Neurological prognosis prediction upon arrival at the hospital after out-of-hospital cardiac arrest: R-EDByUS score
Resuscitation. 2024 Jul:200:110257.
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 18歳以上のOHCA患者942.891例のウツタインレジストリデータを用い、OHCA症例の1ヶ月後の神経学的予後予測スコアリングモデルを開発した研究。レッドバイアス「R-EDByUS」と読むらしい。
 年齢・ROSC/病着までの時間・バイスタンダーCPRの有無・目撃の有無・初期波形の5つの項目を用いて構成されているという。統計モデルは難解。
 病院前ROSC群では、回帰ベースモデルと簡易モデルのC統計量はそれぞれ0.851と0.842であり、ブートストラップ検証によるC統計量はそれぞれ0.852と0.841であった。CPR継続群では、回帰モデルと簡易モデルのC統計量はそれぞれ0.872と0.865であり、ブートストラップ検証によるC統計量はそれぞれ0.852と0.841であった。
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 大阪公大のグループの研究。新谷先生は、米国ヴァンダーヴィルト大学から大阪公立大学へ転任された、生物統計の専門家。Youtubeで新谷先生の分かりやすいRの話を聞くことができる。
 アプリも開発されるとのことで、忙しいERでも、VF症例に対してECPRをどうするか検討する材料として使えるかもしれない。