兄貴の結婚式に出席。
思い返すは、ガキの頃。
当時の俺は兄貴の後について歩き
兄貴のマネをしまくった。
兄貴がサッカーを始めればサッカーをし、
江戸川乱歩を読んでいれば同じように読み、
嘉門達夫を聴けば一緒になって聴き・・。
新郎新婦が退場した後のスライド。
「仲の良い三人兄妹」
と出る。
小さい小さい俺達。
当時に戻りたいなんて思わない。
でも、
かつてそこに確かにあった、
おそらく幸福だった日々である。
結婚おめでとう。
兄貴の結婚式に出席。
思い返すは、ガキの頃。
当時の俺は兄貴の後について歩き
兄貴のマネをしまくった。
兄貴がサッカーを始めればサッカーをし、
江戸川乱歩を読んでいれば同じように読み、
嘉門達夫を聴けば一緒になって聴き・・。
新郎新婦が退場した後のスライド。
「仲の良い三人兄妹」
と出る。
小さい小さい俺達。
当時に戻りたいなんて思わない。
でも、
かつてそこに確かにあった、
おそらく幸福だった日々である。
結婚おめでとう。
「GEORGE HARRISON: LIVING IN THE MATERIAL WORLD」
観に行く。
休日ということもあってか
館内満員。
見回すと中年高年の方ばかり。
もしかして俺が最年少か?という感じ。
小学校5年の頃、
The Beatlesを聴き始めた。
ジョンにまずやられ、
次にポールに憧れた。
でも、歳を重ねるうちに
ジョージの奥深さが分かるようになってきた。
リンゴの凄さが分かってきた。
この映画、
まさかまさかのジョージの映画。
こんなに嬉しいことはない。
ジョージという男の素晴らしさが溢れている。
分かっちゃいるが、溢れている。
思い入れたっぷりにジョージを語る多くの友人達。
その表情が愛情に溢れている。
あんなに楽しそうに語るクラプトンって珍しい。
知っている曲ばかりが流れる。
欲を言えば、
ソロ期の事をもっと聞きたかった。
「ゴーントロッポ」とか好きなのにな・・。
しかし、音が良かった。なんか立体的だった。
あの環境で音楽聞きたい。
しかし、
バングラディシュのジョージは際立っている。
白いスーツに赤いシャツ、白のストラト。
そういえば、桑田さんもまったく同じ格好で、
「Let’s try again」をMステで歌ってたな・・。
わざとじゃないかと思っていた。分かるよ、気持ち。
コンサート中、ジョージから目を離せないでいる
ジェシ・エド・デイヴィスがよかったな。
なんだか取りとめの無い文章だ。
でも、思いが溢れ出す。
なかなか興味をひかない映画かもしれないが、
観てほしい。
ミュージシャンとしてだけでなく、
一人の男の映画として。
で、
ついでに「コンサート・フォー・ジョージ」も観てほしい。
観ないともったいない。うん。
Perfumeの振り付け・演出を担当している
MIKIKOさん率いるイレブンプレイの
dance installation 「dot.」を観にいく。
映像に関和亮、照明に藤本隆行、技術協力に真鍋大度。
ワクワクした。
もっともっと、こういう方向を押し広げていけるよな~と
思っていたことだったので、
ワクワクした。
でも、
圧倒的に哀しかった。
十数人のダンサーさんが、
肌がキリキリし続ける
テンションの高いダンスを見せてくれる。
時に柔らかで、
もがいてみたり、
機械的であったり、
いろんな身体を観せてくれる。
ダンスは詳しくないが、
MIKIKOさんのつける振り付けはユーモアがあって好きだ。
でもでも、
圧倒的に哀しかった。
見事な動きも、
映像であったり、機械的な灯りに飲み込まれて、
こんなに生きた身体が躍動しているのに、
どこまでも儚くて、空しかった。
作品はきっと拮抗しようとしていたんじゃないだろうか。
モニターや飾りの向こうに消えていく
人間的なことを、
見つけようとしていたんじゃないかと思う。
ダンサーの荒い息遣いが聞こえてきながらも、
それすらも飲み込まれて処理されていく光景は、
なんだか、哀しかった。
ものすごくアナログ感を漂わせながら、
実はものすごく最先端なことが行われていたんだと思う。
この作品が、
最先端への身体の挑戦だったとしたら、
とっても哀しいものだった。
過去には無い、
これからの舞台作品。
機械、電波ありきの生活は、
こういう作品を生み続けていくようになるのだろうか。
たぶん、
MIKIKOさんの挑戦は続くと思う。
この哀しさも意図されたものだと思うから。
人の身体と、
生まれ続ける技術の拮抗の先を、
探していると思うから。
素晴らしかった。本当に。
ぜひ現場を見てみたい。