どこにでもいるだろう

実は好きだったけど、告白できなかった
好かれてはいたけど、隣の友人に惹かれて友人に対して恋愛感情をいただき離れていく

相談した相手が悪く、片思いの子のことを話したら相談した相手が片思いの子に嘘の情報を流してグループや職場での地位が危うくなり、そんな経験を五年のうち2回も経験して
職すらなくして人間不信になったり…

…これは作者に限った話か…

まぁ、まとめるなら
「恋愛」は誰でも起こりうる話だ
そう少年少女でも、それは例外ではない

ブレザーを着た少女はいった
「好きです…付き合ってください」

そう、ここにもまた一人
愛の形を言葉に具現化している少女がいる

そう、恋愛は自由だ
誰が誰を好きになろうと勝手だ

なんだったら、遥か昔のどこぞの国では、無機物である塔と結婚すらしている
どこだったか…確か、エッフェル塔だったかな?

ただ、その国の人が素敵だとか美しいとかと思っての惚れたはれたは自由だ

ただ、ここはどこか遠くの国とかのレベルじゃない
俺の隣だっっ!!!

最初声をかけてきた時、「俺?!」と思ったら…幼児のように
頭を大きくブンブン振り回して否定してきた

そんなに否定されたら泣いちゃうよ、…俺

で、目が合ったのは俺の隣だった…

だが仕方ない
「申し訳ありませんが…私は使用人です…」
「全然構いません!!」
めっっちゃ力強くきやがった
いや、こっちのこと(俺)を考えてほしいんだけど

鍔木、年は近く使用人として雇われている
端正に整った顔、服を着たままでもわかるスタイルの良さ、身長もそれなりにある
誰もが惚れる、世に言うイケメンだ

よく見ると少し離れた街路樹。
銀杏の木から告白女と同じブレザーを着た二人の女の子が覗いていた
今のご時世に友達同行で告白とは…

だがうちの使用人の鍔木は日中から夜にかけて、四六時中も俺のそばにいる
そして、俺自身が家や室内にいることが多いので、近づくチャンスを逃せばまず告白できない

別の見方もある
外にいる時は、鍔木が世話係として働いてる間、だいたいの時は俺がいるから相手は告白できない

あれ…なんでだろう、目から涙が出てきた
悲しいんだけど
なんで、俺が告白されないの…

そう、おはようからおやすみまで….

「お願いします、どうか一回でいいですから…
ちょっとだけ、1時間だけでも」
受け取り方を少し間違えたら、ナンパしてきた危ないおじさんみたくなってきた

あれだよね、デートってことだよね
女子よ、そうだよね?
と俺はなるべく遠目で眺めてみていたが
「……」
「…」
お互いが見つめ合うが、

せめて「デートですかっ?」
と聞いてあげて!!!?
もしくは言ってあげて?

気まずいよ、遠目でこちらを覗いてる女子二人も怪訝な、困った表情で見てるよ

まぁただ俺は、この告白の答えを知っている…
いつものこと、というほどではないが
この告白まで行き着いた女子の皆さん方は一人や10人という話ではない

うちの鍔木は顔がいい

答えは、二つに一つだが…

「一つお聞きしますが、私のことはどこまでわかってますか?」
「それは…一つずつ知っていきましょう、どんなハードなことでも構いません!!
隅から隅まで、手取り足取り…ふヘッ…」

多分、彼女は初デートに山登りとか行くタイプなのかな?

ちなみに初デートや付き合う前の男女が、二人で遊園地に行くのは、誘われた側としてはハードルが高いので、遊園地に行くのはなるべく控えた方がいいらしい
って雑誌でみた記憶がある

ハードなことってなんだろう〜?
僕、子供だからわかんなーいなぁ…
って蝶ネクタイと眼鏡をかけた名探偵少年になりたいよ

「申し訳ありませんが、そう言った申し出にはお受け出来ません」
シンシに受け答えするウチの鍔木…
女子には優しいんだよ、本当よくモテる(泣)

「そんな、私頑張りますから、***も頑張って上手くなりますし、*****でもお受けします!!***でも***でも、なんなら*ッ*でも、***でも、少し恥ずかしいですけど、お望みなら屋外でもやらさせて….」

難しい単語が次出てきて必死な表情、というか狂気の沙汰ではない

ちなみに彼女の友達は…手取り足取り、ふへッ…のくだりからいなくなっていた

分かるよ、辛いだろう

ただ友人二人はこの後のことを知らないことになる
赤面するウチの鍔木
というより、真っ青…ドン引きだっ!!

そりゃそうだ!!
往来の行き交う道ではないが、たまに人は通っていく
告白の後が、ある意味カミングアウトみたいなものだ
プルプル震えながら、衝撃的な言葉を彼女にとっての衝撃的な真実で返す
「無理です」
「そんなっ!!?、なんで!?」
むしろなんでイケると思えたっ!!
まぁ、ツッコミはここまで
トドメと行こう…
「私は…、







、女です!!」

そう、これが二つのうちのもう一つ
****
嵐は過ぎ去った…
というより置き去りにした
その後は地団駄を踏む勢い?というべきか、鍔木はゆっくりペースを合わせてくれるが、その一歩一歩はアスファルトを踏む抜くんじゃないかというくらい道を力強く踏みしめて…

というより若干、道がヒビだらけになっていた…
マジかよ….
すると
「主は……その、………・………さっ…」
鍔木の声は小さくかすれるような声で問い?かけていたようにも聞こえる


声が小さくて聞き取れなかず、その後はおこったのか颯爽と先に進んでいく

これは鍔木との物語
鍔木との日常が進んでいく物語でぇあーる。