人魚姫に準らうな！
己を捨てず己に生きよ！
こんにちは
青山ショウダイです。
皆さんは、人魚姫の話をご存知だと思います。
人魚姫は人間の王子様を好きになり、人間の姿になるために、足を得る代償として声を失います。
人魚としての象徴でもある『ヒレ』を捨てたわけですね。
『ヒレ』は、まさに、人魚としての彼女にとっては、彼女の個性そのものだったのではないでしょうか。
彼女は、彼（王子様）と同じ姿になるために己を捨てたわけです。
なぜ、そんなことをしたのでしょう？
ここは、想像の話でしかありませんが、『自分のありのままの姿では愛されない』という想いがあったからではないでしょうか。
彼が（王子様が）
自分のありのままの姿を受け入れてくれるはずがない、
私のありのままを愛してくれるはずがない、
自分のこの人魚の姿が憎い…
こんな自分を捨て去ってしまいたい…
まさに、自己否定、自己嫌悪の塊と言えるのではないでしょうか？
逆説的に言うと、
自分の姿が彼と同じになれば、彼が受け入れてくれるかもしれない、
私が変われば、彼は私を愛してくれるかもしれない、
私が人魚の姿でさえなければ、きっと愛してくれるはず！
と。
自分が変わりさえすれば、愛されると思ったのでしょう。。
が、しかし…
自分らしさを捨てることは、まさに己を捨てること。
自分らしさを捨てて、彼女はいったい何を得たのでしょうか？
何も伝えられずに、ただ王子様とフィアンセを見つめていただけの彼女は、己を捨ててまで、いったい何を手に入れたのでしょうか？
彼女は、私は声を失ったから…と伝えることを諦めたのかもしれませんが、
伝える方法は、他にもあったのではないでしょうか。
わかって欲しい…
気づいて欲しい…
察して欲しい…
そう思っているだけでは、何も手に入ることなどありません。
伝えないことを選択したのは、彼女自身だということ。
泡となって消えることを選択したのも、彼女自身の選択だということ。
己を捨て去った彼女に、唯一残されたのは、王子様の愛を得ることだけだった。
ならば、王子様の愛を得ることができなければ、それは死をも意味するでしょう。
王子様の愛を得るために、彼女は、己と引き換えに全てを失ったのだから。
これは、愛が実らずに消えていった悲劇のストーリーではないと私は思います。
他者のために己を捨てると、依存するしかなくなり、それが実らないとなると、全てを失ったように感じるという、とてもリアルなストーリーのように思います。
まさに、こんな女性は、とても多いのです。
人魚姫は、己を捨てるのは、自分を殺すことと同じですよと教えてくれているのではないでしょうか？
人の顔色を見たり、好かれようとしたり、我慢したり…
それらは、己を捨てていることと同じです。
そんなことをすればするほど、人間は他者に依存するようになってしまいますよ。
なぜなら、彼からの自分への愛を得るために、己を捨てているのだから。
こんなに尽くしているのだから！
こんなにも愛しているのだから！
こんなにも我慢しているのだから！
だから、もっと愛してよ！
となるのは、当然の心の動きです。
己を捨てて他者に生きると、あなたに残るものは依存しかありません。
だから、あなたは、そのままで。
何にも我慢する必要なんてないんです。
こんなことを言ったら嫌われるのでは？と決めつけて、言わずに我慢することを選択した結果、その先には依存しかありませんよ。
あなたが自分らしく生きることを選択するだけで、あなたの周りには、あなたにそれを許してくれる人しかいなくなります。
それを選択するのも、自分なのですよ。
自分らしく幸せに生きるとコミットするなら、己を捨てないことを選択してくださいね。
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