いくつになっても美しく。山あり谷ありが人生。谷を少しでも生きやすく!陰陽五行臓活食養アドバイザー・薬剤師 齋藤裕美

いくつになっても美しく。山あり谷ありが人生。谷を少しでも生きやすく!陰陽五行臓活食養アドバイザー・薬剤師 齋藤裕美

お金をかけずに魔法をかける!
四柱推命を用いて、あなたのタイプを導き出し、体に合った食養・開運方法をお伝えします。心と体を幸せにして開運しましょう!

やっと、母の部屋の片付け、
断捨離をする気持ちになりました。

亡くなって数年
朽ちるままにしていました。

地層のように
重なる物たち

元気だったころ
少し認知症が始まったころ
その部屋での暮らしが出来なくなる
直前のころ

たくさんの、大きさの違うノートを
いたるところで見つけました。
こちらの引き出し
あちらの棚…

ホチキスで止めた紙もありました。
健康保険証と共に。
お守りのそばに。
バッグのポケットに。
お財布の中に。

書かれていたのは

亡くなった父の
命日と
戒名

認知症が進んだ時は
「お父様は仕事?
 まだ帰ってこないの?」
と毎夜、私に尋ね、
そのたびに父の死を 
初めて知り、
ショックを受けていた。

認知症がじわじわと忍び寄ってくる

不安だったでしょう
何故、記憶が不安定なのかわからなかったでしょう
誰にも言えなかったでしょう

一人で、必死に、記憶をつなぎとめようと、紙に書いては忘れ。
また書いてはどこにしまったか忘れ
また書いて。

私はその不安に気が付かなかった。
その後、認知症の学びを始めたのだが。
今なら、母の不安を聞いてあげられたかもしれない。
いや。肉親の認知症に、昔と違うように対応できるだろうか。

一番、自分の変化に気が付き
不安に思っているのは。

認知症の本人、その人なのだと。

改めて、思います。