ギター兄ちゃんの独り言… -114ページ目

ベーシスト ~そんなあなたに贈る唄 その4~

俺プレゼン「Bass」シリーズもこれで第4回目どぇす(σ・∀・)σ

今日は一般的なベースで使う機材の説明です。
で、その話しの前に第二回目でアクティブとパッシブの違いを書いたのを覚えてますか?
今回紹介する機材にはベースからの信号がベースアンプに入力される前に接続する物もありますが、その機材にはベース本体の出力を増幅してからアンプに信号を送ったりする物もあります。つまり元から本体それ自体にプリアンプが搭載されているアクティブタイプのベースでは電気的な信号がパッシブタイプのベースに比べて大きいためアンプの前段階でさらに信号を増幅する事でアンプに入力された時に”音が濁る”ようなことがあります。
もちろん機材の使い方によっても様々ですが、基本的にアクティブタイプのベースはベースとアンプの間で信号を増幅しないのが王道だと覚えておいて下さい。

では1つずつ説明して行きます。

『DI(ダイレクトイン)』
ギターやベースなどのアンバランス信号をバランス信号にするためのもの。
マイクを介さずラインでミキサーやコンソール、レコーダーに信号を送る場合、楽器のアンバランス信号では直接信号を送るとハイ落ちなどの音質劣化が起こるためDIを使うことになる。
トランジスタ、真空管、トランス等があり、値段もピンキリ。
ベースやエレアコなどをライブでラインで送る際には必ず必要になるので、できればお気に入りの一台は持っておきたい。

『プリアンプ』
ゲインの小さな楽器の信号を増幅させるための機器。
DIの機能がついているものも多くベース専用のプリアンプ以外に、レコーディングで使われるようなマイクプリアンプやヘッドアンプをアンプとベースの間にセッティングしてライブで使用するベーシストも多い。ちょっと金額が高目だけどAVALONやBrent Averillなどがベーシストに人気。
ベースアンプ本来の音をラインで出したい時にはアンプのラインアウトやベース専用のプリアンプを使えば良い。

『コンプレッサー/リミッター』
前回で別で紹介してましたが、基本的に用途は同じなのでまとめて書きます。
入力された信号に対して設定した以上のレベルを圧縮して音量の大小を少なくし、一定の音圧を得るために使用します。ベースは音の土台となる楽器なのである程度は粒が揃っていた方が聴きやすいことを覚えておいて下さい。
またキツめに設定する事で積極的な音作りにも使用されます。ライブやレコーディングではdbxが操作も簡単で音質も信用できるとして人気です。ただし、かけ過ぎに注意!

『マキシマイザー』
低音と高音の耳に届くスピードを調整して音の「くもり」や「濁り」を防ぎ明瞭感のある音にします。
音圧や音ヌケの改善に最適で操作も簡単で、オーディオマニアが自宅のオーディオセットに使ってたりもします。
俺もライブ用機材(BBE/MODEL 862)で使用しておりパワーアンプの手前に繋いでます。
金額も安いので一台あると便利かつクセになる機材です。コレもかけすぎるとぎこちない音になるので注意が必要!

『アンプシミュレーター』
これに関しては以前に散々説明したので省きます。
宅録では必須のアイテムですので気になる人は「兄ちゃの勉強部屋」にリンクがありますので読んでみて下さい。

『歪み系エフェクター』
若干の歪み感があった方が音に存在感も出てドライブ感も増す事で低音が安定するメリットがあります。
コンプレッサーやアンプの調整でも作れますが、個人的には単体のコンパクトエフェクターなどをアンプの前に繋ぎ若干、元のレベルからブーストする程度で軽くアンプをドライブさせ基本はアンプで歪ませたような音が好きです。
注意する点は歪ませすぎないことっ!アンプで作った歪みに少しブレンドする程度が良い。
個人的にタッチのニュアンスが潰れてるようなモコモコ、ゴスゴスした頭の悪そうな音はオジサン嫌いです(笑)
SANS AMPのベースドライバーDIは個人的に好きなエフェクターなんだけど、歪ませる以外にもコンプ的な使い方もできる上にDIにもなるので機能的にもオススメです。

