兄は浪人生活に突入し、国立大学を目指し勉強に励む日々。
地元では有名な予備校に通いながら勉強する日々。
しかしその予備校で大事件が起こりました。
それは本人曰く''イジメ''です。
(家族はそうは思わないです。被害妄想だと思います。)
その予備校は兄が高校の時から通っている所で親戚や従兄弟もお世話になった予備校の一つでした。
ある日、兄が休憩中に予備校のトイレに入った時。
いきなり電気が消えたそう。
そしてまた数日後。
なんだか自分の文句を2.3名の他の予備校生が言っているように聞こえたそう。
それで確信したそうです。
主犯格のアイツが僕をいじめている。
それから一切勉強が手につかなくなった兄。
それを見かねた母はすぐさま予備校に向かい、先生に相談しました。
先生は、主犯格であると思われた〇〇君にも聞いて話てみますと言ってくれました。
その後は虐めと思われるような行為は見られず、その年その〇〇君は、旧帝大の一つに合格しました。
兄は志望大学を落ちました。
兄の心の中には、嫉妬心と恨みが芽生えました。
何でアイツが虐めてきたのに、アイツは大学に合格できたんだ、なんで天罰がくだらないんだ(意訳)
自分は虐められる人間だ、大学も受かることができない、ダメな人間だ自分は。
そうやって兄の心には何年経っても拭いきれない嫉妬心だけが、育ち、今でもそれを引きずって生きています。
客観的にみるとおかしな話だと思います。
虐められたなら、自分で対処すべきでは?だってその時すでに21歳。大の大人。
いや、そもそも受験生が人をいじめる暇なんぞありますか?
勉強で精一杯なはずでは?
この時、家族は、兄が被害妄想が強い特性とは知らず、
兄の言葉を信じてしまい、虐められたんだね、可哀想に、くらいにしか思っていませんでした。
全く…… 家族もいい加減気づくべきでした。
こんな簡単なことに気づかないなんて。
今思うとおかしすぎる話では?
それくらい兄のことを信じていたし、いわゆる普通の人間だと思っていました。(別に発達障害の人が異常と言ってるわけではないです)
その年、また兄は浪人しました。
兄の自尊心は低下する一方でした。
この頃から不機嫌な日が続くようになり、暴れ出したりする日が続きました。
でもここでもまだ家族は発達障害であるとは微塵も思っていませんでした。
つづく