カスパロフがディープブルーに負けたのはまだ記憶にあたらしい。
普段はチェスのニュースなどほとんどとりあげない日本のマスコミもこぞって報道したので、多くの方が耳にしたのではないかと思います。
チャンピオンがコンピュータに負けた。
これは当時、チェスに興味を抱きはじめていた私にはかなり大きな出来事でした。
しかし、この対局の内容について書かれた本を読んでみると、カスパロフ側が一方的に不利な対局であったことがわかります。
カスパロフはコンピュータに負けた最初のチャンピオンという汚名を着せられたまま現役を退きましたが
それでもカスパロフの力を知っている他国の報道は冷静でした。カスパロフに対する尊敬の念はかわりません。
それに比べて日本の報道は世界チャンピオンが負けたということ以外に何も伝えようとはしません。
人間の力を過大評価することは避けたいですが、このようなハプニングを決定的なこととして報道してその後のホローも何もしない日本の報道の無責任さに対して、以来私は信用を置けなくなってしまいました。
チェスをやるには二つの面を持たなければならないとつくづく思います。

ボード上では血に飢えたバーバリアン。

ボード以外ではジェントルマン。

対局マナーが悪いと誰からも相手にされなくなりますが、ひと度ゲームが始まったら非情にならなければ勝てませんからね。

書くまでもなかったかな(^.^)
ネットでの対戦だと必ずソフト使いに悩まされる。

人間対人間でやりたければ変則チェスしかないと思ったからです。

メジャーな変則チェスは既にソフトがつくられてますから、オリジナルのフェアリーを定期的にルールを変えながらやるのが理想ですね。