『オートワウ』
これはファンク系のベーシストが好んでよく使いますがベースとの相性も良いエフェクターです。
曲全編で常に使うようなエフェクターではないのだけどベースソロや部分的な装飾としてはなかなか使えるエフェクターなので中級レベル以上の人は一度は触っておいた方が良いでしょう。エレクトロ・ハーモニクスのQ TRONがベーシストに人気です。



で、補足です♪
ラインで音を出す場合ですが、通常のマイクプリアンプやDIなどを経由した音は若干硬めの音になります。ただし、細い音と言う意味でなく、指やピックが弦に触れる音や細かなニュアンスがしっかりと聴こえやすい素直な音が出ます。
次にベースアンプやベース用のプリアンプのラインアウトから音を出す場合は、ある程度のキャラ付けがされた音になります。メーカー特有のいかにもな音が欲しい時はアンプのラインアウトから音を出して下さい。
逆にアンプをマイクで拾う場合ですが、この時はアンプの振動による「空気感」やアンプを大音量で鳴らすことで得られる特有の「ドライブ感」が合わさった音になります。アンプにはコンプレッション効果やリミッター効果もあるのでアンプから音を出す事である程度は音の粒が揃うといったメリットがあります。



てな感じでようござんしょか??ww
ちなみに今回の内容はベースに限らず、ギターやシンセ、ボーカル、ドラムでも使う事の多い機材です。
実際のとこ使ったことない機材も多くあるだろうけども音楽やってりゃ、いつかは使わなあかん時が来るはずなので「ウチ…こんなんまだ早いわ…」てな、そんな乙女な貴女も今のうちから予習しておいて下さい(笑)


でわでわm(_ _ )m




あ、昨日買い物してる時にこんなんも売ってました www
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ベーシスト ~そんなあなたに贈る唄 その3~

なんだろね。。。

とりあえず最近の俺ってば普通に忙しいんだよね…


そう…例えば一度クリアしたRPGゲームのレベル上げとかね(笑)


さて。。「Bass」シリーズの続きです♪

ベーシストがたまに陥る罠として低音の上げ過ぎがあります。
これだけだと「ふーん…」ぐらいにしか思わないかもしれないけど、これって結構重要な問題なんです。
どいういうことかと言うと、低音を必要以上に上げてしまいピークメーターは触れているのに音量そのものは増えていないってことになったりします。ようは実際に聴こえていない部分の低音がブーストされていて他の楽器と混ざった時に、どんどん全体のレベルが上がってしまい、結果的にライブハウスでのマスターレベルを下げたり、音源では曲全体のレベルを下げなければならなくなります。
実際のとこベーシストが自分の音量レベルをメーターで確認することって少ないと思います。(ベースアンプにはレベルメーターもないしね) ですが、経験を積んだベーシストってのは必要な低音の量ってヤツを熟知していてライブハウスや音源に合わせて常に低音をコントロールする術を持っています。「俺は持ってないよ?」って人はこれから経験を積んで感覚を覚えて下さい。自分のせいで音源の音量レベルが下がったり、ライブでのバンドの音量が小さい(またはPA側でガチガチにリミッターをかけられる)ってのはやっぱりベーシストならではの責任です。
以前にも言いましたが君たちベーシストは料理でいうところの「塩・胡椒」です(笑) 下味の濃い塩っから料理にするかソースや具材を引き立てる最高の調味料になるかは自分次第です♪



さて、話しは変わってここからはベースの本体以外の機材の話しを書きます☆

俺の考えるベースの理想は「シンプル・イズ・ベスト」だと書きました。が、そうは言っても何も使わないわけにもいきませんがなってことで。。。実際にベーシストが使う機材は何があるかってことですやね(・ω・)

そんなわけで書いて行きますが、基本的には”ベース” ”ベースアンプ” ”シールド”の3つで音が作れる事が大前提だと俺は思っています。ライブでもレコーディングでもコレらだけでそれなりに使えない人が余分な機材を増やすことはあまりオススメできません。音の太さが命のベースでは無駄な配線を増やす度に音のコシが無くなっていくことをキチンと理解した上でそれ以外の機材を目的を持って使って下さい。

