッチャーの言葉です。
競技志向のフットサルをやって良かったなと思うことは、フットサルをやる楽しさよりも厳しさや責任感、仲間に対する信頼といった部分であった。
最初から最後まで一緒にやってくれたユウ、寡黙だがみんなから信頼されている関くん、今年は運営を任され大変だったがやりきった加藤さん、風邪をひいてもチームのために練習してくれる優しい男コバピー、彼女ができて私生活が充実した奥野さん、僕にとって一番偉大なフットサル選手でありみんなから愛されているフットサルスタッフであるバティ、移籍した後も審判や運営を助けて古巣チームの心配してくれたナガサン、練習試合が組めない僕らと練習試合をしてくれたヴェルデの小久保さん、タクティクスにとって一番苦しい状況となった今期を支えて頂き本当にありがとうございました。
五年間という長い間でしたが、終わってみると案外早いものでした。
寂しさがありますが、やっと解放されたという安堵感もあります。
あと一試合でタクティクスは解散です。
平成28年1月24日第一試合。タクティクス×シエロ。鈴鹿スポーツの杜。午前10時キックオフです。良かったら応援お願いします。