マドリード国際空港に到着したのは夜の22時(日本時間は朝8:00)。空港からホテルのある市街地までバスで30分。すでに夜11時を過ぎていたのでファーストフードでテイクアウトしてホテルへ。
翌朝、iPhoneのGoogleマップを頼りに 徒歩でツアー会社まで。旅程表はメールで送ってもらった簡単なものしかなく、なんとも心細い。しかも事前のやりとりは全て専用サイトのメッセージボードのみで、質問に対する返答の英文がちぐはぐで、アプリでスペイン語をそのまま機械的に翻訳したような感じ。。。いやー不安だ。だけど、日本語ツアーの3分の1の値段なので、「あり」かなと。
アンダルシア地方を中心とした「コルトバ、セビリア 、グラナダ 、トレド」といった名所を4日間でバスで訪問するという弾丸ツアーの開始。
ツアー会社にマイクロバスが到着しそそくさと乗り込むと、すでに数名の外国人が乗車済。そのままなんの説明もなく未明のマドリードを出発。大丈夫だろうか?まずはどこに行くんだろう?(父母会がなくなることに『不安で仕方がない』って言う左翼保護者の発言がアホらしいと強く感じるほど(笑))
途中休憩を挟んで到着したのは、マドリードから400キロ離れた古代都市コルドバ。ユダヤ人街から始まりメスキータ内の観光を堪能。次は150キロ離れたセビリアに到着してこの日のツアーは終了。
翌朝、早朝からの役員LINEで目を覚ます。ちょっとした目覚まし時計だな(笑)。
ガイドツアーで、マリアルイサ公園からセビリア大聖堂へと。
午後からは一人セビリア観光をして夜には本場のフラメンコショーを堪能。一度寝たものの。。。またもや役員LINEで目覚める。散々徒歩で観光したので。。。足裏に豆が。。。新しく買った靴にソールを入れ忘れたからなあ。。。
翌朝、セビリアから250キロ離れたグラナダへ。かの有名なアルハンブラ宮殿を観光。にしてもいっぱい移動するなあ(笑)。
そして。。。判明したことは。。。他のツアー参加者は、引き続き同じマイクロバスでグラナダからバルセロナに向かう1週間のツアーで、私一人だけが翌朝別のマイクロバスでトレド→マドリードに戻る4日間ツアー。同じ時間を過ごし意気投合したツアー仲間と別れるのは寂しい限りだが。。。『もし1日しかスペインにいられないのなら迷わずトレドへ行け』といわれるほど美しい街で有名なので、スペイン観光最後にこの地を訪れることを楽しみにしていた。
ところが。。。
明朝乗り込む予定のバス時間をツアーガイド兼ドライバーに確認したところ。。。粗い画質でプリントアウトされた紙を渡された。???。。。スペイン語しか通じない彼にスマホの翻訳アプリを介して『つまるところ 明朝 何時にどのバスに乗ればいいのかな?』と再度質問。翻訳アプリを介しながらのたどたどしい会話が進む。
で、どうやら。。。
トレド行きのバスは手配できず、明日はこのチケットの新幹線に乗って一人でマドリードに帰ってくれとのこと…
うっそー!!! マジですかー!!!
しかも出発は夜の19:00発で マドリード到着は22:30。
うわまじかー!!こんな旅のトラブル おもしろいんだけど(笑)。
だけど、今の靴ずれしている状態でこんな展開になるとはー(笑)。
他のツアー参加者にビミョーに励ましてもらい気を取り直して夜の旧市街散策ツアーへ。靴ずれで辛かったけど、仲間との最後のツアーなので足を引きずりながらの参加。。。そしてツアー後にみんなの励ましを受けてのお別れ飲み会。ホテルに戻ってきたのは深夜。で、靴ずれはひどくなる。。。
翌朝。。。ツアー仲間への別れの挨拶を済ませ、この日をどうするか思案。
渡されたチケットの出発時刻は19:00、ホテルチェックアウトの12:00からどうやって過ごそうか?まずはこの靴ずれをどげんかせんにゃらん。ホテル近くの薬局に行くと、なんと ジェルソールとテーピングのようなもの発見!ひとまず助かったー!
少し歩けるようになったので、ホテルに荷物を預けて離れたマッサージ屋さんで時間を潰すことに。マッサージが終わってホテルに戻ろうとするけどネットが繋がらない…。やべっ!戻れない。。。グーグルマップが… なんとか身振り手振りで現地の人に聞いてやっとこさホテルに戻れた。
下手に動くのはやめて、駅でじっくり電車を待っていた方が無難だな。。。
そしてそんな最中に。。。宮田さんやT・M・Iやら学童関係LINEがピコンピコン。。。電車の待ち時間がかなりあったのでなんとか対応できたけど。。。こんなことをするためにスペインに来たわけじゃないんだけどなあ。。。
テキトーっぽいスペイン人の気質とは異なり、マドリードに戻る新幹線(レンファと呼ぶらしい)は時間通りに運行し、定刻の22:30にマドリードに到着。
ネットで予約した怪しげな感じのホテルにチェックインして部屋に入ってホッと荷物を下ろし近くの酒場へ。賑やかな団体客を横目に一人寂しくビール3杯。疲れた身体をアルコールが癒してくれるのを感じる。
ホテルに戻ってシャワーを浴びて一眠り、グラナダでは散々な目にあってなんとかマドリードに戻ってきたけど。。。。
そろそろ我々正統父母会も国土回復運動を開始して、全ての保護者がおびえることなく会話ができる、そんな平和な父母会を取り戻す『レコンキスタ』運動を開始するかな。
さて、大和かがやき学級正統父母会によるレコンキスタの開始するか!
そうだ、聖地回復だ!
日本にいる愛妻からのLINEでは。。。
「あの人たち、異様な感じがするから、本当に気をつけて。少しきつめの言葉を言っただけでも、パワハラだのなんだの言ってきそうな感じがするよ。いやな感じしかしないわ。心配してるんだからね。せっかくの旅行、水さされまくりだよね。」
(はい、気をつけます。ありがとう。そしてツアー中のあらゆる場所で学童絡みのLINEがずっとピコンピコン。。。でした。めちゃくちゃ人気者になったと錯覚するほど(笑))
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