では上記以外の一般的なベーシストの使用機材を書いて行きます☆

『DI(ダイレクトイン)』
『プリアンプ』
『コンプレッサー』
『リミッター』
『マキシマイザー』
『アンプシミュレーター』
『歪み系エフェクター』
『オートワウ』

ぐらいかな?^ ^
上から順に俺が考える優先順位です☆

ベーシストのライブでのセッティングではマイクで音を拾う以外にもラインで音を送る場合も多々あります。もちろんレコーディングではラインだけで音を作ることも多い楽器ですし、マイクとラインの音を両方混ぜたりもします。
ラインアウトで音を出す場合は空気を介さない変わりにベースの音が前に出るという利点があります。なので低音の回りやすいライブハウスではラインアウトで音を出すことも多いです。

セッティングとしてはラインアウトの場合は「ベースアンプ」のラインアウトから直接音をPA宅に送り出したり「DI」や「プリアンプ」…他にも「コンプレッサー」「リミッター」などのラインアウトから音を出したりします。
「DI」に関しては「歪みエフェクター」と兼用で使えるような機材も多くありますし「プリアンプ」がその役目を果たしたりもします。これらの機材はペースアンプと分けて使う事もあれば両方を使用して音作りの機材として使われる場合もあります。

そんなわけで次は今日書いた機材の説明をもう少し詳しく書きます☆




ちなみに今日はカレーが食いたい…そんな年頃だったので夕方に買い物に行ったら野菜売り場でこんなもの売ってました。新種のジャガイモ(?)ですかね。。www

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ベーシスト ~そんなあなたに贈る唄 その2~

書けるウチに書いておけってことで「BASS」シリーズ続編です☆


今日は構造による音の違いをちょっと書きます。
基本的なことなんだけど知らない人もいるだろうしベースに限らずギターにも共通する内容なので、できればギタリストなアナタもスルーせず読んでおいて下さい。

ベースやギターなどのエレキ楽器には電気的な構造として大きく分けてパッシブとアクティブの2種類があり、ピックアップもシングルコイルとハムバッカーの2種類が存在します。
同じ楽器の同じ見た目であれど、この作りの違いによって全く違う音が出ます。好みはあると思いますが、まずは作りの違いによってどんな音が出るのか全てのタイプを実際に弾くなり聴くなり実感してみて下さい☆


まずパッシブというのは弦の振動をピックアップで拾い、それを電気信号に変えています。パッシブはアクティブに比べてレベルが低くノイズが出やすい欠点があります。それとパッシブのタイプはボリュームとトーンのコントロールがフルの状態で楽器本来の音が出るように設計されているので特に意図しない時は通常どちらのコントロールもフルの状態にしておくのが普通です。パッシブに代表されるベースとしてフェンダーのジャズべやプレシジョンベースなどが有名です。

次にアクティブの場合は本体にプリアンプやEQが搭載されているのでパッシブに比べてレベルが大きくノイズにも強い特徴があります。プリアンプによりレベルを上げているためエフェクトの効果が出やすいといった利点もあります。その変わり電源(ようは電池ね)が必要であったり、プリアンプで全体のレベルを上げているため演奏時にパッシブに比べて細かいニュアンスが出せないというデメリットがあります。EMGなどの記載のあるピックアップはアクティブタイプになります。パッシブからアクティブへの改造は割と簡単なので気になる方は一度楽器店で相談してみて下さい。

個人的な好みとしては基本的にパッシブタイプの方が楽器本来のシンプルで素直な音が出るので俺はパッシブタイプの音の方が好きです。(おね~ちゃんの次ぐらいになっ!笑)


次にピックアップの違いですが、フェンダーのプレベなどに代表されるシングルコイルはエッジの効いたハイの伸びやすい硬めの音が出ます。欠点としてはノイズを拾いやすい点があります。
シングルコイルを2個使うことでノイズを拾いにくくしてあるのがハムバッカーです。ハムバッカーはシングルに比べると若干のハイ落ちの傾向がありますが、その変わりに太く重厚な音が特徴です。ミュージックマンのスティングレイやギブソンのレスポールベースなどがその代表です。



てな感じで昨日と今日でまずは触りの部分のお話でした☆
次からは少し実践的な内容を書いていきますよーとなっ(・ω・)/

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