晴れ空旅屋.com World Tour
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海、新しい遊び場。

謹賀新年、2013年になりましたね。
現在地はエジプトのダハブ、と言ってもピンと来ないと思うので、場所を説明すると・・・。
イスラエルの南側に逆三角形にせり出したシナイ半島という場所があります、その隣がサウジアラビアなどがあるエジプト半島、シナイ半島とエジプト半島の間に紅海が有って、紅海のシナイ半島の真ん中あたりがダハブ。

ここらへんはまだ夏の終わりぐらいの気温で、マリンスポーツが楽しめます。
僕も正月期間を利用してダイビングのライセンスを取ってきました。
はじめて入る海の世界はとてもきれいで自由な世界。
重力をほとんど感じない海の中に浮かびながら、魚と一緒に泳いでいるとなんだか無性に嬉しくなります。

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考えてみれば地球のほとんどは海に囲まれているんだけれど、特にそんな事には気を止めていなかった。
むしろ陸上の見知らぬ世界のことで頭がいっぱいで、まだ見ぬその場所に向かう事だけに気が向いていた。
でも、まだまだ知らない遊び場っていっぱいあったんですね。




ダイビングの講習が終わって、今日は滞在している日本人の方達と明日のパーテイの買出しに行ってきました。

滞在している日本人の方は僕より年下の方が圧倒的に多くて、ほとんどが学生世界一周の人たち。
世界を周る中、学校を1年休学して世界一周している人たちと数多く会ってきたけれど、みんな活き活きしてて気持ちの良い人達が多いです。

LCCの会社が増え、格安航空券が手に入りやすくなったこと。世界一周関係の出版が増え、世界一周が身近で実現可能な事になってきたこと。
世界一周旅人が増えてきた背景にはそういう事があると思うのだけれど、その現象、僕はすごく面白いことだと思っています。

僕は海外に関心を持った若者が増えるのっていい事だと感じているんです。
確信まではいっていないのだけれど、日本国内の発想や、やり方だけでは立ち行かなくなる時が来る気がする。
働き方も生き方も、世界の国々は多様性に満ちていて、それらがヒントになる時がきっとやってくるはず。

かく言う僕もその世代なので、帰国後はそれを還元していかなきゃなぁと思うのですが。
今こうして旅を続けられるのって、数多くの先輩達や、今、日本で働いている人々の恩恵を受けていないと出来ない事だと思うので。


さて、もうちょいダハブでゆっくりして、その後エジプトを周遊。
ヨルダン、イスラエル、トルコと寄って、日本に帰ります。

もうちょいだなぁ、あとちょっと。
さて、それではでは。

いざ食わん、モロッコ飯。

もうすぐクリスマスですねー。
facebookの日本の友達のページにも綺麗なイルミネーションの写真が目立つようになってきました。
なんだかソワソワしますね。

さて、こちらモロッコはイスラム国の為、クリスマスムード一切無し!
これからのスケジュールを確認するとクリスマスイブは一人でカサブランカで過ごしそうです。
あー、しょっぱい!!

今回は旅仲間からリクエストが有ったので、
モロッコの食事について書いていこうと思います。
事前に旅人友達から聞いた情報では、モロッコの食事って旨くないんだよねーとの事でしたが、いやいや、旨いじゃない。
物価も安いし、人も親切でフレンドリーだし、いい国です。

ではでは、モロッコ飯の紹介です。


まずはカサブランカで食べたフィッシュフライの盛り合わせ。

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値段は20DH(モロッコデイルハム)約200円です。
ひらめみたいな白身魚や、エビ、イカ、など魚介類のフライが山盛りになっています。
フライにはタレをつけて食べるのですが、このタレが旨い!トマトベースでレモンがどっさり入っていて、酸味がフライの脂っこさを消してくれるからワシワシ食べられる。
これに手のひらからはみ出すほどのパンが一個付いているのでこれだけで腹一杯です。


次はクスクス。

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これは25DH。
クスクスって聞いた事無い人も多いと思うのですが、要は粒上のパスタです。
一粒1mmぐらいの小さいのがもうツブツブツブツブして盛られています。
クスクスには通常、スープをかけて食うのですが、これはスープ+野菜とチキン入り。
味は慣れれば美味しいかも、僕はクスクスの食感があまり好きじゃない。
ボリュームがすごくて、半分食べたところでお腹一杯になってしまいました。


さて、どんどん行きましょうか。

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これはヨーロッパに近い町、タンジェで見つけた揚げパン。
2、5DH。
粉砂糖たっぷりの揚げたて。ふっくらほっこら揚げパンの中にマーマレードが入っています。
甘すぎて歯ぁ痛くなりそう、でもすごく美味しい。
カサブランカでは見かけないので、タンジェ独自のものかもしれません。


次!スイーツが続きますね。
いや、飲み物か。

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これはミントテイ。モロッコの国民飲料です。
一杯5~15DH。
モロッコ男子はカフェに集り、サッカーを見たり、トランプに興じたりしているのですが、その時一緒に飲まれているのがこれ。
ミントと砂糖がどっさり入っていて、食後に飲むとすっきりします。
モロッコに行った際にはぜひ!


