オズの魔法使い
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オズの魔法使い(オズのまほうつかい、The Wonderful Wizard of Oz)はライマン・フランク・ボーム (Lyman Frank Baum)を著者とする、児童文学 小説 。 この後、ボームが14冊、彼の死後他の作者等がオズ・シーリーズ(Oz books )を出版している。
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ライマン・フランク・ボーム
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ライマン・フランク・ボーム(Lyman Frank Baum、1856年 5月15日 - 1919年 5月6日 )は、アメリカ合衆国 の児童文学 作家、ファンタジー 作家。バウム、バーム等の表記も見られる。
60編以上の童話、児童文学 作品を執筆しており、特に『オズの魔法使い 』をはじめとする「オズ」シリーズの作者として有名。エディス・ヴァン・ダイン(Edith Van Dyne)、ローラ・バンクロフト(Laura Bancroft)など、女性名義を含む多くのペンネームでも活動した。 戯曲 家、俳優 、自主映画 制作者としての活動歴もある。
ケルト人
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ケルト人(ケルトじん、Celt, Kelt)は、中央アジア の草原から馬 と車輪 付きの乗り物(戦車 、馬車 )を持ってヨーロッパ に渡来したインド・ヨーロッパ語族 ケルト語派 の民族である。
古代ローマ人からはガリア人とも呼ばれていたが、「ケルト人」と「ガリア人 」は必ずしも同義ではなく、ガリア 地域に居住してガリア語 またはゴール語 を話した人々のみが「ガリア人 」なのだとも考えられる。
ブリテン諸島 のアイルランド 、スコットランド 、ウェールズ 、コーンウォル 、コーンウォルから移住したブルターニュ のブルトン人 などにその民族と言語が現存している。
現在のケルトという言葉は言語・文化の区分を示すための近現代になってから作られた用語であり、古代~中世において右図で表されている地域の住民 が、「ケルト人」として一体的な民族意識を持っていたとは考えられていない。そのため歴史学などでは「ケルト人(Celts)」という言葉は使わず、「ケ ルト系(Celtic)」という言葉を便宜的に使っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%88%E4%BA%BA
ケルト神話
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ケルト神話(けるとしんわ)とは、アイルランド 、ウェールズ のケルト人 に伝わる神話 群。いくつかある神話群の集合体であり、時期や主人公が相異する。
ダーナ神族 [編集 ]
エリン島(アイルランド)に訪れたいくつかの種族の物語である。物語の中心となるのは女神ダヌ (Danu)を母神とするトゥアハ・デ・ダナーン (Tuatha De Danann)ことダーナ神族 。日本で一般にケルト神話と呼ばれるのはこの物語である。
また、多くの神話が、このダヌ の子達とフォモール族 の女神ダヌム の子達の戦いを描いている。
モリガン [編集 ]
モリガン は古代ケルト-アイルランドの三位一体の戦いの女神である。彼女の集合体はモリガンとして知られている。しかし、彼女の神性も以下の3柱と関係する。マッハ (Macha)とネヴァン (Nemhain)、バドゥブ(Badb)[1] 。
それぞれ3柱は戦闘で違う面を見せる。彼女はTrain Bo Cualingeの中ではほとんど共通の関係だと知られている。この中で彼女は主人公クー・フーリン を助けたり、邪魔したりする。そして、「Cath Maige Tureadh」 の中では、詩人で魔法使いで権力者という役割を演じ、ダーナ神族 に勝利をもたらす。彼女(達)はほぼ毎回カラスもしくはオオガラスとして描かれる(その場合はバイブ・カハ(Badhbh Cath)と呼ばれる)[2] 。
ルー [編集 ]
イルダーナ(Il-Dana)やドルドナ(Dordona)など、「全知全能」を意味する名で呼ばれる場合もある。
