採集を始めてから、ずっと興味のあった翡翠。
しかし、判別の難しさや産地の遠さからなかなか
手が出せずにいました。

何年かウダウダしてるうちに、知り合った方との
やり取りでいくつか頂いちゃった事もあって、それで
「まーこれでいっか」w
そんなわけで、好きな鉱物なのに自分で採集してないし
見分けもつかないという状態のまま今に至ります。^^;

コランダム採集で何度か出向く機会はあったのですが、
どーしても自分で判断ができないのがイヤで避けてました。

数年前に近くに1ヶ月ほど出張しまして、もうダメモトで
いいやという感じで行ってみました。(4月)

数十センチの積雪でアッサリ断念TT
帰り際の河川敷の場所でシクシクしながら歩いてたら
(恐らく)地元の常連さんが声をかけてくれていろいろ
見てもらいました。 恥ずかしくて結果が書けない(笑)
まーヒスイはあったんですけどね^^;

川沿いのお土産やさんで1こよさげなのを買って
帰りました。 正直なところ「なんでこれがこの値段?」って
思ったのですが。
$The Key of Gaia出張所-翡翠2
これが購入したもの。 非研磨。

石は所詮石ですからねw
綺麗だろうが珍しかろうが、興味のない人には価値は0です。
国際的に価値を定められている(シンジケート)のは
金(その他)とダイアモンドくらいなのでしょうか?
まぁそれも今どーなのって感じなんですが・・・。

需要があるから、供給がでてくる。
翡翠輝石って、他の宝石鉱物と比べてそんなに希少な物では
ないはず。 実際、翡翠の価値が高いのは日本が圧倒的です。

去年、中国の西安へ行った際に国土資源部西安鉱産資源鑑定センターなる
場所へ行きました。所謂、鉱物研究所のような施設ですね。
公的な機関のようで、白衣を纏った所員がいろいろ部屋を
説明してゆきます。 そして最後に通された部屋には・・・

ガラスケース満載の販売ルーム(笑)
メインは翡翠ですが原石は全くと言っていい程なし。
まぁ、ニセモノが横行するのを防ごうという趣旨があるらしく
「ここで買えば安心ですよ」って事なのでしょう。
しかし値段は・・・間違いない本物ならこれでいいと
思ってるのか!的じゃぱに~ずプライス+αw

販売してる人も皆、白衣を着た「所員」?っぽい人でした。
どーにもモヤモヤしてたので、数点飾ってあった原石標本
(勿論売り物)のうちの1つについて所員さんに聞いてみました。


「あれは、Fluoriteですか?」
「はぃ?」
(発音悪かったかな?)
・・・そして数回聞いた後、所員さんがゆったのが
「ワカリマセン。デモ、アレハほたるいしデス~」

研究してる人が、学名を知らないのに日本名を知ってるって
段階でなんとなくいろんな事が理解できました。
そもそも西安あたりで蛍石? 見た感じは雲南あたりの物では
ないかと思いました。

翡翠ってやはり研磨することが前提となってるのでしょう。
原石の価値も、宝飾品となったときにどれだけ綺麗なものが
できるかという感じで。
私が今ひとつ翡翠にのめり込めないのは、きっとそれらの
情況とかに辟易してるのもあるんでしょうね。
結晶として採集できないのもありますが、かといって十分
魅力のある鉱物ですし、機会があれば良い物を採りたいと
思っています。

$The Key of Gaia出張所-翡翠3ー1The Key of Gaia出張所-翡翠3-2
頂き物の翡翠。 右は緑部分の拡大。

The Key of Gaia出張所-翡翠青The Key of Gaia出張所-翡翠1
左も頂き物の「青翡翠」。自分で磨きました(汗
コバルト翡翠とか言われるようですが、コバルトは
入ってません(笑) 発色要因は鉄とチタンのようです。
他にもラベンダーとか数個貰ったはずなんですが
行方不明w
右は、いつの間にか持ってた翡翠(笑)
研磨してあるのですが、ど~やって入手したのか
ど~しても思い出せませんヽ(@∇@)ノ


ま。 私は今のままで付かず離れずというスタンスで。
そのほうが翡翠を求めておられる方々のお邪魔にならない
でしょうからねぃ。(-_-;)