「DUNE/デューン 砂の惑星 PART2」鑑賞。


一作目と同じく三時間近くあり、正直、PART1は、退屈した部分もあったが。
今回は、いわば「復讐篇」。
PART1で父を殺された主人公ポールが、救世主として砂漠の民フレーメンを率い、ハルコネン家や皇帝に戦いを挑む。
 

見せ場につぐ見せ場で、巨大メカや、サンドワームも出まくり。
大スケールの特撮アクションに目が奪われた。
これぞ映画館で見る映画!というスケール感。
 

リンチ版との比較も楽しい。


リンチ版では、かなり雑に端折られちゃった、ポールのライバル的存在フェイド・ラウサのキャラクターを、丁寧に描写してたね。


しかし荘厳で完璧な、ヴィルヌーヴ監督版を見ると、禍々しい、見世物小屋の様な、リンチ監督版の評価も上がるから不思議だ。
 

なお吹替で見ると「敵を倒して決め台詞を言う大塚芳忠」が堪能できる。
ただし芳忠キャラは、後半からの登場なので、芳忠マニアは要注意だ。

 

「『キングスマン』ってシリーズを追うごとにダメになってくな。やっぱ監督がマシュー・ヴォーンじゃなきゃダメだな。って、2作目も3作目もマシュー・ヴォーンだったんかーい」でお馴染み。
みんな大好き、『キック・アス』で、永遠童貞の印象も強い、マシュー・ヴォーン監督 最新作。


いやこれは良かった。


スパイ小説を書くベストセラー女流作家が、本物の悪の組織に狙われる。
俺、こういうメタなネタ、大好きなんですよ。


虚構と現実、敵と味方が、二転三転どころか四転五転。
ドンデン返しにつぐドンデン返しで、「あれ?今、どっちが味方なんだっけ?」とか思っていると、バババババッと伏線回収して、最後にビシッとオチがつく。


いや、面白かったのではないでしょうか。


『キングスマン』に続き、格闘は、その辺にある物を使う成家班スタイルでニッコリ。


ただ、本作に限らずですが……。
スパイと◯◯◯◯って、ちょっと安易に使われ過すぎね?
俺、90年代から見てるんだけど。


あと長いよ!
日本人が普段、気楽に見る映画としては、あまりにボリューミー。
あと30分切れるよ!と俺の前に座っていたカップルの男が言ってました。


香港映画ファンは、ラストの字幕に号泣します。

 

このビジュアルで「俺には関係ない映画だなー」と思うどころか、視界にも入ってなかった『哀れなるものたち』を見ました。


見た人たちが、絶賛してるんで行ってきたのです。

見てよかった!
 

ウィレム・デフォーのブラック・ジャック!
どっちかと言うと「フランケン・ふらん」か!


アート映画の様な題名とビジュアルながら「フランケンシュタイン博士がモンスターで、さらにモンスターを作っちゃった」みたいな、オフビートなホラーコメディ。


まず予備知識なしで見たんで、モノクロ映画でビックリしました。
無垢だったヒロインが、世界を知るにつれ、カラーになっていく。


あと、特撮もいっぱいあるのでいい(結局そこか)。


人生とは、男女とは、家族とはを考えさせられる一面も。
男性としては、反省する事もしばしば。


しかし「船旅パートと娼館パート、なげぇよ」と思いつつ。
あのオチは、ビシッと決まった!


天才バカボンみたいな酷いオチだけどw

 

 

TVシリーズ終了から20年近く経って公開されたのに、大ヒットしている『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見てきました。

当方、SEEDシリーズ未見で、ガンダムチャンネルの60分のダイジェスト映像を見てから行ったんですが。

デュランダルのディスティニープランとか、予習しといて良かったw

しかし面白かったな……。

ロボ戦、陰謀、恋愛の揉め事!のループで、アッという間の2時間20分。

ラクスさんが敵の王子様に寝取られそうで、キラをはじめ、いろんな人が落ち込むとか、ドキドキしちゃった。

もう一回、見たいなー。

ダイジェスト見て、可哀想に思った、シン・アスカが大活躍していて良かったです。
 

 

新宿ピカデリーの「マクロスプラス」ライブ音響上映に行きました。

もうすぐ30周年か。
テレビの「マクロス7」と同時展開じゃなかっだっけ。

メカ作画が物凄いのはわかっていたが、「ボーカロイド」や「AI」など、今を予言した様な設定にも驚く。

当時は「バルキリーの活躍が見たいから、いらないなぁ」と思った人間ドラマも。

「異星人」というSFを必要最低限だけ入れ、何が起こったかを最後まで言わないソリッドさがよい。

そして登場人物三人の青春が、余りにも眩しい。
鑑賞時には登場人物と同年齢だった俺たちが、いろいろ失ったからだろう。

 

年を取ると、青春の輝きが眩しく見えるなぁ。