「ルー (神) 」を参照
その他 [編集 ]
女神ブリギッド (Brigid)、ダグザ (Dagda)の娘、Tailtiuやマッハ (Macha)のような自然神、馬の女神エポナ (Epona)、男神を含み鍛冶の神で不滅のビール 醸造者のゴヴニュ (Goibniu)。
アルスター伝説 [編集 ]
ミレシア一族がダーナ神族を破り、アイルランドを制覇した後の物語である。英雄クー・フーリン (Cu Chulainn)の物語が主。他に、災いをもたらす女デアドラ の物語など。
フィアナ伝説 [編集 ]
アルスター伝説から3世紀ほど後のもので、フィン・マックール (Fin mac cumhail)から三代続く、フィアナ騎士団 の物語群である。フィン・マックールとは、クールの息子フィンという意味で、フィンには美しい、の意がある[3] 。
物語の始まり [編集 ]
フィン・マックールはヌァザ の孫娘ムィルナ とフィアナ騎士団の団長クール (Cumhail)との間に生まれ、ディムナと名付けられるが、父は彼の生まれる前にライバルのゴール・マック・モーン (Goll mac Morn)に殺される。ムィルナはフィン・マックールを信頼できる二人の女性に預け、フィン・マックールは森の中で英才教育を受けて育つ。
知恵の鮭 [編集 ]
フィン・マックールはボイン川 近くで出会ったフィネガス の弟子となる。7年経ち、もうすぐ成人しようというとき、フィネガスに命じられ、食べたものにあらゆる知識を与えるという知恵の鮭 ・フィンタン の 調理を行う。鮭を調理してもってきたフィンをみたフィネガスは、彼の顔つきが変わったのを見咎めて、鮭を食べたのかと質問すると、フィンは食べてはいない が調理中に鮭の脂が跳ねて親指を火傷したので口に含んだと答える。その後、彼は困ったときに親指を口に含むとたちまち名案が浮かぶようになった。彼は後に ゴールへ復讐を果たした、また一説によればゴールを許し、配下に迎えたという。
ウェールズ神話 [編集 ]
ウェールズ の吟遊詩人 の口承に基づく物語群。アーサー王 の 物語として日本でも広く知られている物語を含む。文字による記録は、現存する最古のものでも13世紀頃のもので、そのままを古代からの伝承と受け取る事は できないが、「魔力を持つ切り落とされた首」などの点で、アルスター伝説との共通性、更には大陸のケルト人が残した彫刻から推測される「首への強い執着」 との関連性等が認められる。
主な資料となっているのはマビノギオン であり、これは中世ウェールズ語の写本が原典となっている。シャーロット・ゲスト が19世紀に初めての完訳を行った際にタイトルにしたものが定着したのであるが、この根拠となった写本に1カ所だけ存在する「マビノギオン」という言葉は写本の誤写によるものと現在は考えられている[4] 。
ウェールズの神 [編集 ]
アリアンロッド (Arianrhod)、ケルトの主神ダヌ (ウェールズの地母神、ドンとも呼ばれる。)の娘。月の女神で銀の車輪という意味の名を持つ。時のシンボルでもあり出産にも関与する。ウェールズ人が崇拝した北かんむり座の守護神。ブリギッド と同一視されることもある。
プゥイール (Pwyll)、ウェールズ 南西にある、ダベッドの君主でウェールズの英雄とも言える存在。知恵という意味の名を持つ。アンヌン (地下にある妖精の国)の王であるアラウンを助けてアラウン の宿敵ハフガン を討つ。後にリーアノン と出会い結婚する。彼女との間にプリュデリ という子供がいる。
リーアノン (リヒアンノン、フリアンノン、Rhiannon)、月と馬の女神で偉大なる女王という意味の名を持つ。金髪で美しい女性、忠実な白い雌馬に乗り死者の魂を地球から死後の世界へと導く。プゥイールの妻となり彼が死ぬまで幸せに暮らす。その後マナウィダン と結婚する。
マナウィダン (Manawydan)海神フリール (Llyr)の息子。マナナーン・マクリール (Manannan mac Lir)とも呼ばれる魔術師。
脚注 [編集 ]
関連項目 [編集 ]
関連書籍他 [編集 ]
- フランク ディレイニー 鶴岡真弓 訳 『ケルトの神話・伝説』 創元社 ISBN 4422230069
- 井村君江 『ケルトの神話』女神と英雄と妖精と ちくま文庫 筑摩書房 ISBN 4480023925
- プロインシァス・マッカーナ 松田 幸雄 訳 『ケルト神話』 青土社 ISBN 479175137X
外部リンク [編集 ]