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我が子をどのように育てていくか -- この命題に対して、時代と共に様々な価値観が生まれているが、最近は「勉強ができる」「受験に勝ち抜く」といったかつての教育のわかりやすい目標よりも、将来を見据えた「社会を生き抜く力」を重視する傾向にあるようだ。また、変わる時代の教育に悩める母親の姿が調査結果から浮き彫りとなった。

● 「社会を生き抜く力」を重視。だが多くの母親が「教育に自信なし」。

これは、「早寝早起き朝ご飯」、「百ます計算」など「陰山メソッド」を提唱した初等教育の権威、陰山 英男氏(立命館大学 教育開発推進機構 教授)による監修の下、幼稚園年長から小学4年生までの子を持つ母親1,500名を対象に行った調査会社による意識調査によるもの。

子どもの教育で重視している価値観について、「社会を生き抜く力」を重要だと回答した母親は93.7%にのぼったという。更に教育方針に関する重視点でも、「面倒くさいことや難しいことでもあきらめない姿勢」「特定せず幅広い知識を身につけさせること」などの項目が上位に挙がっている。

教育における重視点は「社会を生き抜く力」

母親が示す教育方針に関する重視点


一方で、64.8%の母親が自身の教育に自信がないと答えた。「勉強ができる、受験に勝ち抜く力」よりも、「社会を生き抜く力」を重視する母親ほど、自分の行っている教育に自信を持っていない傾向も確認された。子どもの将来のために重視したい意識を持ちつつも、変化の時代の中に起こった前例のない教育方針ゆえに、自信を持って実践できてない様子がうかがえる。

我が子の教育に「自信がない」という母親は多い


●「社会を生き抜く力」ってなんだろう。親が持つべき3つの視点。

調査結果を受けて陰山氏は、「母親が教育において重視している項目(前記)には、『社会で生き抜く力』につながる3つのポイントが隠れており、それこそが、将来性を養うために、就学したてのうちから家庭教育において取り組める具体的な教育方法」とし、下記の3つの視点を大事にすることが大切だと主張する。

1.目標設定力をつけさせる

絶え間ない努力が求められる社会を走り続けるためには、すなわち夢やあこがれを持ち、目標を設定する力が重要だという。親が目標を与えるのではなく、子ども自身に目標を設定させることがポイントだ。幅広い物事への興味を喚起させ、理想や夢に向かって自発的に取り組む意識が、子どもの向上心やモチベーションの維持に繋がる。

2.本質を見抜く理解力を磨かせる

ビジネス社会では効率性が求められる。限られた時間で無駄を削ぎ落としながら、達成すべき仕事の本質に特化して取り組むことができるようになるためには、子どものころから情報分析や問題解決への基本姿勢を身に付け、ものごとの本質を見抜くことを意識づけさせることが重要だ。子どもは、様々なものごとの「違い」を発見することで、「なぜ?なに?」という疑問を抱くようになる。疑問のままにしたり、答えを与えるのではなく、親が一緒に行動し、答えを見つける喜びや新たな疑問を生み出すきっかけを体験させることで、物事の本質を知りたいという好奇心を伸ばすことができるのである。

3.学び続ける姿勢を育てる

変化し続ける社会や環境に対応していくためには、大人になってからも学びの姿勢が必要になる。この「学び続ける姿勢」を育てるためには、規則正しい生活習慣が重要になるという。食事の時間、勉強の時間、テレビの時間、遊ぶ時間など生活習慣を維持するための“規則”も子どもと一緒に考えて決定し、守らせることで自立心が育つ。また、家庭学習も目標時間を決めて集中して行わせることで、達成感が生まれ、学びを楽しむ子に育つ。

● 家庭学習の目的をシフトせよ!初等教育は「詰め込む」よりも「楽しむ」へ

陰山氏は、3つのポイントを具体的に実践する前提として家庭学習は時間を短くし、集中させることが重要だと主張する。「学年×15~20分程度」の短い時間で集中して勉強することで、集中力を養いつつ、毎日の生活に無理なく学習を習慣化することができるのだ。

自然に学習習慣が身についていないうちは、勉強の時間を強いても、それは苦痛にしかならず、かえって勉強嫌いになってしまう。親も共に取り組み、学ぶ喜び、達成感を教えることで、低学年のうちから「学び」が好奇心の延長となり、社会を生き抜く力を得るという。

この先のビジネス環境はこれまで以上に不透明だ。子供の将来を見据え、「社会を生き抜く力」を培うための“新しい教育の軸”を実践していくことが今まさに親たちに求められている。学びの観点を変えなくてはいけないのは、親の方なのかもしれない。