携帯なくしました!よって、通信手段と娯楽が絶たれることになりました。アフリカでも経験したけど、携帯使えない生活も悪いもんじゃない。ただ、困るなあ、やっぱり。それと、どうやって解約手続きすれば良いんでしょ?
スウェーデンにいます。寒いです。当然。


気温的には、暖かいときは最高気温8度くらいで、夜も氷点下くらい。つまり、北海道の方が寒い、多分。
しかし、実際はそれ以上に寒く感じる。
というのも、風が強いし、雨が多い。

風は基本北風。北に向かってるから、向かい風になる。追い風になる望みがないのがつらい。海の近くだからか、かなりの強風が吹き荒れる。煽られてこけることもたまに。
北欧だけじゃないけど、この季節は雨の季節らしい。日本のようにずっと降ってるんではなく、ちょっとずつ何回も降る。たまに10秒だけ降ってやむときもある。。いやらしい。

加えて、日が短い。日の出7時40分、日の入り16時だったかな。道が暗いので、夜は走れない。

こんな悪条件なんで、ちっとも進まない。

今はまだ中部くらいだからいいけど、もっと北に行けば、日が全くのぼらないらしいし、当然寒い。スカンジナビアは、日本列島と同じくらいなので、沖縄から北海道まで緯度をあげるわけですから、どうなるのか?

僕はスウェーデン人に一言言いたい。
「こんな環境での生活に疑問をもつべき」と。

こんな思うようにならない環境でイライラもするわけですが、そういう時はこう叫ぶようにしてます。

「我に七難八苦を与えたまえ!はっはっはー」

かの有名な戦国武将の一言であります。
難題がすでにいくつもあるのに、更に難題カモン!という、とんでもなくドMな発想。しかし、そんな難題なんか全部乗り越えてやるもんねー、っていう決意でもある。今の状況にぴったんこ!!
悪条件に悪条件を重ねてくるドSなお天気に対するには、ドMな発想しかないのだ。

ちなみに、マンガみたいに「はっはっはー」って笑うと気持ちいいです。。
てか、大声出すといいですね。どうせ気にする人誰もいないし。


でも、さすがに南から北までだと2ヶ月はかかりそうなので、電車に乗ってみました。
スウェーデンの電車すげー。高福祉国家だから、車イス用のスペースは当たり前だけど、子供用の遊具やペット可の車両もある。
にもかかわらず、自転車は長距離はダメ。ヨーロッパの電車は、自転車乗せていいと思ってたけど、かなり限定される上に別料金を払う必要があるので使えない。
「自転車載せていい?」って係の人に聞くと、ダメ!って言われるのは決まってるんで、輪行(ばらして袋に入れて運ぶ)して、黙って載せました。チケットセンターで聞いたら、「大きいバッグなら問題ないわよ」と言ってたので。輪行すれば、扱いは「自転車」ではなく「バッグ」なのでいいわけできるし。

こちらの人間はよく言われるように、ダメなもんは絶対にダメといってきます。一言でいうと、頑固もんばっか。
真正面からぶつかっても勝てないので、するりと避けるように問題を対処することが重要だと思いました。。

柔よく剛を制す、ってやつでしょうか。
「Erotik shop」

とか多いすね。ヨーロッパは。

エロティックならまだいいですが、多数派は、

「sex shop」

うむ。わかりやすい。。


ベルリンは、世界でも有数の博物館都市(?)
その数170超!
いや、他の都市がいくつあるかわかりませんが。

目玉は「壁博物館」。ベルリンの壁の展示。ちなみに、壁の破片が無数に売ってます。結構高い。
ドイツや南アフリカなんかは、歴史の暗部を観光のポイントにするんですよね。したたかというか…

他には、「ベルガモン博物館」という、大英博物館やルーブル美術館に並び称される考古学博物館があります。

しかし、それらを霞ませるのが、、


「Erotik museum」

自転車で走ってたら、デカデカと書いてありました。そして、ボンテージにムチのマネキンが。
即座に入館!


一階は、ただのエロを扱う店。AVやコンドーム、エロ下着、、、がいっぱい。おもちゃ系もかなり豊富。
メイドインチャイナが多い。さすが「世界の工場」。あと、日本製?もありました。「ウタマロ」って書いてあった。

ゲイに寛容な国らしく、ゲイもののAVコーナーがあった。。あんなに多くのち〇こを見たのは初めてで萎えた。モザイクないようなので。
あと、69ビールなんてのもあった。夢のこらぼ。


この時点でかなり面白いんですが、博物館も一応見てみる。

ショップと異なり(?)、マジメ路線なユーモア。
基本的にエロティックな絵の展示。大抵性器が露骨に描いてある絵ですが。。
何故か「18C、Japan」って書いてある浮世絵チックな日本画ばかりだった。。


エロの異文化を知るってことか?




つづいてー



チェコからドイツの国境付近。この辺りは、深い山でこの時は深い霧の中の登坂。前に明かりが見える。おっ、ボーダーかな?と思ったが、ただのあばら小屋。落胆して、フロントバックの地図を見ながら、その小屋の脇を進んでいく。ふとその小屋に目をやると、


「下着姿の金髪の女性が大きな窓の内にいる」



……

なかば反射的に視線を反らし、また視ると、、


セクシーポーズ!!



山の中
あばら小屋で
セクシーポーズ(字余り)


どうしたと思います?僕。

怖くて逃げました。。

だって、ありえないすもん。本気で夢かはたまた魔法にでもかかってると思いましたよー


しばらくして分析しましたが、あれは有名な「飾り窓」の模倣で、チェコじゃ違法(本家のオランダは合法)だから、ひっそりと山の中で営業。
んで、ターゲットはドイツのエロガッパ。やはりチェコとドイツじゃ、所得が違いますからね。

あと、どうみても買いそうにない僕にまで、ポージングするおねーさんは、プロフェッショナル(笑)


ソーセージとビール、そしてエロティックの国、それがドイツ。

魅力的な国ですね。。