噛み込みについてH歯科医が説明してくれた例えを紹介したい。
空の紙コップを用意する。
飲み口のところを、親指と人差し指でつまむようにして持つ。
力はほとんどかからない。
力がかかっていないため、飲み口を上から見ると、ほぼ完全な円に近い形をしているはずだ。
今度は、その紙コップを水で満たす。
そして、先ほどと同じように、飲み口のところを、親指と人差し指でつまむようにして持つ。
今度はどうだろう。先ほどよりも力が必要だ。
飲み口を上から見ると、指に力がかかって楕円のような形になる。
空の紙コップをつまんで持ち上げるのと、水の入った紙コップをつまんで持ち上げるのでは、指にかかる力が違う。
人は、この力の調整を無意識にやっている。
人は普通、力を意識せずに空の紙コップをつまんで持ち上げる時、
水の入ったコップをつまむ時のような力をかけたりしないのだ。
だけど「噛み込む」人は、コメカミ・顎に対し、
空の紙コップをつまむのにもかかわらず、水満載の紙コップをつまむような力をかけている。
以上が、H歯科医が説明してくれた「噛み込み」の例えだった。