次は食事に戻りまして。
チキングリル。

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店に入ると鳥の串焼きがグルグル回りながら焼かれていまして、その半身が出てくるわけです。
写真のもので25DH。
一緒に出てくるタマネギのソテーが甘くて美味しい、これはモロッコの色んな料理の付け合せになっています。
ちょいちょいトッピングされたオリーブもグーです。
今まで単体でしか食べなかったオリーブ、スペイン辺りからちょこちょこ出てきて好きになったのですが、料理にちょっと加えると味に深みが出ますね。



最後はモロッコ料理の横綱、タジン鍋です。

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モロッコ人がほぼ毎日食べるというタジン鍋。
地元の人が行くような食堂で、25~30DH。
最近日本でもテントのような円錐形の鍋が売られ始めましたが、あれがタジンです。
あの鍋の中に、チキンやビーフを入れ、タマネギ、ニンジン、パプリカなど好みの食材を入れて火にかけて待つと出来上がり。
シンプルな料理ですが、スパイスが効いていて、店によって味付けや食材も違うので毎回食べるのが楽しみな料理です。

と、一気に紹介してしまいました。
ちなみに紹介した料理には、必ず手のひらからはみ出すぐらいの大きなパンがついてきます。
女性は残してしまうボリュームかも。でも旨くて安いからきっと満足できるはずです。

あ、衛生面はちゃんとしています。滞在5日目の現在、食あたりにはなっていません。

今度はモロッコの旧市街を紹介しようかな。
旧市街はメデイナ(預言者の都の意味)と呼ばれる迷路のように入り組んだ路地。その脇に衣服から生活用品、食品にいたるまであらゆるものが売っています。
人で溢れ、土埃が舞う、刺激的な場所。飽きる事がありません。

さて、次回予告はこれぐらいにして、またフィッシュフライ食べてきます。

ロンドンの赤い造花

バルセロナの現代美術センターに行った時、報道写真の展覧会が開かれていた。

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2012年に撮られた写真が展示してあり、戦争、スポーツ、労働問題、自然まで、あらゆるテーマの写真が展示してある。
場所もイラン、ロシア、ブラジル、ヨーロッパと様々な国で撮られていて、その中には2012年、日本を襲った東北震災の写真も混ざっていた。

東京都写真美術館で毎年開かれている似たような展覧会に「DAYS JAPAN」の報道写真展があって、大学生の時は毎回足を運んでいたのを思い出す。

国の違いだろうか、DAYSの展覧会と違い、公開絞首刑の様子や、暴動で殺害された男性の遺体(体から切り離された首と腕が地面に転がっている。)など、かなりショッキングな内容も展示してある。

この展覧会を見たときに、ロンドンにいた時に遭遇した出来事を思い出した。



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これがその出来事。
ちょうどビッグベンを見に行って、ウェストミンスター大聖堂に立ち寄った時だった。

聖堂近くの芝生にこれが現われたのだ。
たくさんの十字架に見慣れた赤い造花が見える。

写真に写るたくさんの赤い点がそれ。
この赤い造花なのだけれど、ロンドン滞在中、道行く人のジャケットの胸元や、タクシーの正面に付けられていた。
スーパーでは募金箱の隣にこの造花が大量に置いてあって、募金に協力している人もちらほら見かける。

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TVのニュースキャスターの胸元にも必ず赤い花が飾られていた。
何かのキャンペーンかなと思いつつ特に気にする事も無かったのだけれど、それが目の前に大量に現われた訳だ。


辺りの様子を観察していると、目元をハンカチでぬぐう老夫婦や黙祷をする人達が見える。
十字架の前に設置されたプレートを見ると、「~師団~中隊」といった意味が書かれていた。
察するに、赤い花は戦没者追悼のためのものなのだ。

今、調べてみると「リメンバランス・サンデー」と言って、イギリスでは1921年から毎年行われている行事らしい。
この赤い花と十字架は大聖堂の芝生全体を埋め尽くし、中には戦没者の写真を飾ったものもあった。
その写真の顔は皆若い。
そんな十字架が赤い花が、何万と並んでいる。

「数字で戦死者~万人と言われても実感がわかないけれど、こうして形あるものとして見せられると、はっきりと、現実に起きた事なんだと分かる。」と考えたのを覚えている。

そのうち、追悼の為に一人の兵士がホルンを吹きはじめ、そこにいた全員が黙祷をはじめた。
演奏が終わり、メロディが消えても拍手は起きず、皆黙ってうつむいていたのが印象的だった。



写真展でその事を思い出したのは、ロンドンの赤い造花と同じような生々しさを感じたからだ。
形として目の前に提示されると、現実にそれが起こっている、と信じられる。

フクシマの津波が街を飲み込んでゆく瞬間もその後廃墟で泣く女性の姿も、線路にうなだれて物憂げにしているチュニジアの男性の姿も、イタリアのパーティで楽しげに過ごす若い男女の集団も、全て地球のどこかで起きた事。

思えば、この半年で、色んな地域を旅して、色んな出来事と出くわした。
数多くの物乞いを見たインド。
特に印象的だったのが片方の手首から先が無い男性で駅で出くわしたストリートチルドレンのまとめ役だった。
くわしい事情は聞けなかったけれど、事故の可能性もあるし、物乞いしやすくするためにわざと切り落としてしまうケースもあるのは知っていた。
行くまでは豊かだと考えていたヨーロッパの街角には、どこに行っても必ず物乞いの人がうずくまっていた。
もちろん、貧困や悲しい事ばかりではなく、楽しい瞬間、暖かい人情もたくさん目にしてきたよ。


把握しきれないほどの人々が世界に暮らしていて、日々世界で何かが起きている。

全てをリアルに感じる必要なんか無いと思うし、全てに対して問題意識を持つことも出来ない。
全ての人が幸せになるのはとてもとても難しい事だと思う。

その問題に立ち向かって行く人もいるし、事情があってそんな事に手をかけられない人もいる。

ここではそれしか言えない。
ここで何かを提言する気もない。


皆生きるのに必死なのに、その言葉は押し付けがましいでしょう?

「何かをしなければならない。」
強迫観念にも似た『必然性』がその人の中に生まれれば、人は勝手に理想に向かってゆくはずだから。
その方向は人それぞれのはずだ。

でも、僕は人が持ってる優しさは、相変わらず信じている。
それは言える。




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