妻の叔母の連れ合いのSさんが亡くなってだいぶ経った。

Sさんとは長く会ったことがなかったが、私が若い頃は妻に関係する冠婚葬祭の席で時折会っていた。

立派な体格をした、酒の好きな明るい人だった。

Sさんも最期のころは酒も飲まなくなっていて、そのまま放ってあったというウイスキーを妻が一本貰って来た。

その酒はサントリーオールドで、昔は瓶の形からダルマと呼ばれたりしていた。

よくは分からないが、もしかすると買ってから10年以上たっているものかもしれないと思った。

ウイスキーは瓶のままでもうまく保管すれば年月を経て味が良くなることを知っていたので、飲んでみようと思った。ついでに今のサントリーオールドと飲み比べてみようと思って新しものも買った。

写真の右側が古いもので左側が新しいもの。

古い方のラベルにはmild and smootｈ、新しい方にはthe japanese traditionと記されています。

飲み比べてみた。

残念ながら新しいもののほうが旨かった。

よく見ると、おなじサントリーオールドと言いながら、古い方はアルコール度数が４０度新しい方が４３度となっている。同じ銘柄の酒ならやはりアルコール度数が高いほうが濃厚で旨いのは当たり前のことだが。

今ふと気になってサントリーオールドのことをWikipediaで調べてみると、mild and smoothとされたものは１９９４年から２００６年までとのことなので、このウイスキーは少なくとも１８年から最長で３０年前に販売されたものと言えそうです。

経過した時間の長さからいえばかなり貴重な酒とも言えます。

ＯＬＤなオールドです。

古くなったウイスキー ＳＵＮＴＯＲＹ ＯＬＤ